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2023年10月

2023/10/31

■第26回益田サロン「心と言葉と時間 パート3」報告

今回は、円錐の上に逆円錐を重ねた新しい「環境-生物モデル」の話から始まりました。
下の円錐世界を仮に「空間に生きている世界」、上の円錐世界を「時間に生きている世界」とすれば、「生物と環境」の関係は全く違う関係にあるというのが、益田さんの最初の指摘です。

「空間に生きている世界」では、同心円モデルで繰り返し説明されてきたように、環境(のようなもの)が生物(のようなもの)を生み出していくと同時に、本来の関係にある環境と生物はお互いに支え合っている関係にあります。
つまり生物のようなものは、本来の関係にある環境を決して壊さないのです。そうしたことは、病原菌と宿主の関係を例にして、これまで詳しく解説されてきています。

ところが2つの円錐の接点(益田さんはそれをとりあえず「ゼロ点」と表現しました)を境にして「生物と環境」の関係は大きく変わっていくのです。
端的に言えば、環境が生物を生むのではなく、生物が環境を創り出していく。
そして、その世界では、環境と生物をつなぐものとして、あるいは生物同士をつなぐものとして「言葉」が生まれ、それが抽象的な環境を生み出していく。

下の同心円モデルでは、体から心が生まれ、そこから欲が生まれ、さらに名誉欲や金銭欲のような、抽象的な欲が生まれてくる。つまり環境(のようなもの)が生物(のようなもの)を創り出していた。

しかし、ゼロ点を超えた上の「時間に生きている世界」では、「空間の生きている世界」で生み出された「欲」が主役となり、その欲が自らを実現するためにつながりながら、欲を実現するための環境を創り出していく。
益田さんは、それを「私欲が公欲」を創り出すというのです。

たとえば、それぞれがばらばらに私欲を実現していたら混乱が生ずるので、お互いに私欲を満たすための公衆(例えば公衆便所や売買のための金銭)の仕組みを創り出す、というわけです。これを益田さんは「公欲」と呼ぶのです。

上の世界と下の世界の違いは、たとえば言葉や概念があるかないかです。
ちなみに、上の世界を持っているのは人間だけだと益田さんは言います。
そして、公欲は、その上の円錐が別の人と重なるところに発生する。そこに「公」という概念が生まれるというのです。

かなり大雑把に整理しましたが、以上が私の理解した今回の益田さんの話です。

さらに益田さんは、こうした捉え方をすれば、人間が行っている3つの破壊行動(環境破壊、健康破壊、自殺)や引きこもりなどの問題を解決するヒントが得られるかもしれないと考えているようです。

世界を変えてしまう「欲」とはなにか。
そこが大きな問題のような気がします。
益田さんが言う「欲」は、体から生み出されたのに、体を超えて、どんどんと進んでしまう。体を維持するための食欲が、体を壊す過食になってしまい、さらには心さえ壊しかねない金銭欲や名誉欲を生み出してしまう。
そしてさらには「ゼロ点」を超えて、欲のための世界を創り出すになる。

私自身は、「欲」というよりも、ここは「意識」と言った方がわかりやすいような気もしますし(益田さんは賛成しませんが)、そもそも「公」という文字をこういう使い方をするには違和感があります。
しかし、逆に違和感や異論があればこそ、そこから学ぶべきことがあるはずです。何かが見えてくるようで見えてこない、そんな感じで話し合いは終わったような気もします。

そこでさらに次回は、これをベースにもう少し具体的に掘り下げられないか、ということで、「心と言葉と時間 パート4」を開催することになりました。

と言っても話し合いは今回の続きというわけではありません。
益田さんも、今回の話し合いを踏まえて、さらに持論を見直し新たな問題提起をしてきてくれるでしょう。それにまだ、テーマにある言葉と時間についての話はあまり出ていません。
さらにいえば、生物と環境の関係という最初のテーマにも新しい視点が加わってくるかもしれません。

次回はまだ日程は決まっていませんが、できれば11月下旬を予定しています。

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■がん民間療法体験40:『グリーンファーマシイ』

今日もまた、実際の民間療法体験ではない話です。

ちなみに民間療法体験は、昨日も今日もいつも通りに進んでいますが、時々、逸脱してしまいます。
昨日は孫の七五三で家族みんなで外食だったのですが、孫が選んだのが近くのブロンコビリーというステーキ屋さんでした。
まあ私にも食べられるものがあるだろうと思っていましたが、なんと肉料理以外はないのです。仕方なく、一番肉らしくないハンバーグを注文し、実際には野菜サラダとスープだけにしようと思ったのですが、食べたらおいしくて結局、すべて食べてしまいました。ついでに甘いジェラードまで食べてしまった。困ったものです。
40日奇跡プロジェクトに影響がないといいのですが。

ところで今日、紹介したいのは昔、私のホームページで紹介した本のことです。
水素ガス吸入やヒートマット座禅の時には暇ですので、いろんなことを思い出したり考えたりするのですが、それで思い出したのです。

その本は、『薬用植物の宝典 グリーンファーマシイ』という分厚い本です。
発行は1997年。著者は、米国農務省の薬用植物研究所の所長などを歴任した薬用植物(ハーブ)の世界的権威のジェームス・デューク博士です。

なぜ私が持っているかといえば、その本を日本に翻訳紹介した星合和夫さんとささやかなお付き合いがあったからです。
私は40代の頃、世界の食料需給や蛋白質問題などに関心を持っていたのですが、当時、いろいろ教えをいただいたのが星合さんです。

星合さんは、アメリカでミリオンセラーになっていたハーブ療法の専門書である本書を日本にも紹介し、できれば日本でも同じような本をつくって、各家庭の常備品にできなかという思いをお持ちでした。それで湯島にも時々来てくださっていたのです。
その思いに共感し、私もこの本の紹介をホームページでさせてもらったり、湯島のサロンで紹介したりしましたが、高価(8000円)だったこともあり、ほとんどお役には立てませんでした。それに私自身、当時は関心事が多すぎて、たぶんあまり集中できていなかったのでしょう。

むかし書いたホームページの記事を探したら、こんな紹介記事がかかれていました。

内容は、120もの疾患について、極めて実践的に、ハーブの効用が具体的に書かれています。しかも、薬草や香草ばかりではなく、穀物や野菜、果物、豆類など多くの日常的な食用植物も対象になっており、健康的な食生活の指針としても役立ちます。
また、この本を通して、私たちの健康が自然の食物といかに密接につながっているかもわかります。もちろん食生活を通じての健康保持や各種の疾患の治療にも役立ちます。

いまの私の関心事にぴったりです。
しかし、当時はまだ私自身、そうしたことへの感度が鈍かったのでしょう。この本の紹介だけで終わってしまい、何も動きださなかったようです。

改めて昨日、書棚を探して見つけ出しました。
星合さんとの思い出もあり、この本は残していたようです。
本とともに、星合さんのことが思い出されました。もうおそらく鬼籍に入られているでしょう。40代のころ、私は多くの高齢者からいろんな刺激をもらっていました。私は今、そうしたことができているだろうか。そんなことを考えてしまいました。

本の裏表紙に、「数千種の安全で自然な治療薬が、世界中のジャングル、森林及び植物園に未知の宝庫として残されています」と書かれています。
私たちが知っていることは、まだまだ世界のほんの一部なのです。

やはり民間療法体験には取り組まなければいけません。

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2023/10/30

■がん民間療法体験39:民間療法の知恵はコモンズ(みんなの財産)です

直接的な療法ではないのですが、最近、食べるものへの関心を強めています。
これまで在宅時には不規則に食べていた間食はやめましたし、好きな甘いお菓子も原則やめました。牛乳もやめましたし、生野菜もバナナもやめました。
一方、増えたのが野菜スープとキノコ料理。しかし、これは娘がつくってくれるだけで、自分で作れるものは、スライスした蒸しサツマイモと人参ジュースしかないのが問題ですが。

ところが先日のサロンに参加された“旅する料理人”の青木あいさんから乳酸発酵飲料「ミキ」の話をお聞きしました。奄美大島で愛飲されているという乳酸発酵飲料のことで、お米とサツマイモで、簡単につくれるそうです。
青木さんは、すでにユーチューブなどで、「ミキ」の普及活動に取り組まれていますが、今度、湯島でも作り方も教えてくれるサロンをやってくれるそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=XmBRs6Hl2PI

奄美大島に伝わる「ミキ」。そうした伝統的な「健康食」や「秘薬」はおそらく世界各地に存在しているはずです。
昨日もアロマセラピストの友人が、オーストラリアのアボジニリの秘薬のことを教えてくれました。昔、妻が癌になったときに、インカの秘薬を紹介してくれた友人もいました。長い歴史の中で、人類は健康維持のためのたくさんの知見を蓄えてきています。そして、たくさんの秘薬も存在しているでしょう。

いや、存在していた、というべきでしょうか。その多くの知恵は、欧米の大手製薬会社に買い占められて、今では現地の人でさえ使えずに、時間とともにその知恵そのものが失われつつあると言われています。おそらく日本でも同じようなことが進められている。
知的所有権などという極めておかしな発想によって、みんなで育ててきた人類の知恵が、誰かの私有物になってしまうことに大きな怒りを感じます。
人類みんなの知恵は、みんなが使えるコモンズにしていかねばいけません。

もっとも、これらの知恵も基本的には、「身土不二」的なものでしょうが、しかしそのなかにはほかの場所に住む人にも効果があるものもあるかもしれません。さらにいえば、大きな意味での「身土不二」の発想があってもいい。

そういう意味でも、「民間療法」への取り組みは、もっとみんなで挑戦していき、その体験や経緯、結果や知見を公開し、積み重ねていかねばいけません。誰かに管理されてしまい「金儲け」の手段にされないように、コモンズ(みんなのもの)として、しっかり守っていければと思います。
病気や怪我は、医療産業の市場ではないのですから。

「ミキ」のように、各地に残っている健康食品や「秘薬」、さらには「療法」や「養生法」を集めていけないものでしょうか。
そうした知恵は、長い時間をかけて蓄積してきた「みんなの財産」なのですから。
そのためにも、多くの人たちが取り組んでいる「民間療法体験」も、もっと広くシェアされていけばいいなと思っています。

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■湯島サロン「ふるさと薬膳のすすめ 郷土食は日本の薬膳」の案内

「ふるさと薬膳」ってお聞きになったことがあるでしょうか。
「薬膳料理」というと、すぐ中華料理を思い出す人も多いでしょうが、地域の伝統的な郷土食こそ健康にいいと考え、「ふるさと薬膳」という考えを広げてきた人がいます。
東方健美研究所代表の新倉久美子さんです。

先日の「食のチャネルからのメッセージ」のサロンでも、「身土不二」が話題になりましたが、まさにそれにつながる話です。
新倉さんは、いまは農福連携に関わる活動をされていますが、長いこと、日本各地の郷土食を『ふるさと薬膳』としてメニュー構成するなど、全国において指導・講演活動を行うとともに、ふるさと薬膳レストランの開業、メニュー開発、レシピ開発などにも取り組んできた方です。

食に関連するサロンが続いていますが、今回は新倉さんが取り組んできた「ふるさと薬膳」のお話をお聞きし、土地(地域)から離れてしまった私たちの食のあり方を問い直せればと思います。食だけではなく、生き方にもつながっていくような気がします。
農福連携の話も、もしかしたら少し聞けるかもしれません。

みなさんの参加をお待ちしています。

〇日時:2023年11月19日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「ふるさと薬膳のすすめ 郷土食は日本の薬膳」
〇話題提供者:新倉久美子さん(東方健美研究所代表・農都共生総合研究所取締役)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

 

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2023/10/29

■湯島サロン「食のチャネルからのメッセージ」報告

チャネリングなどを通してのソウル・セッションの活動をされている“しーちゃん”ことタカイさん(M.Rosemary)にお願いした「食のチャネルからのメッセージ」のサロンには、9人が参加しました。

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タカイさんは、全方向コミュニケーターとして、さまざまな活動をされていますが、そのひとつが「お食事リーディング」です。個人あてのメッセージをチャネルから受け取り、個人の食生活に関して相談に応ずるというお仕事です。

そうした活動をしていて、最近、誰に対しても、最初に降りてくるメッセージ(ファーストセッション)に共通点が多いことに気づいたそうです。個人の食生活を考えていく前に、まずはこれまでの食生活のデトックス(浄化)や胃腸のリトリート(自己回復)が必要なほど、現代の食環境が個人を超えて、すべての人に影響を与えてしまっているということでしょう。
そこで、今回は、そうした基礎的な、誰にも通ずる共通する話をサロンでしてくれたのです。

チャネルからのメッセージですから、単に事実を伝えるだけで、その根拠までは降りてきませんが、そうしたことに関してもタカイさんは自分の考えを少し入れながらわかりやすく話してくれました。私にはとても説得力がありました。
特に現代の都市生活者にとって重要なアドバイスも細かくしてくれました。

個々の具体的な話は、中途半端に書くと誤解を生じかねないので止めますが、基本にあるのは、次のような考えのようです。文責は私にあります。

生命は、その地域に合ったように時間をかけて進化してきている。だから、基本的にはその地域が生み出す食材を、しかも先祖たちが食べてきたような調理法で食べることを基本とするのがいい。
たとえば、日本列島に住んできた人たちは、基本的には生野菜を食べずに、加熱して食べてきた。生のまま食べたのは「漬物」と毒消し用の薬味だけだった。だから消化器官も、それに合ったようになっている。

いわゆる「身土不二」の考えです。人の身体は人が暮らす土地と一体で、切っても切れない関係にある。
ところが、最近は、さまざまな食材・食品や調理法が導入されてきたうえに、工業化された加工食品が増えているため、私たちの胃腸は疲れ切っている。だから、食生活の見直しをするのであれば、まずはデトックスとリトリート、というわけです。

具体的な話は、関心のある人はタカイさんのセッションを受けてください
https://shi-dobe-ginza-sea.jimdo.com

個々のアドバイスはともかく、リトリートのためにも、「食べた気がしない食事」「食べた後も身体が軽くすぐ動ける食事」「体があったかくなるような食事」に心がけるのがいいとタカイさんは言います。できるだけ食事を軽くし、身体の負担を減らし、消化吸収力を上げることが大切だというのです。
基本は「一汁一菜」、そして「よく噛む」。

また調味料なども、都会人の場合は、3種類くらいのものを順繰りに使うのがいいとも話してくれました。それは、私たちの生活が多様なスタイルを取り込んでしまっていることと関係があるようです。
というように、食は地域とつながっていると同時に、実際の暮らし方ともつながっているという指摘も興味深かったです。

またタカイさんは、NG食材やNG食品の話をしましたが、すべてを○×で考えるのではなく、できるだけ気をつけるという、緩やかな取り組みでもいいと言います。
NG食品が絶対だめだと言われても、それは現実的ではないのです。でも、だからこそ、NG食品を意識しておくことは大切なのです。

いろいろ話を聞いていると、安心して食べるものがなくなってしまうような気がしますが、逆に簡単にコンビニなどで手に入る食品ばかりに依存せずに、できるだけ材料から、少しは苦労して自分で調理する食生活に変えるのがいいということでしょう。
たとえば、自分で炊いたご飯で作るおにぎりはおいしいし消化もいいけれど、コンビニで売っているおにぎりは、それとは全く別の食べ物と考えた方がいいという話もありました。
たしかに、そのふたつは食べた後の感じが違うことは私も実感しています。

今回も牛乳や乳製品の話も出ました。
やはり牛乳はお勧めではないようです。それでは何を飲めばいいかと質問したのですが、参加されていた青木さんが「ミキ」という奄美大島で愛飲されているという乳酸発酵飲料のことを教えてくれました。
お米とサツマイモで、簡単に作れるそうです。
それで今度、青木さんに乳酸発酵飲料「ミキ」の作り方を教えてもらうサロンをお願いすることになりました。

青木さんは、すでにユーチューブなどで、「ミキ」の普及活動に取り組まれています。
https://www.youtube.com/watch?v=XmBRs6Hl2PI
関心のある人はご覧ください。
「ミキ」サロンはまた改めてご案内します。

サロンの翌日から、私の食生活は少し変わりました。

 

 

 

 

 

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■がん民間療法体験38:治療しない療法・病を忘れる療法

40日プロジェクトも8日後の検査結果で一段落します。
実際に医師の評価が出るのは、さらにその2日後の118日です。

最近の私の民間療法体験の日課です。
このパターンができたのはつい最近、正確に言えば、4日前です。
実に盛りだくさんですが、残りの8日間はこのパターンを続ける予定です。
なにしろせっかくの機会を活かすための実験台ですので。

私自身も、これまで確信のもてなかった民間療法の効果への理解が深まるかもしれません。
私は、自分で体験しないことにはどうも確信が持てないタイプなのです。
誤解されている人もいるようですが、私は民間療法の効果がわからないから、この実験的な取り組みをしているのです。民間療法を確信しているわけではないのです。確信していたら、こんなことをやる必要はありませんから。

取り組みは5時半前後からスタートします。
私は以前から5時過ぎには起床していますが、いまは最初にまずベッドに敷いているヒートマットにスイッチを入れることから始まります。そしてマットの上に座り、温熱療法です。同時に、水素ガスの吸引を並行して行います。
これがだいたい40分ほど、長い時には50分(ヒートが45度になるのに時間がかかります)

6時15分前後に終了し、まずはわが家の大日如来像に向かって短いお祈り。これは以前からやっていることで、祈りは世界の平安であって、がんの治癒ではありません。

それからコップ1杯の重曹水を飲んで、人参・リンゴ、レモンジュースの準備。
6時25分にテレビ体操を10分した後、昨日のお風呂を追い炊きし、水素風呂に20分入浴。
お風呂上りに用意していたニンジンジュースをつくって、飲みます。

そして朝食。
朝食は以前と同じようにトーストとコーヒー、そしてソーセージと青汁ジュース。
これまで食べていた生レタスは4日ほど前から中止し、代わって生味噌と果物。

食後はまたテレビで録画したものを見ながら30分ほど水素ガス吸引。録画番組が長いものの場合は、60分になることもあります。いずれにしろ9時ころには切り上げます。
その後クエン酸水とチャーガを飲みます。ついでに黒にんにくも一つ(なくなったら蒸にんにくの予定)。

在宅の日は、その後、30分弱の散歩。
外出する日は、基本的に30分以上はその途中で歩くようにしています。

ランチは軽く。在宅はできるだけ麺類で、外出時は抜くこともあります。
一人での食事は私は苦手です。

在宅日には、食後30分、水素ガスを吸引しながらの読書またはテレビ。
在宅していたら、午後には梅干と昆布をお湯で溶かしたものを飲みます。
またお腹が減ったときには、ヨーグルトに少量の蜂蜜を入れて食べています。
それとルーチン化していませんが、その合間に友人から勧められているサプリメントも飲んでいます。

在宅日および6時までに帰宅していたら、6時半に水素風呂に入浴。20分以上は湯船にゆっくりとつかります。帰宅が6時を過ぎた場合は、入浴は夕食後。
わが家の夕食は7時でしたが、最近は少し早めになりました。
夕食は味噌汁と漬物(おいしい漬物が少ないのが残念)は必ずですが、3日前から野菜スープと野菜料理が増えました。
夕食後はチャーガも忘れずに一口。

夕食後は原則としてパソコンもスマホもやめて外部との連絡はなし。
遅くも9時前にはすべて終えて、ベッドでまたヒートマットでの座禅と水素ガス吸引を30分以上。
9時半までには就寝。睡眠時間は8時間を目指していますが、真夜中に目が覚めて1020分ほど読書してしまうこともあります。

以上が基本ですが、時間が取られるのは、朝晩2回の水素風呂入浴と水素ガスとヒートマット座禅です。それで朝晩1時間半ほど取られてしまいます。合計3時間近くです。
普通の人は毎日そんなことはしていられないでしょう。
私も40日プロジェクトが終わったら、やめることになるかもしれません。

しかし実はそういうこと(無為になりえる時間)こそ大切なのかもしれません。
朝晩2回、何もせずにお風呂に浸かってゆったりしたり、座禅をくんでぼんやりしたり、横になってうとうとしたり、そんな無為の時間が現代人には縁遠くなってしまった。

無為の時間は療法とは言えないかもしれませんが、もしかしたら、それこそが療法の要なのではないのか。ゆったりとお風呂に浸かり、無為に座禅する。その快さに心身を任せ、治療など忘れてしまう、いや病さえ忘れてしまう。
つまり治療しない療法、病を忘れる療法。

治療の極意は、もしかしたら治療しない療法、病を忘れる療法かもしれません。
としたら、40日奇跡プロジェクトなどといって、意識してしまうのはいかにも愚かしい。
ましてや、民間療法の効果を証明したいなどという小賢しい考えは、民間療法などインチキだという人と同じかもしれません。

無為の時間には、そんなことも思いつく。
まあ「無為」とは言えないかもしれませんが。

 

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2023/10/28

■「本当に裁かれるべきは、冤罪を生み出した我が国の司法制度」

袴田事件再審の初公判が昨日行われました。
事件発生後60年近くが経過し、しかも冤罪の可能性が極めて高い裁判です。

 昨日の公判での弁護団事務局長の小川秀世弁護士の冒頭陳述に心底共感します。

 「被告人は袴田さんですが、本当に裁かれるべきは、警察であり、検察であり、弁護人及び裁判官であり、ひいては冤罪を生み出した我が国の司法制度です」

警察や検察はどこを向いて仕事をしているのかに関しては、いささかの違和感をずっと持っています。
視座が基本的に間違っているようにしか思えません。

冤罪を生み出すのは警察や検察やマスコミの仕事であってほしくはありません。
袴田事件が「冤罪」かどうかは私自身は確証を持てませんが、そもそも冤罪が発生するという仕組みには、どこか欠点があるはずです。
警察や検察やマスコミが目指すべきは、犯人探しではなく、事実の解明であってほしいです。
ましてや、誰かのための「事実の構築」であってはならないでしょう。
でもそういうような方向に、何か動いているような気がしてなりません。

 「本当に裁かれるべきは、警察であり、検察であり、弁護人及び裁判官であり、ひいては冤罪を生み出した我が国の司法制度」という小川さんの言葉に、検察やマスコミはしっかりと耳を傾けてほしいと思います。

 

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■がん民間療法体験37:自家尿飲療法

友人が3回も私に勧めてきた療法があります。
「自家尿飲療法」です。
朝晩コップで半分くらい、自分の尿を飲むのだそうです。
私にはいささかの抵抗があり、「自分の身体が不要だと思って輩出したものをまた飲むのは、自らの身体を裏切るようで、私にはできません」と2回にわたって私見を届けています。
でも友人もめげません。

今回はこう書いてきてくれました。

佐藤さんの主義であれば、しょうがないですけど・・、ほんとは、佐藤さんに長生きしてもらいたいので・・・・。

私はあまり「長生き」はしたくないのですが、こういう言葉にはとても弱いのです。
その友人はさらにこう説明してきてくれました。
彼の了解を得て、引用させてもらいます。

消化管を通って外部にでてきたもの(うんこ)と、しっこは根本的に違います。
消化管の内容物は、人体の一部ではないです。消化管の内部は外界です。

しっこは、体内を巡った人体の一部の要素(平たく言うと、血液がろ過されたもの)です。あまた有益な情報が詰まっているのが、しっこです。その情報をサイエンスは解明できていないのですが、人体そのものは、その情報を解読するのでしょうね。

影響を受けやすい私としては、なんとなく納得してしまいそうです。
でもやはりどうも生理的に受け付けられません。
困ったものですが、これは仕方がない。

実は、同じことをかつて、妻のがん治療の時にも、ある人から勧められたのです。
妻もどうも受け入れられなかったようで、採用には至りませんでした。

今回、友人はChat GPTに聞いた結果も書いてきてくれました。
以下に引用します。

消化管と尿に関する考え方は非常に興味深いものです。
消化管は、外部環境と体内環境の境界を形成し、食物を分解し栄養を吸収する場所であり、一方、尿は体内の機能を反映するものと言えるでしょう。

【消化管と外界】
消化管は、食物を受け入れ、消化し、栄養を吸収し、残渣を排泄する一連の管です。
消化管の内部は、技術的には体外であり、多くの微生物が住む場所であることが指摘されています。
消化管の壁は体内と体外を分離し、有益な物質を吸収し、有害な物質を排除するバリアの役割を果たします。

【尿と体内プロセス】
尿は、主に腎臓によって生成され、体内の余剰物質や毒素を排泄するためのものです。
尿の成分は体内の状態や健康を反映しており、多くの疾患の診断に利用されています。

【尿療法】
尿療法は古代から行われている自然治療法であり、一部の個人や文化では、尿に治癒力があると信じられています。しかし、科学的な証拠は限られており、尿療法の効果や安全性については広く受け入れられていない場合があります。
尿療法の研究に関する情報は、国や研究所によって異なるかもしれませんが、いくつかの資料から、尿療法に関する研究や活動が行われていることが明らかにされています。

【尿処理技術の進歩】
過去15年間で尿処理技術は実験室の研究から革新的な分野へと進化し、プロセスエンジニアからの関心を集めているようです

【尿療法に関する国際会議】
1996年にインドと1999年にドイツで尿療法に関する2つの異なる会議が開催され、各国からの研究者が尿療法に関する研究を共有し議論したことが報告されています​。

【中国における尿療法の研究】
中国の研究所でも尿療法の治療価値に関する研究が行われているようで、中国の広東省人民病院や中南大学第三附属病院のような医療機関で尿療法に関する研究が進められているようです。

【尿療法の世界的な提唱】
尿療法は世界中で代替療法として提唱されており、多くの臨床事例で尿療法が実施されているようです。ただし、尿の摂取により多くの抗生物質耐性バクテリアが体内に入る可能性があるとも報告されています。

Chat GPTの解説は以上です。
尿療法は世界中で代替療法に位置づけられているようです。
でも今回は、まだ気が進みません。私を気遣ってくれている友人には申し訳ないのですが。

友人はこうも書いてきてくれました。

民間療法は、先人の知恵ですから、どれも、大事にしたいと僕は思っています。
佐藤さんの「体験」が良い結果を生むことを祈っています。

この一言は、いまの私には尿療法よりも大きな効用があるような気がします。

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2023/10/27

■がん民間療法体験37:食の見直し

昨日、湯島で「食のチャネルからのメッセージ」のサロンを開催しました。
チャネラーにしてメッセンジャーのタカイさんが、最近受けている食に関するメッセージを伝えてくれたのです。
その報告は改めて書きますが、いま私が取り組んでいる民間療法実験にもつながる話が多く、参考になりました。

と言っても、自分では調理もせず、食材の買い物にもいかない私には、出てくる言葉の意味さえよくわからずに、なかなかついていけませんでした。
でもこれまでの食生活もいまの食生活も、問題が多いことには気づかされました。
それにいま取り組んでいる民間療法さえも、必ずしも問題がないとは言えません。
タカイさんは、たぶんそれもあって、このサロンをやってくれたのでしょう。
アドバイスは受け止めないといけません。

タカイさんからのメッセージはとても理に合ったもので、納得できるものでした。
基本的に言えば、土につながった食べ物を食べるのが一番いいという話です。
「身土不二」と言われているように、人間も、土によって育てられてきたからです。
動物も植物も、すべての生物を育ててきたのは土ですから、生命は土(地域)とつながっているのです。
しかし、最近の私たちの生活は、土(地域)から大きく離れてきてしまっています。
さらに、生命を支えるはずの「食べ物」が、今では労働を支える「餌」になってしまっている。そんな気さえします。

サロンでは、NG食材や調理の仕方など、いろいろお話を聞きましたが、基本的に私ができることは3つです。これも療法と言っていいでしょう。

ひとつは食べ過ぎないこと。タカイさんは、胃腸を休めるためにも、あるいはデトックスのためにも、食べた気がしないほどの食事がいいと言います。極端に言えば、断食も大切だというのです。私としては食を減らそうと思います。

2つ目は、野菜スープがいいと言います。私は毎朝、生のレタスを食べていますが、これは早速、今朝から止めました。野菜はジュースとスープを中心にします。

3つ目は加工食品はできるだけ避けて、間違ってもコンビニのおにぎりは食べないということです。タカイさんだけではなく、サロンに参加していた食の活動をされている人も、コンビニやスーパーのおにぎりは、手づくりのおにぎりとは全く別の商品と考えた方がいいといいます。おにぎりは、いわば象徴的なものですが、食べるものには気を付けようということです。おいしければいいわけではない。

今回はもっといいお話もたくさんお聞きしました。
たとえば、牛乳に代わるものはないかと質問したら、参加者の一人が、「ミキ」というのを教えてくれました。これに関しては、また改めて書かせてもらいます。

40日プロジェクトにはあまり影響を与えないでしょうが、これを機会に私も少し食に関心を持ち、食生活を見直そうと思います。
食関係のサロンも、湯島でこれから何回かやる予定です。

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■湯島サロン「水素は健康に役立つか」のご案内

健康に関するサロンが、最近、増えていますが、私ががんになったので、その機会を活かしたくて、いろいろな療法に取り組んでいることと関係しています。

私が実際に取り組んでみての感想も踏まえての健康をテーマにしたサロンを始めているのですが、前回の重曹水・クエン酸水につづいて、今回は「水素」を取り上げることにしました。
そもそも私が民間療法に取り組みだしたきっかけは、友人からの水素療法の勧めです。
現在、水素風呂と水素ガス吸入を毎日の日課にしています。

私はまだ1か月ほどの体験しかしていませんので、その効果に関しても、確信をもってお話しできる段階ではありません。
しかし、幸いなことに、118日に私のがん検査があり、民間療法の成果を確認できるはずです(民間療法以外の治療措置はしていません)。どういう結果になるか今はまだ全くわかりません。

しかし、水素が健康にいいという話はいろいろと確認されてきているようです。
そこで、そういう話を水素の効用のメカニズムに通じている人や体験者に話をしてもらいながら、水素風呂や水素吸入の効用を話し合うサロンをやることにしました。
もし水素に健康促進のための効果があるのであれば、それをもっと気楽に利用できる仕組みがつくれないかという話もできればと思っています。

併せて、水素風呂を長年体験している鈴木さん(この人のおかげでいまの私の民間療法体験が始まりました)からも、水素の体験的効用の話をしてもらおうと思います。

今回は水素療法がテーマですが、できれば、水素療法に限らずに、いろんな民間療法や養生法、さらには悩みや迷いなどを気楽に話し合い、情報交換しあえるような定期的なサロンも実現できなかとも考えています。

なお、もしかしたらですが、当日は希望者には水素吸入の体験もしてもらえるかもしれません。これは確実ではありませんが、湯島で気楽に水素吸入、という仕組みをいまサロン仲間の近藤さんが中心になって検討中です。
それに関しては、水素療法に関する解説と併せて、別途案内させてもらいます。

健康に関心のある人もない人も、もしお時間が許せばご参加ください。
お待ちしています。

〇日時:2023年11月18日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「水素は健康に役立つか」
〇話題提供者:近藤和央さん
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

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2023/10/26

■がん民間療法体験36:「養生サロン」

毎日、民間療法を実践し、そのおかげでいろんな人から情報をもらうと、それをもっとどこかに集積して、みんなでシェアできないだろうかという気がしてきます。個人の体験知をみんなの集合知にしていけないか、と思います。
しかし、データや情報は集積していても、どんどん古くなるし、また意外と活用できないものです。それよりも、そういう話題で気楽に定期的に集まれるような場があるといいかもしれません。

そこで、いろんな民間療法や養生法、さらには病や心身不調に関する悩みや迷いなどを気楽に話し合い、情報交換しあえるような定期的なサロンを毎月開催することを思いつきました。もちろん「健康法」も紹介しあいたいですし、実践があってもいい。

この「40日奇跡プロジェクト」の結果で、私が入院したりすることも皆無ではありませんで、そのめどが立ったら、早速に企画して始めたいと思います。

「病気を楽しむサロン」と名付けたいところですが、あまりにも不謹慎だと言われそうなので、「養生サロン」とでも名付けようかと思います。病気に打ち克つとか闘病という発想ではなく、ともかく「善く生きるための支え合い」という発想です。
このサロンは、出入り自由で、のんびりと進められればと思います。ただ、悩みの多い人や緊急を要する人がいれば、みんなでその人の問題を考える。できれば「自分事」として。

しかし、このサロンは病気の話をするサロンではありません。
どうしたら病気から解放された生活ができるかがテーマです。
高齢者の集まりではよく病気自慢や病気体験の話題が多くなりますが、そういう感じではなく、もっと明るい前向きな場にしたいと思います。
まあ、かなり難しいことかもしれませんが、きっとうまくいくでしょう。

どうでしょうか。
もしこんなサロンがあったら、みなさんは参加したくなるでしょうか。
ご意見をお聞かせいただけるとうれしいです。

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2023/10/25

■映画会サロン「私の父もそこにいた~証言によるベトナム残留日本兵の存在」報告

映画「私の父もそこにいた~証言によるベトナム残留日本兵の存在」を観て、制作者の添野江実子さんと話し合うサロンには、9人が参加しました。
映画からも多くの学びをもらいましたが、「ベトナム残留日本兵だった養父の人生をもっと知りたい」という思いから始まった添野さんの映画づくりとそこから始まった(未完の)物語からは大きな感動をもらいました。添野さんの思い(文字ではなかなか表現できません)にもっと多くの人に触れてほしいと改めて思っています。

映画は40分ほどで、ネットで無料配信されていますので、ぜひご覧ください。
https://asiandocs.co.jp/contents/164?fcid=7

添野さんの紹介記事や取材記事もネットで出てきますので、ぜひお読みください。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/39671335a0b0b72ba6969b09b1bbf9894f441ae5

第二次世界大戦後、日本に戻れなかった残留日本兵が、ベトナムでは700人ほど発生したそうですが、添野さんの養父もその一人です。
残留日本兵というと、横井庄一さんや小野田寛郎さんを思い出しますが、事情はそう簡単ではありません。残留にはそれぞれの事情と理由があったはずです。そういうことへの思いが、恥ずかしながら私にはあまりありませんでした。せいぜいが、映画『ビルマの竪琴』の主人公のように、仲間を弔うというような積極的な意志を持って残留した人もいただろうなという程度の思いしかありませんでした。
添野さんが気づかせてくれたような「政府の都合に振り回される」「残留地の状況に巻き込まれる」ということに関しては、さほど深くは考えていなかったのです。

添野さんの養父は、ベトナムに残留し、一時期、ベトナム独立同盟(ベトミン)に参加したそうです。どういう経緯でベトミンに参加したのか、理由はわからないようですが、厚生労働省恩給局の「帰還者名簿」には「残留理由」が「逃亡」とされて、いまもなお名誉回復されていないそうです。一方では、英雄視された人もいる。残留日本兵にはさまざまな歴史があるのです。不条理を感じます。
そこに、「国家と国民」を考える材料がある。決して他人事ではないでしょう。

添野さんの映画づくりは、しかしそう順調だったわけではありません。
資金作りのために、クラウドファンディングを考えましたが、なかなかうまくいかず、動き出しはしたものの、結局、集まったのは目標額には程遠い金額でした。

それでも添野さんはあきらめずに、ともかく動き出した。そしていろんな人の協力もあって、映画は完成し、上映会も行われだしました。講演をする機会も増えだしました。
思いをもって動き出せば、自分の力を超えた力が集まりだす。添野さんの実践は、思いの実現を目指している人にとってはとても参考になります。

添野さんは、映画づくりに取り組んだおかげで、ベトナムに関わる多くの人と出会い、ベトナムにも何度か行っています。そしてベトナムという国やそこで暮らす人たちへの関心を高めているようです。

ある取材で、添野さんはこう話しています。
「父とベトナムの出会いは不幸な戦争がきっかけだったけれど、私はベトナムと日本の絆をつなぐ活動や、子どもの教育支援に携わっていきたい。活動する中で父を助けてくれた人の子孫との出会いがあるかもしれないですから」。
まさに「恩送り」の生き方です。そういう添野さんの、前向きの姿勢には教えられます。国家ではできないことが、国家を超えた人のつながりで実現することもある。

いま、添野さんは会社を立ち上げて精神障害をもっている人たちのための施設づくりに取り組みだしています。ベトナムでの枯葉剤の影響を受けた人たちとの出会いと無関係ではないようです。
その会社の名前を「バンロン」(Van Long・雲龍)としたそうです。これは添野さんの養父がベトナムで暮らしていた村の名前だそうです。今年の初め、やっとそこがわかり、訪問してきたそうですが、いつかバンロン村に役立つ事がしたいと添野さんは言っています。

添野さんのエネルギーの源泉は「父のことを知りたい」でしたが、いまはむしろ「自らのルーツを知りたい」に移っているようです。その思いは、今回のサロンに参加していたおひとりに大きな力を与えてくれたようです。彼女もまた、いま、自らのルーツ探しに動き出したところだそうです。いつかその人のサロンがあるかもしれません。
自らのルーツへの関心は、人を元気にしてくれるようです。

肝心の映画の内容の紹介はできませんでしたが、それはネットでぜひ見てください。
そしてもし仲間で、映画上映会を開きたいという方がいたら、あるいは、添野さんの話を聴きたいという方がいたら、ぜひ添野さんに相談してみてください。きっと協力してくれると思います。

添野さんの映画が、これからさらにどんな物語を生み出していくのか。
とても楽しみです。

Soeno

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■がん民間療法体験35:フコイダンと昆布

私は18年ほど前に妻を胃がんで見送っています。

進行性の胃がんでしたが、さまざまな取り組みで妻は4年半、頑張ってくれました。その間、3年ほどはかなり元気になって、旅行にもよく行きました。
手術して3年半後に再発、最後の2か月は、たぶん私と娘たちのために頑張ってくれました。一度だけ妻は、もういい? と問うてきたことがあります。いい、とはだれも言いませんでした。いまから思うと私はまだ全く何もわかっていませんでした。
あの頃、もし私が今ほどの知識と見識を持っていれば、妻のがんの結果は違っていたかもしれません。当時の私の選択は、いまから思えば、間違っていたとしか思えません。

もしかしたら「奇跡」が起こったと思えた、その日に妻は亡くなりました。
奇跡を起こしてくれるかもしれないと私が思ったのは、フコイダンでした。
もう少しそれに出合っていればと思いました。

フコイダンとは、昆布、モズクなどから抽出される成分で、海藻のヌメリに多く含まれているそうです。
妻が再発してから紹介されて飲み始めたのは、コンブから抽出する「コンブフコイダン」だったと思います。たしか九州のある人から送ってもらっていました。時々、商品を送ってくれずに、作り手と電話で話した記憶もありますが、相手がどこだったか、いま思い出そうとしても思い出せません。紹介してくださった知人は、数年前に亡くなってしまい、調べようもありません。

海藻類は抗がん作用も高いと聞いています。
抗がん作用だけではなく、健康食品だというので、私は毎朝、メカブを食べています。
もともと海藻類は大好きで、わかめやとろろ昆布はよく食べます。こぶ茶も大好きです。
しかし、残念ながら昆布は前立腺がんには効かないのかもしれません。

「がん」と一言で言いますが、「がん」にもさまざまな「いのち」があるのでしょう。
まあ、この辺りの知識は私にはほぼ皆無です。
「がん」のことを知らないで、がんと対峙することなどできるはずもないのですが。

かといって、私は「がん」を知ろうとはあまり思いません。それが私の悪いところなのです。病気になったら、その病気のことを知ろうとするのがふつうです。でも私は、それが苦手なのです。医師からもらった「前立腺がん」に関する小冊子すら、あまり読んでいません。兄からも資料をもらいましたが、どうも読む気がしないのです。
というのも、そうした資料を読んでも、ほとんど私には理解できないからです。

もちろん「言葉」としては理解できます。
でも、だからどうしたと思ってしまう。そもそも私にとっては生命現象は、私の理解を超えた神秘的なものなのです。中途半端な知識でわかったような気にはなりたくないのです。
私にとっての関心は、療法と治癒との因果関係ではなく、相関関係なのです。
あるいは逸脱結果との出合いなのです。

今回のメニューには「こんぶ療法」は特に入れていませんが、妻の体験から、フコイダンは人と場合によっては効果があると思います。
40日の実験が終わったら、いままで以上に、海藻類を食事に取り組もうと思っています。
当面は「40日奇跡プロジェクト」中心ですが、早くこの生活は抜け出したくなっています。
審判は11月8日に下される予定です。

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2023/10/24

■がん民間療法体験34:にんにく療法

先日、にんにくスプラウトと熟成黒にんにくをもらったので、にんにくは抗がん作用があるのだろうかとネットで調べてみました。
にんにくは、抗がん作用のある食材のトップに位置しているようです。

アメリカ国立がん研究センターでは、天然の植物中に存在する、がん抑制作用のある成分を主に、がん予防効果のある食品、約40種類をピックアップして、デザイナーフーズピラミッドを作成しているそうです。
長寿科学振興財団のサイトの「がん予防のための食事とは」に紹介されていました。
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyou-shippei/yobou-gan-shokuji.html

それによれば、にんにくのがん予防効果はトップクラスのようです。

Fig_yobouganshokuji

先日、いただいたにんにくスプラウトは、娘がペペロンチーノにしてくれました。とてもおいしかったです。これなら葉も根もすべて食べられます。
熟成黒にんにくも、毎日ひとつずつ食べることにしました。

それだけではなくて、にんにくを食事に積極的に取り入れたくなりました。
娘に相談したら、昔、刻んでにんにくのオリーブオイル漬をパンに塗って食べるからと言って、私につくらされたと言います。そういえば、以前、トースタに塗るマーガリンはよくないと言われて、にんにくオリーブオイルに切り替えようと思いたったことがあるのを思い出しました。
最初は自分で作ったのですが、面倒なので娘に頼んでどさっと作ってもらったのです。結局、あまり私には合わず、せっかく娘がつくったものを無駄にしてしまったことがあったのです。そんなこともあったので、今回は娘には頼めません。

みじん切りは面倒なので、今回は醤油か味噌にニンニクをつけて食べることにしようと思います。今日は午前中、時間があるので、娘の買い物に付き合って、仕入れてこようと思います。

こう書いてきて、昔のことをいろいろと思い出しました。
昔、妻の母が手づくりのにんにく卵黄を時々送ってきてくれていました。
そういえば、先日、いただいた黒にんにくも、昔、義母や義姉が手づくりして送ってきてくれていました。
昔は、家庭でもそういうサプリメントを手作りしていたのです。

そういう知恵もどんどんなくなってしまっているのでしょう。
まあそこまでは再現できませんが、にんにくを食事に少し加えることはできるでしょう。

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2023/10/23

■がん民間療法体験33:がん療法のための3つの課題

これも今回、友人たちから学んだことです。
がん治療のためには、どうも3つのことが大切なようです。

1は、身体をアルカリ性にしておくこと。
2は、基礎体温を37度前後(以上)に維持しておくこと。
3は、精神の平安を保っていること。

体温はどうも歳を取ると低下するようで、私の場合、最近は36度の前半で、なかなか365分にも達しません。
友人からは、体温をあげる方策として入浴中に運動するようにとかアドバイスはもらっていますが、一時的にはともかく、基礎体温をあげられずにいます。
運動不足なのかもしれません。

アルカリ体質ですが、これはきちんと測るようにと友人から言われていますが、リトマス試験紙の入手も面倒なので、いまのところ未検査です。
でもアルカリ療法やビタミンⅭ療法で、これはもしかしたら実現できているかもしれません。
近いうちにリトマス試験紙を入手して測定してみようと思っています。

第3の「精神の平安」、これは難物です。
というのも私は、挑発に乗りやすい性格なので、湯島のサロンでも時々、他者の発言にムッとしてしまい、言わずもがなの発言をしてしまうのです。特に、誰かの悪口を言う人がいると、すぐ、世の中には悪い人などいないと言ってしまい、さらにだから佐藤さんは甘いのだなどと言われるとその挑発に乗ってしまう。困ったものです。

またこの取り組みに対しても、趣旨を理解せずに非難してくる人もいて、そういう声についつい反応してしまう。私見への反論は歓迎と思ってはいるものの、頭から否定されるような言い方にはすぐムッとしてしまう。どうも私は、単細胞で、本当に困ったものです。
それに新聞やテレビを見ていると不快なことばかりが目につく。そういう事件報道は極力見ないようにしていますが、どうしても目や耳に入ってくる。
さらに、いろんな人からの相談も相変わらずあって、そうするとすぐにその人に気持ちになってしまって、心乱れることもある。
今朝もいろいろとメールなどで舞い込んでくる。

温泉療法というのは、そういう俗事から離脱するという意味があるのかもしれません。
でもそれでは、なんのための人生かがわからなくなる。
苦労や困難や、不快な出来事にもめげずに、精神の安定を保つことができれば、もしかしたら、病気など簡単に克服できるのかもしれません。
いやそもそも「病気って何だろう」という疑問も最近湧いてきました。

イヴァン・イリイチの「脱病院化社会」を読みなおそうかと思いだしています。

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2023/10/22

■がん民間療法体験32:30日までの報告

ヒートマット療法に取り組みだしましたが、私の使用方法に関しておふたりの方からアドバイスがありました。夜の就寝中の電気毛布的な使用では不十分だというのです。たぶんそれは間違いないでしょう。
友人たちのアドバイスにしたがって座禅スタイルで毎日、朝晩30分ほどやることにしました。45度以上に設定したので、低温やけどしないように気をつけなければいけません。

ちなみに、がん細胞は40度とか42度で死んでしまうという人がいます。
私は、そうは思っていませんが、ヒートマット療法を勧めてくれた友人もそういっています。それを否定するつもりはないのですが、生命はそんなに簡単には死滅しないと私は思っているのです。
ともかく、何が起こるのかわからないのが生命現象です。
いまの科学が解明したのは、ほんの一部でしかありません。
そういう思いが、まさにこの「40日プロジェクト」を支えているのです。

ヒートマット療法は、即効性はないと思っていましたが、気のせいか、汗だくになった直後は気分爽快になります。
まあ当然と言えば、当然ですが、でも朝晩2回の30分座禅は大変です。がんばって10日間は続けようと思います。

毎朝の祈りから始まって、祈りを感ずることも身についてきました。
重曹水とクエン酸水は、定着しました。
自分に合った適量もわかってきて、調子もいいです。
水素療法は、友人たちの支援で、水素風呂、水素ガスを継続しています。これも体調を浴してくれている大きな要因でしょう。
人参・リンゴ・レモンジュースもだいぶおいしくなってきました。
チャーガは相変わらず飲みにくいですが、飲んでいます。効果は全くわかりませんが。
天日塩のお味噌も毎日、いろんなものと一緒に食べていますし、砂糖や甘いお菓子はやめています。食への関心も高めています。
適度な散歩もやっていますし、笑いと隣り合わせの生活(肯定的な生き方)にも心がけています。

これだけのことをやっているおかげで、たぶん私の体内のがん細胞は、身の程を自覚して、然るべきところに収まってくれたと確信していますが、まあ生命現象は私が思っているほど簡単ではないでしょう。
11月初めの検査結果がどう出るかは、わかりませんが、楽しみです。

しかし私にとっての最大の療法は、多くの人たちに支えられていることを実感できていることです。
あったかい思いが、伝わってくる。本当にありがたいことです。
こうした思いが、社会に広がっていくと、みんな気持ちよく暮らせる社会に近づくかもしれません。

さらにメニューを増やして、盛りだくさんにしようと思っていますが、今や何でもかんでもすべて、「民間療法気分」です。
実に楽しく、ワクワクします。
というか、いろんな人たちの思いをしっかりと受け止めて、すべてに感謝するような生き方に努めようと思います。
みなさんの応援に感謝しながら、私も祈りを送り出しています。

ガザにも、ウクライナにも、そして未来にも。

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■がん民間療法体験31:お茶とにんにく

昨日は、思ってもいなかった人から、応援をいただきました。
湯島でサロンをやってくださった新井さんが、言葉にはしませんでしたが、私の40日奇跡プロジェクトの応援でしょうか、いくつかのものを持ってきてくださったのです。

2つだけ紹介します。

ひとつは、「ベトナムの蓮茶」です。
前にベトナム好きの友人から話を聞いていて、彼も今度もってきてくれると言っていたのですが、一足先にベトナムの蓮茶を飲ませてもらいました。
私は初めてなのですが、なぜか前にどこかで飲んだような気がする、そんな味でした。
ベトナムでは、蓮はすべてを無駄にしないそうですが、蓮の効用はいろいろとありそうな気がします。
何よりも何となく蓮には浄土信仰を感ずるのです。
蓮について少し調べたくなりました。

蓮茶を飲みながら、最近、緑茶を飲む文化がわが家から消えているのに気づきました。
夏は麦茶か番茶が多いのですが、これを機会に緑茶を復活させようと思います。
お茶の当番も、私がやることにしようと思います。
湯島では来客にコーヒーや、時に緑茶もいれているのですが、自宅ではコーヒー以外は娘任せでした。

もうひとつ、「にんにくスプラウト」をもらいました。
茨城県の稲敷産の水耕栽培の野菜で、にんにくの葉っぱも根っこも、すべて食べられるのだそうです。これももっと食材に関心を持つようにということでしょうか。
これは私には調理は無理なので、娘に頼むしかありません。

熟成黒にんにくももらったのですが、民間療法もいいけれど、きちんと体力もつけておくようにということでしょうか。療法に目が行き過ぎると、肝心の基本の食生活をおろそかにしかねない。そんなことを気づかせてもらったような気がします。
にんにくについても、もう少し調べてみたくなりました。

やはりもう少し食生活に関心を持たないといけいようです。
もちろんこれは、がん民間療法とは関係なく、もっと基本的な生き方に関する話です。
療法のために、生活への関心がおろそかになってしまっては、本末転倒です。
大切なのは治療や実験ではなく、どんな時でも、納得できる快適な生活です。

この報告を読んでいると、私が治療を中心に生活しているように感ずるかもしれませんが、決してそうではありません。
生活の基本スタイルは何も変えていません。いくつかのルーチンが加わってきてはいますが、基本的には私の生活は変わっていません。
しかし、そもそも、その生活のあり様に問題があるのだと、今回、いろんな人から言われているような気がしています。もう治療以前の問題なのです。困ったものだ。

まずは日本茶を飲むことから改めての生活のあり様を見直していこうと思い出しています。

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2023/10/21

■がん民間療法体験30:笑いこそ最高の療法か

この報告を読んでくれた友人が、「可能性を上げる手段として、毎日1回はゲラゲラ笑う、ってやっておられますか?」とコメントを書いてくれました。「落語や、映画の「寅さん」など、日本にはそうした伝統文化がありますから」とも書かれていました。
ほかの方からも、「笑うのが一番」とよく言われます。
私もそう思います。

湯島のサロン仲間には、ラフターヨガを実践している人がたくさんいます。
その人たちは、私の知る限り例外なく、みんな元気です。
集まっても病気の話はあまり出た記憶がありません。

妻が癌になったときに、友人が当時流行っていた綾小路きみまろのDVDを送ってきてくれました。そのことも思い出します。
ただ「笑い」は養生法であるとしても療法にはそのままはならないでしょう。
深刻な状況の場合は、笑う気にはならないでしょうか。
でも笑うような状況を創り出していくには、立派な療法です。

ラフターヨガをやっている人たちは、私の性格を知っているせいか、私にはあまり誘いの声をかけません。実際に、私はあまり笑いを創り出すのが好きではないからです。
そして比較的なんにでも興味を持ち、面白さを感じ、自然と笑えることも少なくないからです。だから、がんだと言われても、落ち込むことはありませんでした。

むしろ私が思うのは、無理に笑いをつくらないといけないような社会のあり方や個人の生き方にこそ、問題がある。であれば、何よりもまず、そうしたあり様を変えることだ、と。そして私はそういう生き方を選んでいるわけです。

前にも書きましたが、私は4人の自分を意識しています。
身体の私、身体を動かし身体に動かされている私、その両者を外から見ている私、さらにこういうことを意識している私です。
笑うと楽しくなり、元気になるというのは確かに事実です。

「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」というジェームズ・ランゲ説は、私が学生の頃流行っていましたし、今でも有効でしょう。
でも私自身は、むしろ身体を笑わせたいという思いの方が強いのです。
そういう意味では、近代の洗脳を強く受けてしまっているのです。

最近知ったのですが、スーフィズム(イスラム神秘主義)では、人間の身体と心のあり方を、4種類に分けて、同心円で説明しているそうです。
同心円は、外側から身体、心、魂(本性)、真心(真理を認識する心)になっている。これは、湯島でやっている益田サロンの基本モデルと似ているので、興味を感じましたが、私の「自分」認識にもこれに似ています。
私は、このまんなかの「真心」を、私の主役にしたいのです。
そういえば、50年ほど前に「21世紀は真心の時代」という懸賞論文を書いて入選し、ごほうびに南米旅行をもらい、会社からは特別休暇をもらって行ってきたことがあります。その時の、ペルーでの体験が忘れられません。

話がまたそれそうです。
私の笑い療法は、身体の笑いから入るのではなく、身体の笑いを起こすような生き方をしたいのです。常に日常に笑いがある。お金がなくても笑いがあれば、人生は幸せでしょう。ゲラゲラ笑いではなく、微笑でもいい。その気になれば、微笑は心でも魂でも、真心でも、生み出せます。

そういう生き方、それこそがいま取り組んでいる40日奇跡プロジェクトの根本かもしれません。
また療法体験報告からはずれた話になってしまいました。

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2023/10/20

■がん民間療法体験29:遠赤外線ヒートマット

いささか本旨に反したのですが、40日奇跡実現のために、友人からの強い勧めもあって、最後の10日間、遠赤外線ヒートマット治療を採用することにしました。
いささかルール違反ですが、14000円の商品を購入してしまいました。
類似の商品に比べると格段に安いうえに、電磁波99.9%カットだそうです。

一昨日、届きましたが、狭いわが家ではなかなか気楽には使えません。
それに使い方の説明書もほとんどありません。
シートに横になって寝て、電源を入れるとマットが50度ほどにまで上昇し、身体の深部まで温めるのだそうです。別にがん療法用ではなく、いわゆる温熱療法の施術用マットです。
まああまり即効性は期待できないと私は思いますが、勧めてくれた友人は、40度でがんは死滅するからむしろ即効性があると勧めてくれたのです。

私の療法体験を読んだ人が、テルミー療法という温熱刺激療法を教えてくれました。からだにぬくもりと刺激を与えることで、自然治癒力に働きかけ、病気の予防、疲労回復、健康増進を図るのだそうです。
その人はいま特に病気があるわけではないそうですが、気持ちがいいので、月に一度、施術院に通っているそうです。ともかく気持ちがいいそうです。

療法は病気を治すことだけではなく、生活を快適にすることだと捉えれば、これも療法と言っていいでしょう。病気を治すだけが療法ではありません。
病気との付き合い方は、もっと考え直すのがいい気がします。

ところでヒートマットですが、昨日、1時間ほど、50度設定で横になってみました。
衣服を着たままなので、あまり効果を感じられません。かといって、施術院のように裸になるのも気が進みません。それにただ寝ているだけでは私の性には合いません。
それで夜、ベッドに敷きなおして、再挑戦しました。

身体があったまってすぐ寝てしまいました。1時間後の終了のブザーが大きくなって目が覚めました。でもさほど汗は出ていない。
3時頃、また目が覚めたので、もう一度、1時間50度設定で再セット。今度は汗が出てきました。でもいつの間にかまた眠ってしまいました。
というわけで、睡眠中に使うことにしました。それなら私でも続けられます。
私のように面倒くさがり屋には、昼間はちょっと無理のようですが、寝ている間なら続けられそうです。

1日だけの使用ですので、効果のほどはわかりません。
身体はたしかにあったまる気はします。でももう少し使用してみないとわからない。
このヒートマットに限りませんが、いま取り組んでいる療法はいずれもなかなか効果が確信できません。

でも最近心身の調子がいいのは間違いない。
そういう意味では、民間療法は否定できない効用がありそうです。
重曹水など、私の取り組みと同じ取り組みを始めた人たちからも、いろいろと効用の報告が届いています。
まさに、人それぞれですが。

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2023/10/19

■がん民間療法体験28:補完代替医療と民間療法

この報告では「民間療法」を思い切り拡大解釈していますが、一般には、民間療法は補完型の代替医療に位置づけられています。

米国の国立補完代替医療センター(NCCAM)によれば、補完代替医療の定義は「一般的に従来の通常医療と見なされていない、さまざまな医療ヘルスケアシステム、施術、生成物の総称」とされています。

日本では公的機関による定義はないようですが、厚生労働省は『「統合医療」のあり方に関する検討会』(201213年)で、「統合医療」を「近代西洋医学を前提として、これに相補(補完)・代替医療や伝統医学などを組み合わせてQOLをさらに向上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」と位置づけています。

統合医療は、近代西洋医学と代替医療とを相補的に総合して考えていこうという方向で、私も一時、統合医療研究会に参加していたこともあります。
その根底にある思想は、「病治のための医療ではなく、健康のための医療」への思想の転換です。私は「代替医療」はむしろ「通常医療」の上位に位置する包括的な概念だと捉えています。ですから、「西洋医学か民間療法か」という問題設定はそもそも成り立ちません。目的は「いい人生」なのですから、対立概念ではないのです。

厚労省が「補完」とか「代替」とかいう区分けをするのは違和感がありますが、少なくとも相乗効果を目指していることはもっと広く知られていいと思います。そういう思想に基づけば、富裕層向けにむやみに高価なサプリメントも適正化されるでしょう。怪しいサプリメントや療法も駆逐されていくでしょう。

特に民間療法が話題になるのは、がんに関してですが、厚労省の『がん補完代替医療ガイドライン』(2008)にも、民間療法に関してしっかりと言及されています。
産業化してしまった病院でも、統合病院への取り組みは一時かなり進んだような気がしますが、最近はまた停滞しているようにも思います。

というわけで、民間医療は医療の世界ではしっかりと評価されているのです。
誠実な医師たちも、しっかり取り組んできています。
ただし医療産業や金銭主義に陥って病気を治すことの役割に呪縛された多くの医師たちは見えなくなっているように思います。

最近起こったパンデミック騒ぎは、おそらくそうした動きと無縁ではないでしょう。
恐怖を植え付けられれば、「いい生活」など望みうべきもありません。その方が、私には怖いですが、多くの人は「病気」の方を怖がるようになっています。
自らで、あるいは自分たちで、守る術を奪われてしまったからではないか。

そういう思いが、今回の私の試みにはあるのです。
医療を医療産業や生政治の権力者たちに任せるのではなく、私たちみんなの手に取りもどっしたいのです。

今日はちょっと理屈っぽい話を書いてしまいました。

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2023/10/18

■がん民間療法体験27:食事療法

前回書いた「もう一つ別の食生活療法メニュー」ですが、これはたいしたことではありません。普通の人ならもうやっていることでしょう。
要は、食事に気をつけるという、ただそれだけのことです。
ただ気をつける以上、自分もたまには包丁を使い、食材を買いに行くということです。

別のところに書きましたが、まずはサツマイモをスライスして、3分間蒸して食べるというのをやってみました。
多くの野菜でこれができそうです。そして美味しく食べられそうです。
私の嫌いな温野菜をメニューに含められます。
まずはこうした簡単なことからです。

最近、私の好き嫌いに過剰に対応してくれていた娘に、なんでも食べると宣言しました。ただ肉は苦手なので、できるだけ避けてほしいとは言いましたが。
娘はキノコが好きなのと、キノコはいま安いのだそうで、最近はキノコが入る料理がやけに増えました。まあそれにも順応できてきました。

先日から甘いお菓子は厳禁です。
ただ和三盆や麩菓子はいいそうですが、そう簡単には手に入りません。
と思っていたら、なんと決めた翌日の湯島のサロンに和三盆を持ってきてくれた人がいました。もちろん私の事情など全く知らずに、です。
実に運がいい。
でも甘味を楽しめないのは結構厳しい。これは40日の期間に限定しようと思います。

今日は娘が激辛キムチうどんをつくってくれました。
激辛はあまりよくないかなという思いもあったのですが、ともかく体温をあげることが大切と言われているので、試してみました。汗が止まらなくなり、体温も上がりました。これも時々試みようと思います。
近いうちに、近くのカレー屋さんで、最高の辛さに挑戦してみようと思います。

とまあこんな感じで、食への関心を高めようということです。
それが療法? そうなのです。私がいっている民間療法にはこうしたものも含めているのです。療法というよりも、養生法、健康法ですが。
でも、日常生活のあり様こそが、最高の治療策ですから。

先日いただいたお味噌は毎日、食べています。
パンに味噌をぬるのもやってみようかと思っています。
パンを止めた方がいいと言われていますが、そんなに多くないので、まあパン食は続けます。
療法のために食を変えるのではありません。
食を少しは楽しもうということです。
私にはこれまで全くなかった発想なのです。

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■第30回万葉集サロン「天平の美女たちの自分探し」報告

今回の万葉集サロンは、2人の女性の歌を通して、多から他へ、そして「自分探し」が始まった天平時代の雰囲気に触れるサロンでした。
いまから1300年ほども昔の時代ですが、なんだか今の時代状況に似ているなあと感じながら、私も今回は歌を楽しませてもらいました。

Manyou3000
升田さんは、まず天平2年の太宰府での梅花の宴の話からはじめました。
当時、太宰府に左遷されていた大伴旅人を中心に、いわゆる筑紫歌壇の歌人たち(全員男性)が梅の花を題材に集まり、そこで詠まれた歌32首が万葉集に収録されています。
ちなみに、この32首の序文から、現在の元号の「令和」は創られています。

升田さんは32首すべてを資料で配布してくれましたが、升田さんによれば、梅の花を題材にした連想歌で、それぞれの歌にはあまり個性はないようです。
要するに、梅の花を愛でながら、みんなで詠いあったもののようです。

当時は梅の花を集まって愛でるのは男たちだったそうです。
梅は遣唐使が持ち帰ってきた外来の花で、天平時代に人気が広がった。ですから、梅の花を囲んでの宴も多かったのでしょう。ただ、匂い・香りを楽しむのではなく、白い色を楽しんだ。香りを詠った歌はまだなく、色も白。平安時代になるとむしろ紅梅が詠われ、匂いも詠われていくのだそうですが、これもちょっと興味ある話です。

ちょうど同じころ、というか、その少し前に、京のみやこでも盛んに梅の花を囲んでの宴が多かったようで、『懐風藻』から葛野王などの漢詩を少し紹介してくれました。
くわえて、大伴旅人がそうしたみやこへの思いを詠った歌も紹介してくれましたが、升田さんは、この太宰府の梅花の宴は、みやこの漢詩の宴に対抗する意識があったのではないかと言います。となると、なんだか大宰府の梅花の宴は、ちょっともの哀しくなる。
左遷された男たちが、恨めし気にみやこを思いながら、似たような歌を詠みあげては慰め合っている、そんなみじめさを感じます。

なかなか天平の美女は出てきませんでしたが、ここで紀少鹿女郞(きのおしかのいらつめ)と県犬養娘子(あがたのいぬかいのおとめ)が登場します。
梅を詠った歌は、万葉集には120首あるそうですが、女性が詠ったのは8首(詠い手は4人)。

まずは、紀少鹿女郞の歌。

ひさかたの 月夜を清み うめの花 心開けて 我が思へる君

清らかな月夜に梅の花を見ていると、私の心も晴々してきて…というような意味でしょうか。
升田さんは、この「心開いて」という表現に注目します。
これは万葉集では、ほかには出てこない表現だそうです。

男たちは、何やらたむろって、みやこへの望郷の念を強めながら、うじうじと同じような言葉を発しているのに対し、紀少鹿女郞はさっぱりと自分の心を開け放して、愛する人への思いを語っているのです。

県犬養娘子の歌も読み上げてくれました。

今のごと 心を常に 思へらば まづ咲く花の 地に落ちめやも

升田さんは、これは恋の失敗談だと言います。
「心を常に」。もし平常心で応対していたら、梅の初花のように散ってしまわなかったのに、という失恋の歌なのですが、ここでもあっけらかんと自らの心を開いている。
たむろって望郷の念をちらつかせているのとは大違い。

県犬養娘子の歌は、万葉集にはこの1首しかないそうですが、紀少鹿女郞にはまだ数種あります。
特に面白いのは、大伴家持との贈答歌です。

戯奴(わけ)がため わが手もすまに 春の野に 抜けるつばなそ 御食して肥えませ

「戯奴」は、たとえば「おまえさん」というような、ざっくばらんな関係を示唆するような気楽な呼びかけで、しかも前々回話題になった一人称としても二人称としても使える言葉で、この歌に対して家持もまた自らを「戯奴」(わたくしめ)と称して、返歌を送っています。
こうした気楽に呼び合う表現は非常にめずらしく、ここにも「自我」への気づきを感ずると言います。たしかに、こういうやり取りは、白鳳までの贈答歌とは全く違います。

紀少鹿女郞の歌は万葉集に12首ありますが、いずれもとても魅力的で面白い。
詳しくご紹介できないのが残念です。

ふたりの歌を読み上げた後、升田さんはまとめてくれました。

天平時代は、日本列島も律令国家へと大きく変わりつつある激動の時代でした。
人々の意識や人との関係性も大きく変わりつつあったのかもしれません。
そうしたなかで、「多」の中に自分を預けるのではなく、「多」のなかにそれぞれ違う「他」を見つけ、その表情ある「他」から、「汝」、そして「我」が生まれてきた。
そして「我」は、自らの中に「心」を見つけ、それを開いてみたら、一人称とも二人称ともいえる「複数の我」に気づきだした。

ちょっと升田さんの真意からずれてしまっているかもしれませんが、私はそんなように受け止めました。

ところで、冒頭に、今の時代状況に似ていると書きましたが、どこが似ているのか。
周囲を気にしながら権威や権力に従属して自己を失っているような男性集団と自分の人生をしっかりと生きようとしている女性たち。そこがなんだか似ているなあと感じたのです。

でもまあ最近は女性も男性化しているし、美女は少なくなっているのかもしれません。
念のために、美女とは美人という意味ではもちろんありません。
その話も升田さんからもありましたが、私が書くと不正確になりそうなので止めます。

次回の万葉集サロンは1217日です。ぜひご予定ください。

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2023/10/16

■がん民間療法体験26:天日塩の入った味噌

前回書きましたが、昨日、手づくりの天日塩の入った味噌が届きました。
私のこの報告を読んで、送ってくださったのです。
前もって、送ってもいいかとの問い合わせがあったのですが、その心遣いもうれしかったです。

送ってくださったのは、10年以上前に一度しかお会いしていない人です。
私は、当時、あるビジネススクールで毎年1回、ビジネススクールらしからぬ講義(収益よりも大切なことがある)をさせてもらっていたのですが、その人はそのスクールのスタッフの方で、私の話を聞いてくれた関係で、終わった後、少し立ち話させてもらっただけなのです。その縁で、フェイスブックで緩やかにつながっていたのです。それが11年前。

人の縁とは、本当に不思議なものです。
ちょっとした立ち話でしたが、私も彼女の生活にちょっと興味を感じ、記憶にずっと残っていたので、今回、連絡をもらってすぐに思い出したのです。

荷物を開いたら、お味噌のほかにジャガイモが入っていました。
同封の手紙によれば、庭で育てたジャガイモだそうです。
お味噌は、肥料を使わずに、雑草と同じように育った黒豆と緑豆が材料だそうです。

手紙には、「この度、私が自慢したい手前味噌を召し上がって頂けるとのことで、うれしいです」とあります。
その気持ちが、またとてもうれしく、もうがんなどふっとんだ気さえします。
終盤に入った40日奇跡プロジェクトの、新しいメニューとして、毎日この手前味噌(送ってくださった人の名前をとって〇〇味噌と呼んでいます)を少しずついただくことにしました。

今日はまず朝はクラッカーにつけて、午後3時に、いただいたお芋をふかして、それにつけて食べました。
私は味噌田楽も苦手で、これまでほとんどお味噌そのものをたべたことはありません。
でも、この〇〇味噌は、作り手が自慢したくなるのがちょっとわかるほど、おいしかったです。気持ちがとてもこもっているからかもしれません。
それにこのジャガイモもまた、ほくほくしていて、実においしい。
味噌もともかく、何やらとてもうれしい民間療法です。

ついでにこの療法に取り組んだおかげで、もう一つ別の食生活療法メニューが増えそうです。
それはまた改めて。

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■がん民間療法体験25:「切ってしまったら、取り返しがつきませんよ」

民間療法への取り組みも、4週間が経過。生活そのものは大きくは変えていませんが、この間、かなりストイックに取り組んできています。
決まり切った生活が苦手の私には、正直、少し疲れが出てきて、なんだかこのスタイルを壊したくなりそうです。そうなっては、祈ってくださっている人たちに申し訳ない。先日もある人からも、そんなことを指摘されましたので、やめるわけにはいかない。

そもそも、この40日奇跡プロジェクトは、友人の一言から始まったような気がします。
我孫子に住んでいるその友人は、私が前立腺がんになってからの様子(「癌診断を受けての体験と私見シリーズ」)を読んで、私を呼び出したのです。そして、こう言ったのです。
「切ってしまったら、取り返しがつきませんよ」。
そして私にともかく水素風呂を体験してみませんか、と言ってくれたのです。
彼女自身が、その効用を実感しているからです。

人生はすべて素晴らしいという人生観を持っている私としては、「がん」もそうなら「摘出手術」もまた、新しい体験だという思いもあったのですが、彼女の熱心な(でもしつこくは全くない)声に、ついその気になってしまったのです。

そしてどうせやるなら、ほかの療法も確かめてみようという気になり、40日奇跡プロジェクトが始まったわけです。
多くの人は治療法についてアドバイスしてくれたのですが、彼女だけは病院での治療をするな、と言ってきたわけです。それも、親身になってです。

まあそんな風に始まったのですが、その体験方法を書きだしたら、いろんな人からメッセージが届きだした。
こんなに多くの人が関心を寄せて、祈ってくださっている。
そう思うとにわかには、もうあきたからやめるとは言えなくなってしまいました。

でもやはり疲れる。
毎日同じことを繰り返すのはどうも苦手なのです。

と思っていたら、昨日はなんと手作りの天日塩の入った味噌が届きました。
もちろん味噌もうれしいですが、送ってきてくれた人が思ってもいなかった人なのです。
それがうれしくて、やはりもっとまじめに取り組もうという気になりました。

あと2週間、取り組みメニューを増やすことにしました。
ちょっとやりすぎだなあという気がしないわけではありませんが、療法重視の生活をもう2週間続けられそうです。

さてさてどういう結果になるでしょうか。
お楽しみに。

不謹慎ながら、ここで「賭け」を働き掛けるのもいいですね。
結果は〇(がんの縮減)か×(無変化もしくはがんの増殖)か、みなさんの投票を集める仕組みがあると面白い
ちなみに私は、いまは意思としては〇ですが、推測はいずれでもない白紙です。

みなさんの予想はどうでしょうか。

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2023/10/14

■湯島サロン「がんアルカリ療法を考える 重曹水・クエン酸水の効用」報告

先日の「民間癌療法」サロンに続き、広い意味での健康につながるような「養生法」や「民間療法」、あるいは食生活に関するサロンを開催していこうと思いますが、その1回目は「重曹水・クエン酸水の効用」をテーマにしました。タイトルに、「がんアルカリ療法を考える」という余分な言葉を添えてしまったために、参加者を限定することになってしまったのが失敗でした。
多くの人に聞いてほしい話が満載のサロンでした。
それでも9人の参加者がありました。

話をしてくださったのは、「ふまない・ねらない・ねかさない」という独自の方法で「もろやま華うどん」を創始した新井さんですが、その話も少ししてくださいました。いま新井さんが関わっている霜里農場の話も。これも興味ある話でした。
おいしい野菜の食べ方の話もありました。
そうした話は改めて場をつくってくださるというので、楽しみにしていてください。いつか、湯島で「うどん打ち」の実習付きサロンもやってくださるかもしれません。

さて肝心の「重曹水・クエン酸水の効用」です。

重曹は運動パフォーマンスを改善する目的で多くのスポーツ選手が摂取しているトレーニングサプリメントで、合法的な運動能力増強剤として知られています。1日10gから15g程度の重曹の摂取が血液の緩衝材として有効安全であることは、スポーツ栄養学の専門家の多くが認めています。
重曹はがん組織の酸性化を阻止することができるので、重曹の服用が抗がん剤や放射線治療や免疫療法の抗腫瘍効果を高めることが明らかになっています。

がん治療に重曹を使用するときは、500cc程度の水に10gから15g程度の重曹を溶かして、空腹時に1日数回に分けて服用します。
胃の中に胃酸が多い時に重曹を服用すると胃酸と反応して炭酸ガスになってしまい、腹部膨満を引き起こすこともあるので胃酸が少ない空腹時の摂取が良いそうです。

クエン酸は、空腹時に服用すると胃粘膜を刺激するので、食後に摂取します。
クエン酸の服用量は多いほど良いのですが、多く摂取すると副作用(胃部刺激など)も出ますので、その兼ね合いから、1日に10から15g程度が妥当だそうです。
500ccの水に10から15gであれば、酸っぱさもそれほど強くはありません。

重曹をがん組織の酸性化を中和する目的で飲用する場合は、クエン酸と混ぜると効果が減弱します。したがって、がん対策の時には重曹とクエン酸は別々に飲むのがいいそうです。このように別々に摂取すれば、クエン酸と重曹の両方の抗がん作用が得られます。

というわけで、「重曹は、500ccペットボトル1本に対して5g程度を溶かして空腹時に」、そして「クエン酸は、500ccペットボトル1本に対して5g程度を溶かして食後に」が新井さんのお勧めです。
ただし、飲む量に関しては個人個人の状況に応じて、飲むのがいいです。また私の体験ですが、一気に飲むよりも分けて飲んだ方がいいような気がします。

新井さんは、飲み方に関しても教えてくれました。
私は3週間ほど飲んでいますが、最初は飲みにくかったのが事実です。
新井さんのお勧めの飲み方です。

まず重曹水には香りがあって少し飲みにくいですが、その香りが鼻に抜けないようにすればいいと言います。重曹水を口に含んで、その味わいを口中の隅々にまで行き渡らせて飲むわけです。そうやって飲むと、新井さんは京都料理の上品なお吸い物と同じようにおいしいと言っていましたが、これに関しては私は保証できません。でも、飲みやすくなるのは間違いない。

クエン酸は、家庭で作るフルーツジュースなどに加えると劇的に美味しくなるそうです。私もさっそく試してみましたが、劇的かどうかは、これまた保証できません。
新井さんは、ともかく、胃に違和感(胃重、ムカムカ、チクチクなど)を感じない量を、食後すぐにコツコツと飲み続けるのがいいと新井さんは言います。クエン酸サイクルの立場からは、その人の胃の具合に合ったクエン酸をほぼ2時間間隔で飲み続けるのが理想だとも教えてくれました。

私は、サロンの翌日から、新井さんのお勧めの飲み方にしています。ただし、量は新井さんが言う半分程度です。最初はあんまり考えずに適当に飲んでしまい、胃が重くなったりおかしくなったりしたこともありますが、最近はようやく自分に適した量がわかってきました。そのおかげか調子がいいです。

この後、新井さんはみんなの前で、重曹水とクエン酸水を実際につくってくださって、みんなにふるまってくれました。

そのうえ、新井さんはそれぞれ2リットルほど、重曹水とクエン酸水を持参してくれたので、湯島のサロンに来た人で関心のある人は味見してみてください。なくなっていたらごめんなさい。

ちなみに、養生や健康をテーマにしたサロンの次回は、10月26日の「食のチャネルからのメッセージ」です。よかったらどうぞ。
また話題提供したい方はご連絡ください。
追々定例化していく予定です。

 

 

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■がん民間療法体験24:養生と療法、あるいは健康道具と健康機器

友人が祈りを込めた手紙と一緒に「足心棒」を送ってきてくれました。足裏をぐりぐりする「足つぼマッサージ棒」です。私の足もみの記事を読んで送ってくれたのです。
そういえば、昔はよく見かけた「健康道具」のひとつです。わが家にもなぜかありました。

私が子どもの頃までは、まだ病気や心身の不具合は、病院任せ、薬任せではなかったのです。たとえ、薬に依存するとしても、富山の薬売りが置いていった「薬箱」から、自分で選んで使っていたのです。各自、各家庭で、健康に対処する文化があったような気がします。もちろん隣近所も含めて、支え合う文化もあった。

あの頃はみんな体験的に病気を捉え、生き方にもその体験を活かしていた。
健康は医者任せではなく、自分たちで解決していた。医師はそこにアドバイスを与え、手伝っていた。

もしかしたら、私たちは自分の人生を誰かに託してしまったのかもしれません。
そう考えていくと、「民間療法」を考えるということは、とても深い意味があるような気がしてきました。

そういえば、一昨日の重曹水・クエン酸水サロンで、話をしてくださった新井さんが、いまや食生活と自然が切れてしまっていることを憂いていました。いや自然だけではない、生活とも切れている、と私は叱られました。食べるものにしっかりと関心を持って、少しは食事づくりもしなさいと言われた気がします。
たしかにこれまで食事は、時間になれば出てくるものという思いになっていました。
夕食は何にしようかという妻や娘の問いかけには、おいしいものを、とだけいつも答えていました。いやいまもそうです。

話がそれました。
今日は「健康道具と健康機器」の話を書こうと思っていました。
私が当初、民間療法をイメージした時には、実は水素療法は視野にはありませんでした。
日常の中で、誰でもが取り組めるものを主に想定していたのです。

しかし、取り組み始めて気がついたのは、療法と養生の違いです。
養生は病気にならないために常日頃自分の免疫を高めておくことでしょう。
でも病気になってしまったら養生に加えて療法も必要になる。
もちろんそれらはべつのものではなく、つながっています。

養生には道具があればいい。でも療法には機器も必要です。
その危機が、資本によって囲い込まれてしまうと庶民にはなかなか手が届かないものになってしまう。もしそうなれば、健康もまた格好の「市場」にされてしまう。いや、もうすでに健康は、資本にとっては最大の「成長産業」になっていしまっています。
言うまでもなく「医療産業」も、すでに十分に市場化している。
しかも、一番のお客様は、政府かもしれません。
いまの財政に占める医療予算はどんどん膨れ上がっている。
最近のコロナとワクチンで頂点を極めてしまい、さすがに見える人にはおかしさが見え始めた。

またどうも話がそれてしまいましたが、要は、健康機器も医療も、やはりみんなのものに取り戻したい。
宇沢弘文さんの「社会的共通資本としての医療」というとてもいい本があります。
厚い本ですが、読みやすい本なので、ぜひ多くの人に読んでほしいです。

またまた体験報告とは大きくずれてしましました。
すみません。

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■がん民間療法体験23:新しいメニュー

後半の3週間に入り、何か新しい、しかも即効性のあるメニューはないだろうかと書いたら、いろんなアドバイスが届きました、
すべて取り入れていたら「過労死」しかねないのですが、せっかくのアドバイスを無駄にしたくはないので、項目だけをあげておきます。
もしもう少し詳しい情報が知りたい方は私宛の連絡いただければ、情報提供者につなげるか、私がもらっている情報をお伝えします。あるいは関連した情報をもらえれば、データとして蓄積していきます。
この報告を書いている意味の一つは、いろんな情報を共有して「社会知」というコモンズにしていきたいということですから。

今回いただいたものは次の通りです。

・遠赤外線を当てる温熱療法。具体的には、遠赤外線ヒートマットがいいと勧められています。
・天日塩の入った味噌を生で食べる。
・熱刺激療法。タオルを畳んで、水で濡らし、レンジで130秒。盆の窪(首の後ろのくぼんだところ)に7分くらい当てるのを朝晩2回。   
・イベルメクチン服用。実際の入手方法や服用する際のアドバイスももらいました。

即効性があって確実なのは「遠赤外線ヒートマット」。なんで採用しないのか、複数の人から言われています。まだ決めかねています。「奇跡」起こしのためには効果的なのはわかっているのですが。
手ごろにすぐできるのは、味噌と熱刺激。

ほかにも、食生活を見直せという関係のものも多かったです。
たとえば、「玄米菜食」。「白米を止めた方がいい」というアドバイスもありました。
玄米菜食は私には過去にも勧められて取り組みましたが、続きませんでした。残り3週間ならできるかもしれませんが、娘と同居なので、彼女が賛成しないでしょう。
ゲルソン療法の紹介もいただきました。

ほかに以前もいただいた「自家尿飲療法」もまた勧められましたが、身体を信頼している私としては、身体が輩出したものを再投入するのはなんだか裏切り行為のようでできないのです。
「岩盤浴」もまた勧められました。これもやはり私の趣味には合わないのです。この3週間限定と考えれば、岩盤浴より遠赤外線ヒートマットでしょう。

さてどうしましょうか。
メニューを増やすべきかどうか。迷います。あまり増やすとどれもこれも中途半端になりかねません。治療のために生きているのではなく、自分の生活リズムやスタイルは崩したくない気もします。手段のために生きる生活は私の好みではないからです。

 

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2023/10/13

■がん民間療法体験22:医師の励まし

昨日と違って、今日は、がん民間療法体験を元気づけられることがありました。

がんとは別に、私は脳神経外科に定期的に検査に行っています。
言うまでもなく、私は西洋医学否定論者などでは全くありませんので。

数年前に、ちょっとおかしくなり病院に行ったら、脳の2本の血管が切れそうになっていたのです。軽い脳梗塞も起こってたようです。以来、定期的に検査していますが、その医師は若い医師で、この分野に関しては彼に私は一任しています。

その関係で、いわゆる「血液サラサラ」と言われる薬を常用しています。
前立腺がんの生検のために、その薬の服用を1週間止める必要があり、その了解を得る過程で、私が前立腺がんになったことを知っているのです。

それで今日の検診の最初の一言が、前立腺がんはどうなったかという問いでした。
経過を話し、40日の民間療法体験中と話したら、どんなことをやっているのかと聞いてきました。そこでいま取り組んでいること話しました。
彼はしっかりと聞いてくれ、その情報を私の処方記録にも入力していました。
そして、その効果を図るのには、PSA値だけではなく、がんの大きさもしっかり数値でもらうように、それもきちんとプリントアウトしたものでもらうようにとアドバイスしてくれました。

なんだかとても元気が出てきました。そういえば、いまの前立腺がんの医師はプリントアウトしたものはくれません。それはきちんと要求すべきだと言われました。
ただ民間療法のことをきちんと聞いてくれただけですが、これまでの2人の医師とはその聞き方が全く違うのです。

それにこんなことも言いました。
民間療法からきちんとした医学医療になったものもあるからね、と。
こういう医師もいるのだとわかって、ちょっと気持ちが軽くなりました。

「医師は病気を見るのではなく病人を見るのだ」とは、よく言われる言葉ですが、最近は、病気どころかパソコンしか見ない医師も増えています。
たぶん、医師資格を認定する試験制度が間違っているのでしょう。

 

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2023/10/12

■がん民間療法体験21:本気で取り組んでいるのかと叱られました

昨日は私には厳しい日でした。

私の「40日の奇跡」プロジェクトの理解者たちに、午前・午後、それぞれ会いました。
午前中は水素療法の関係者です。

そのミーティングで、参加者の一人が持ってきたお菓子を食べようとしたら、水素療法でいろいろ支援してくれている人が、こういうようなことを言ったのです。
「そんな甘いものを食べるようでは、成功しないですよ」と。
そんな中途半端な気持ちでは失敗するだろうなと彼は言うのです。
そして、なぜ自分が私に協力しているかの理由も話してくれました。

その指摘には、私としては反論のしようもできませんでした。
私としては、もう十分に生きたので、生への執着はないと思っていますが、そういう「自分勝手な考え」を諫められた気がして、ちょっと反省させられました。

午後は「重曹水とクエン酸水」の話のサロンでした。
サロンの報告は別途しますが、サロンのはじまる前に、こんなことを言われたのです。たぶん、ですが。
そもそも自分で料理などしないなどと言っている佐藤さんは、しっかりと生きてきたとはいえない、その結果ががんなのだ、と。これは私自身の受け止め方なので、指摘してくれた人は、そんなことは言っていないと、たぶん言うでしょう。でも私には、そう伝わってきました。そして、これまた反論することなく、納得してしまった。

この歳になって、生き方が間違っていると言われるのは、それなりにつらい。でもそうかもしれないと、最近、思い出しています。だからそう聞こえてきたのかもしれません。

実は今回の体験で一番感じたのは、私が食に関してほとんど無知だったということです。
言葉自体知らないことが多すぎました。
小さじが5ccも知らなければ、キビ砂糖も知らない。
以前、「和える」という言葉を誤解していて、娘から信頼を失ったことがありますが、難しい言葉を使っている割には、常識がないねと娘たちからは全く信頼されていないのです。困ったものですが、まあ事実なので仕方がない。

食は文化の基本などと言っていたのが恥ずかしい。
もっとまじめに食と付き合わないといけない。
そう思っていたら、知人が「ゲルソン療法」がどうかと言ってきました。
たしかにまずは「食生活の見直し」ですね。

残り3週間は、食生活の見直しも加えることにしました。
まあ私にできることは少ないですが、まずは「甘菓子断ち」からスタートです。

 

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■がん民間療法体験20:3週間経過しました

40日のがん民間療法体験も3週間が過ぎました。

正直に言えば、いまのところ、効果があるともないとも言えません。
いま毎日やっているのは、主に「重曹水・クエン酸水の摂取」「水素風呂2回入浴」「水素ガス吸引」「リンゴ・人参・レモンジュース」「チャーガ」です。
「十分な睡眠」と「祈りのある生活」にも心がけています。

そのせいかどうかはわかりませんが、体調は至って良好です。
逆にがんが大きくなっているとか転移したとか、そんな気分はありません。

ところで、なぜ私がこんなことをやっているのかに関して、なかなか真意が伝わっていません。それに「民間療法」に頭から否定的な人もいます。
事実、私の主治医とかかりつけの個人医は、ふたりとも否定的で、危うく関係が悪化しそうな感じでした。生活よりも病気に目が向いている医師の本性がわかったようでがっかりしました。あまりにも無知すぎる。それに好奇心がない。

「民間療法」への偏見や思い込みも、思っていた以上に強いことも実感しています。
肯定的な意味でも、否定的な意味でも、です。
そもそも「西洋医学」か「民間療法」かという、二元論ではありません。

ちなみに、最近の製薬会社による新薬の開発の大きな源は、「民間療法の知恵」から来ていると言われます。たしか、レヴィ=ストロースの『野生の思考』にも書かれていたなと思い出して、本を調べましたが見つかりません。でも最近読んだナンシー・フレイザーの「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」にも、有名なインドセンダンの話が出ています。民間療法の知恵を盗み、特許制度によって、その知恵を消去してきた事例には事欠かなないはずです。
いままた、モンサント(バイエル)が食料の分野で同じようなことをやっています。

私は、もちろん、民間療法だけが正しいなどとは思っていません。
いま取り組んでいる方法も、それが癌に効くかどうかはまったくわかりません。
だから取り組んでいるのです。せっかく自分が癌になったのだから、ずっと疑問に思っていたことを確かめてみようと思っているだけです。取り組んでいる療法で、がんが消えるとしたらみんなに知らせたいですし、逆に消えないとしたら、それもまたみんなに知らせたい。可能性は否定しないで、自分で確かめる。それが私の信条だからです。
私に民間療法を勧めてくれている人も、それを知っています。みんな「盲信」してなどいません。西洋医学を盲信している一部の批判者とは違うのです。

結果が白か黒かは、わかりませんし、高々40日くらいで結果が出るとも思っていません。でももしかしたら、何かわかることがあるかもしれません。だからワクワクしてしまうのです。たぶんまわりの人たちも、そう思って、私を実験台に乗せてくれている。だから、この40日の体験は、いつも以上に真摯に取り組んでいるのです。

近代西洋医学や民間療法を盲信している人のようにはなりたくないのです。それらはいずれも同じ種類の、無明な人たちです。そういう人が増えていくのは、無知が社会を劣化させていることにも通じています。あまり学校での洗脳を受けていない最近の若者たちは、それほど無知ではないでしょうから、そこに期待はしていますが。

正直、3週間も続けていれば、何らかの効果を感じられるのではないかと思っていました。しかし、そもそもそう思うのは、私が近代科学の思考に洗脳されているからだと気づきました。そういう意味では、私もまた「無明族」の一人かもしれません。
他者のことは言えません。困ったものです。

さて後半に入りますが、3週間も続けていると、けっこう飽きてきます。
何かもう一つくらいメニューを増やしたいと思っています。
それもできれば即効性のありそうなものです。

何しろ判定日まで20日しかありませんので。
なにがいいか。試案中です。
劇的に効果が出そうなものはないものでしょうか。
私にも無理なくできるような。

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2023/10/11

■湯島サロン「食のチャネルからのメッセージ」のご案内

前に私の朝食の内容をフェイスブックで紹介したことがあります。
それを読んだタカイさんから、あんまりよくない、変えた方がいいと言われました。
その指摘には少し納得できることもあり、ちょっと変えましたが、タカイさんによればまだまだ不十分のようです。

そんな時に、私の前立腺がんが発見されました。
タカイさんは、がんを克服するためにも食生活を見直すようにアドバイスしてくれました。遠隔から私をウォッチしてくれていますが、どうも気になっているようです。

ただ問題は私だけの問題ではありません。
チャネラーでもあるタカイさんは、さまざまなメッセージを受け取っています。
はじめは個別だけだったそうですが、10年ほど続けてきたら、誰にも共通となる内容がわかってきたそうです。
そうしたメッセージを整理して、だれにも共通するものをサロンで話してもいいと言ってきてくれました。

個別に指摘すると、私のような天邪鬼は素直に耳を傾けないと思われているのかもしれません。それに毎日のことですから、他者からのアドバイスでは続きません。自分で考えて納得して選ばないとつづかないことは私もよく知っています。

タカイさんによれば、共通項は、最初の3か月にとくに有効なもので、これはいわゆるクレンズ、リトリートという感じです。3か月してある程度休めたあとは、メッセージは個別のものとなっていくそうです。

昨今の食生活の風潮には、私も大いに疑問を持っています。
そこでタカイさんにお願いして、食のチャネルからのメッセージを話してもらうサロンを開催することにしました。
めったには聞けない話が聴けるかもしれない、貴重なサロンです。
考えて決めるのは、タカイさんの話を聞いた一人ひとりです。

食は健康の源です。
ぜひ多くのみなさんの参加をお待ちしています。
参加希望者は、事前にお申し込みください。

https://shi-dobe-ginza-sea.jimdofree.com/%E9%A3%9F%E4%BA%8B%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/

〇日時:2023年10月26日(木曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「食のチャネルからのメッセージ」
〇話題提供者:タカイシオミさん(チャネラー/メッセンジャー)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

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■がん民間療法体験19:健康サプリメント

今日は私が取り組んでいない「サプリメント」の紹介です。

話題になっているサプリメントも含めて、いろんな方からサプリメントの紹介を受けています。いずれも決して無責任な紹介ではなく、ご自分もしくは身近で使用し効果を実感されている方からの情報です。

そのなかからいくつかを紹介しておきます。
具体的な販売先はあえて書きませんが、もし関心があれば私に問い合わせてください。

まずは前にも書いたAHCCです。
AHCCとは担子菌培養抽出物の加工サプリメントだそうですが、こう言われても何のことか私にはわかりません。ネットで調べてみると、どうやらα-グルカンが豊富に含まれているのだそうです。でも私にはますますわからない。
ただそのAHCCを服用した結果、食道がんが消えたという人の伴侶の方から、教えてもらいました。癌が消えたのは、AHCCのおかげかどうかはもちろんわかりませんが、その人は癌が消えたことは事実なので私に教えてくださったのです。

長野県のある『ぬか床』から東京大学薬学部が発見し研究した新亜種乳酸菌の『11-1乳酸菌』を紹介してくださった方もいます。ミドリムシから抽出したものです。
友人は、家族みんなで飲んでいて、家族もみんな元気だそうです。

春ウコンからつくったサプリメントもあります。
春ウコンに関しては、次のサイトに詳しいです。
http://www.haru-ukon.com/index.php?%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%81%AF%E7%99%8C%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%9A
春ウコンから作ったサプリメントは、あまり高価ではなく、入手しやすいようです。

自分で愛用しているFitLine サプリメントを持ってきてくれた友人もいます。
いただいたので飲んでいますが、ネットで調べてこれが高価なものであることを知りました。ちょっと飲むのが気が引けてきました。
でも持ってきてくれた友人は、これこそが最強のサプリだと言っていたような気がします。彼女はこのサプリで、いつも適度な健康を維持しているようです。
日本産ではなく、ドイツ産のようです。

ほかにもいくつか教えてもらったものはあります。
これに類したサプリメントはたくさんあるでしょう。
がんに効くという売り出しをしているものも少なくありません。
そうしたサプリメントをきちんと一覧できる本もあります。
私は、そうした本が苦手なので、あえて友人知人からの口伝情報を重視しているのです。

ちょっと抵抗があるのは、そういうサプリの多くは「ねずみ講」的な販売をしていることです。私はともかくお金が絡んでしまうと一挙に興ざめするタイプなので、どうも抵抗があるのです。

でも、「ねずみ講」的な仕組みは、それこそが「民間的」なのかもしれません。
「ねずみ講」もちょっと工夫をすると、まさに「コモンズ」育てにつながるような気が以前からずっとしています。しかしそのためには、流れを双方向に、しかも平等な双方向にしなければいけません。うまく構想できれば、それこそ新しい「結い」につながるかもしれません。
そしてそれこそが、最大の「がん民間療法」になっていくかもしれません。
いつか構想したいと思いながら、まだ取り組めていないのですが。

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2023/10/10

■資本主義社会の次の社会

最近読んだ3冊の本を多くの人に読んでほしいと思い、紹介させてもらうことにしました。私も友人知人からの紹介で読みました。
3冊に共通するテーマは、現在の「資本主義社会」をどう超えていくか、です。
いささか冗長で読みにくいきらいはありますが、主張していることははっきりしています。

1冊目は、ナンシー・フレイザーの『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』(ちくま新書)です。読んでいていささか気が重くなるほど、資本主義社会の問題が鋭く指摘されています。資本主義を単なる経済の問題として捉えていないために、経済学者の資本主義論とは全く違っています。一言で言えば、資本主義社会は、ウロボロスのように己まで食べてしまう大食漢だというのです。時間のない人は第1章と第6章だけでも。

大澤真幸さんの『資本主義の〈その先〉へ』(筑摩書房)には、資本主義の次の社会の骨格が語られています。具体的ではありませんが、枠組みとしては具体的なイメージがつかめます。この本は最後の第5章だけでもぜひ。

ふたりのアプローチは違いますが、資本主義社会をパラダイムシフトするということでは共通しています。その社会原理は、ありきたりの言葉を使えば、社会主義とコミュニズムですが、言葉に捕らわれずにしっかりと読めばとても共感できます。

この2冊はいずれも今年出版されましたが、それと一緒にもう一冊紹介したいと思います。ちょっと古い本ですが、『グローバリズムの終焉』(農文協)です。
これも友人から教えてもらったのですが、関曠野さんの10年ほど前の著作です。
関曠野さんの本は久しぶりに読みましたが、とてもわかりやすいです。
考え方において、前の2冊につながっているように思います。

今日は家で一人でしたので、読書三昧してしまいました。
朝から夜まで読書でした。

 

 

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2023/10/09

■湯島サロン「豊かな生活のためにお金は必要か邪魔者か」報告

思いついての急な呼びかけにもかかわらず。10人近い参加者がありました。

Okane2023100600

思いついたきっかけは、外資の某金融会社のテレビCMのメッセージです。
「お金は大事だよ」というのが、そのメッセージです。
このメッセージが、私たちの無意識に働きかける結果が、私には恐ろしいので、毎回、そのCMが出たらチャンネルを切り替えます。でも切り替えた時はすでに遅い。それに私の頭の中には、もうその「お金は大事だよ」というコピーはしっかりと入っています。きわめて不愉快なのですが。
それで思いついたのです。「そうだ、サロンをやろう!」。これもまた、JR東海のCMの影響でしょうか。実に恐ろしい時代に私は生きているようです。

お金は大事だろうという人は多いかもしれません。
たしかに、お金をどう使うかで、世界は変わっていくでしょう。
でもこのCMのメッセージは、金銭依存を高め、金銭への隷従を意図しているとしか思えないのです。日本政府の意向には合っているかもしれませんが。

最近読んだ大澤真幸さんの本(『資本主義の〈その先〉へ』にこんな文章がありました。
「人は幸福になったり、不幸になったりしますが、どちらの原因も大半は、他者にあります」。
まったくその通りで、幸せや不幸をもたらすのは、お金ではなく人なのです。

人との関係が、私たちの人生を決めていく。お金がそれにかかわってくることは否定しませんが、大事なのはお金ではない。人とのかかわり方、あるいは自らの生き方なのです。
あるいはこう言ってもいい。お金が幸福を生み出すか、不幸をもたらすかは、その使い方にある。主役は人間であって、お金ではない。お金は本来、手段でしかありません。

『モモ』の著者、ミヒャエル・エンデは「温かいお金」と「冷たいお金」という表現を使いましたが、温かなお金ももちろんある。そもそもお金は、人と人をつなぐ仕組みでもあったのですから。
でも、いまのお金、某金融会社の言う「お金」は冷たいお金です。その冷たいお金の増やし方(運用方法)を文科省は学校で子どもたちにも教えようとしている。多くの人は、お金が人生を豊かにしてくれると思い込み始めている。そんな不安がしてなりません。

長々とすみません。サロンの報告を書かなければいけません。
参加者は実に多様で、好業績の会社の経営者からホームレスと紙一枚の差を感じているフリーランサーまでお金との関係も全く違った人たちが集まりました。ミニマリストでお金を使わない人もお金嫌いの人もいました。
でも、お金への執着はほとんどないという点では共通していたような気がします。だから、こういうテーマのサロンに集まってくれたのでしょうが。

話し合いもさまざまでした。
減価するお金を基本にした仕組みづくりに取り組んでいる人からはベーシックインカムの話がありました。
生活保護制度はあるものの、それを受けることに抵抗を持つ人も多いという話も出ました。そこに何かとても大きな示唆を感じます。生活保護をお金で考えていいのか、と思うのです。昔はもっと別の形での生活保護の仕組みがありました。

大事なのは人のつながりだという話もありました。
お金がなくても支え合う関係をつくれる「非金融型」の保険の話にもっていきたかったのですが、いまは保険と言えば、すべて金融型になってしまい、否定的な受け止め方をする人が多かったようなので、今回はこの思いは断念。
かつては日本にも広がっていた「共済の仕組み」(結とか連、講など)も金融資本につぶされてきています。いまこそ新しい結の仕組み、人と人が支え合う仕組みをつくりたいと思いますが、そうしたものを福祉産業が妨げています。福祉さえもが「市場化」の対象になってしまっているからです。

またちょっと「熱く」なってしまいそうです。すみません。私の長年の関心事の「コモンズの回復」につながるとすぐに語りたくなる。困ったものです。

中途半端な報告ですみません。
でもいろんな話題や示唆があったサロンのような気がします。
参加者に感謝します。

モーゼは、「人はパンのみにて生きるにあらず」と言ったそうですが、お金だけでは生きていけないことは間違いない。人の支えや愛、私の生を支えてくれる自然があれば、お金はなくても大丈夫のような気がします。実際に子どもの頃はそうでしたし。

『暇と退屈の倫理学』で、國分功一郎さんは、人生にはパンだけではなく、バラも大切だと言っています。
また思いつきサロン「パンとバラとどちらが大切か」を開きたくなりました。
いかがでしょうか。

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2023/10/08

■がん民間療法体験18:体験談をもっと可視化したい

FBやブログに投稿しているこの体験報告を読んで、いろんな方が情報を提供してくれます。

みんな心配してくれているのでしょう。感謝しながら、情報を受け止めています。
同時に、そういう情報を誰かに伝えたいと思っている人も多いのではないかという思いも強まっています。教えてやりたいけれど、誰にでも言える話ではないのかもしれません。せっかくのたくさんの体験談(とりわけ失敗談)が埋もれてしまっている。体験は、成功談にしろ失敗談にしろ、そこにはたくさんの知恵が含まれていると思いますが、もしそうだとすれば実にもったいない。

改めてそんなことを思います。
病気の世界を抑え込んでいる医療関係者にも、意識を変えてほしいものです。

ただその一部には、高価なサプリメントの話もあります。
友人が「民間療法はある意味でお金のある人たちを取り込む方法」と書いてきた意味が少しわかります。あるいは、お金持ちの「贅沢な選択」というイメージもあるかもしれません。
たしかに私のような経済状況だと、なかなか手が出ないものが多いです。

しかし、「高いサプリ」にも、いろんな理由があるのでしょう。
まずは「高価なほど効果がある」と思う人も少なくないでしょう。
実際の実験結果から証明されているように、高価であることが効果を生むこともありますから、こうした考えもあながち否定すべきではないかもしれません。
実際に、あまり市場が広がらないためにコストがかかっている例もあるかもしれません。

高価であるには、それなりに理由があるはずです。
しかし、基本はそれが「収益事業」と捉えられているからです。提供する人と効用を受ける人が明確に分けられている。まさに資本主義がもたらした「分離の思想」の中にあるからです。

しかし発想を変えて、みんなが健やかに生きるための知恵(それは同時にみんなが健やかに生きられる社会の知恵でもあります)をみんなで分かち合おうという、私が考える「コモンズの思想」に即して考えれば、理由は捉え方はまあったく変わってきます。
もし効果があるのであれば、それがたとえ「時に」であろうとも、誰もが使える療法にしていこうとすればいい。収益事業として成り立つ方策ではなく、そうした方向のかじを切れば、必ず実現するはずです。

何であれ、金銭的な理由で手が出ない人がいるのであれば、私の考える「民間療法」ではありません。私が考える民間療法は、お金などなくても取り入れることができる療法なのです。
もしそれが本当に効果を発揮できるのであれば、その普及に努めれば、コストは安くできるはずです。あるいは、コストを安くするための知恵をみんなで出せばいい。

水素療法のところでも書きましたが、いまは高価でもみんなで知恵を出し合えば安価で実現する方策は必ずある。
そういう意味では、いまの医療は私には「営利医療」に思えるのです。
医師と患者は対等の関係にはなりにくく、セカンドオピニオンを受けるのにさえ気分的に遠慮しなければいけない状況があるのはどう考えてもおかしい。
問題は「医師」側にあるのではなく、「患者」側にあるのですから、患者視点で考えなければいけない。でも今はまだ「医師」中心の医療が少なくないような気がします。

そもそも私が今回、民間療法を併用したいと申しでた時の医師の対応、あるいは私のかかりつけ医の対応は、私には医師が患者の生活や気持ちを全く考えていないように思ってしまいました。信頼していただけに、ちょっとがっかりしました。

私は癌を治したいのではなく、いい生活をしたいのですが、医師の目には癌のことしか見えていないようです。
彼らは病人のために医療行為をしているのではなく、病気のために仕事をしているとしか思えない。そんな気さえしてきました。

いささか短絡的に書いてしまったので、また誤解されそうですが、私は西洋医学の知恵を否定しているのではありません。
そもそも否定からは何も生まれません。

また冗長で長くなってしまいました。
それに「体験報告」ではなくなってしまった。
すみません。
考えがどんどん広がってきてしまっているのです。

今日、書こうと思っていた「高価なアプリ」の話は、改めて書くようにします。

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2023/10/07

■がん民間療法体験17:官足法

昨日、チャーガが届きました。
夕食時から飲みだしました。

ところで、がん民間療法は要するに「免疫を高める」ということです。
その結果、たまたま癌に効果が出たという話がほとんどでしょう。
しかし、ここにこそ「医療とは何か」につながる本質的なことがあるような気がします。

それはそれとして、今日は「官足法」について少し書きます。
私の妻が20年ほど前に癌になったときに、友人から紹介してもらったのが、官足法です。

官足法とは、一言で言えば、血液をきれいにする足もみ健康法です。足ツボだけでなく足全体を隈なく強くもむことで全身の血行を促し、自己治癒力、 免疫力をアップさせる方法だと教えてもらいました。
私は友人から紹介してもらった治療師に教わって、毎日2回、妻に施術していました。
それを思い出して、いま、入浴中に自分で足ツボマッサージを、ほんの少しだけですが毎日やっています。

官足法の書籍などはすべて処分してしまったのですが、足のツボを描いた図が残っていましたので、アップしてみました。
残念ながらそこには「前立腺」という文字は出てきませんが、まあ、全身の免疫向上が目的ですので、あまりそれにこだわらずに、気持ちのいいところを重点にもんでいます。

官足法では、足裏を強く推して、もし痛いところがあれば、そこに対応する臓器に問題があると言われましたが、いまの私の場合は、どこを教えても痛くありません。
ということは、もう体内の癌は消えてしまっているのかもしれません。
いやいやそんなに簡単な話ではないとは思いますが。

妻の時に、ウォークマットというのも入手していましたが、それはちょっとハードなので、使いませんでした。探してみたら、見つかりましたが、やはり私にも無理そうです。

しかし、足裏に刺激を与えるのは気持ちがいいです。
気持ちのいいことは、たぶん免疫を高めると思いますが、おいしいものが必ずしもいいとは限らないと言いますので、何とも言えません。
でも足裏マッサージは、費用はかからないので、気楽にできる方法です。

費用がかからないと言えば、散歩も効果的でしょう。
適度に身体を動かすのもいいし、時に身を休ませるのもいい。
というように考えていけば、要は生きることはすべて「養生」につながり、免疫を高めることにつなげられるような気さえします。

つまり、きちんと生活していけば、病になどはならないのかもしれません。
いや、仮に病になったとしても、病とともに、平安に生きていけるのかもしれません。
慌てることなどないのです。

今回の癌民間療法体験は、いろんなことに気づかせられる、ワクワクする体験ですが、同時に気の重くなることにも気づかせられる。
まあ、それもまたちょっとワクワクすることなのですが。

 

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2023/10/05

■がん民間療法体験16:きのこ療法

きのこが大好きな友人から「最強のきのこ」の記事が届いたことは前回書きましたが、昨日はメールで、ここ数年、全く交流のなかった友人からまたきのこ療法のお勧めです。

友人からのメールの概要は次の通りです。

コロナ対策の健康法として、2年前から、チャーガ(カバノアナタケ)をお茶と一緒に飲んでいます。おかげで、アレルギー鼻炎も治り、花粉症の症状も小麦粉アレルギーもほとんど出なくなりました。チャーガ粉末を飲み始めてから、一度も、医者にかかっていません。
チャーガは、白樺に自生するキノコです。チャーガは、免疫力を高める効果があるので、どんな病気でも治すことができます。チャーガは、無味無臭ですが、健康食品なので、副作用はありません。
チャーガは、塊(かたまり)として、白樺から採取されますが、粉末状のものが、販売されています。興味があれば、ぜひ、試してください。

友人は、毎日、朝食と夕食のとき、中さじ1杯のチャーガ粉末を飲んでいるそうです。
メールには続いて、ソルジェニーツィンの『ガン病棟』の一節が引用されていました。
実は3日前に、きのこ記事を送ってきてくれた友人も、ソルジェニーツィンの『ガン病棟』に言及していたのです。

以下、ソルジェニーツィンの『ガン病棟』の一節です。

モスクワ郊外のアレクサンドロフ郡の病院に何十年も同じ病院に勤めている医者が、その病院に来る農民の患者にはめったに癌が見られないという事実に気がついた。
そこでその医者は調査を始め、そのあたり一体の百姓たちは、お茶代を節約するために、茶ではなくチャーガというものを煎じている、ということを発見した。チャーガは白樺の茸と言われているが、実際は白樺の癌というべきもので、白樺の木に寄生する妙な格好の、表面が黒くて内側は暗褐色の瘤のようなもの。ロシアの百姓たちは、それとは気づかずに、そのチャーガでもって何世紀ものあいだ癌から救われていたのではなかろうかと、その医師は思った。そして、その医者はチャーガの抗がん作用や、煎じ方や飲み方などを研究し、多くのがん患者を治療した。

ふたりの友人に加えて、かのソルジェニーツィンからのお薦めなので、早速、ネットでチャーガ(カバノアナタケ)を調べてみました。1万円を超す価格のものが出てきました。どうも私には手が出ない価格です。

そこでその旨、メールしたら、返事がきました。

チャーガは高価ではありません。私は、粉末状のチャーガ500グラム3500円(送料込み)で購入しました。500グラムあれば(1日2回中さじ1杯飲んだ場合)6か月間もちます。ぜひ、買ってためしてください。チャーガを飲み始めたら99%の確率で1か月以内に効果が現れます。

これなら私でも手が出ます。それに、99%の確率で1か月以内に効果が出る!
早速注文しました。

というわけで、新たに「きのこ療法」が加わりました。
チャーガだけではありません。
この1か月は、できるだけきのこを食べようと思います。
娘が料理に使ってくれればですが。

そういえば、前に出したリストのなかにある「AHCC」というサプリもきのこからのものでした。これで実際に食道がんが消えたという体験談をもらっています。
ちょっと魅かれるのですが、高価なサプリなので、私にはちょっと手が出ません。
今回はとりあえず見送ることにします。

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■尽きることのない市場、尽きることのない争点

沖縄知事の玉城さんは、辺野古にまつわる政府の繰り返しの難題に、判断保留を打ち出しました。昨今、あまりにも安直に使われているご都合主義の「苦渋の決断」と違って、玉城さんの誠実さを感じます。
https://www.asahi.com/articles/ASRB4552RRB4TPOB002.html

それにしても、マスコミは、ジャニーズ問題よりも、こうした問題にもっと時間を割いて報道してほしいものです。そして関心を高め、世論を盛り上げていってほしいものです。賛否は問いませんが。

もちろんジャニーズ問題が小さな問題などとは思っていませんが、いまの取り組み方はあまりに瑣末なところしか取り上げられていない気がします。
2回にわたる記者会見も、まさに茶番でしかありません。いまのような報道ならばやらない方がましではないかと私は思います。
そもそもまともに考えたら、ことはもっと簡単に運べるはずであり、いまのようなやり方なら、この数十年と何も変わっていない気さえします。

辺野古問題は、資本主義の本質を象徴しています。
一部の識者が言っているように、地盤問題もふくめて、たぶん辺野古は決して実現することはないでしょう。だからこそ、いまの経済や政治を仕切っている人たちには、最高の材料です。

尽きることのない市場、尽きることのない争点。
近代西欧は、「未完のプロジェクト」を生み出すことで、経済を成長させ、政治を権力化してきています。
ドラッカーの「顧客の創造」が経営の基本などと言っている、経営学者もいますが、そういう発想の人にとっては、辺野古は永遠に続く顧客創造装置とも言えます。
そろそろ「顧客の創造」が経営だなどという成長主義、金銭主義から抜け出せないものか。
未完を求める経済成長主義は、未来永劫続けられるわけでもありません。

最近、玉城知事に毎朝、エールを送っています。
沖縄がどうなっていくのかで、日本の未来が決まるような気がします。
岸田さんに、玉城さんの半分でも国民(住民)の声を聞く力、いや気持ちがあればいいのですが。

 

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2023/10/04

■民間療法余談:「科学的」ということの勘違い

「科学的」という言葉ほど誤解されている言葉はないような気がします。
私の今の民間療法への取り組みに対しても、「非科学的」と決めつけられています。
私は、全く真反対に、そういう指摘をしている人こそ、非科学的だと思っています。

「科学的」とは、いったいどういうことなのか。
「科学革命の時代」と呼ばれている頃から、たぶん「科学的」という言葉も生まれたのではないかと思いますが、だとすれば、17世紀のヨーロッパから広がってきている近代科学における「知の体系」をどう受け止めるかが問題です。

よく言われるように、近代科学の知の体系は、真理ではなく、原理的にはすべて「仮説」です。ある条件に基づいて構築した世界における知の体系が、近代科学と言っていいでしょう。いいかえれば、理解できた世界に限定した論理体系なのです。
しかし、新たなことがわかると、知の体系は変わります。これが「パラダイム・シフト」です。ニュートンの科学世界と量子論の世界とでは、知の体系も組み替えられるのです。

科学者は、仮説の世界で生きていますから、その世界では「科学的」「論理的」という言葉を使うことは一向にかまいません。
しかし、その「科学」とは、ある意味では限られた世界の話なのです。
知的な人には退屈な世界かもしれません。

それに、人間はそうした世界で生きているわけではありません。
まだまだ人間には理解できないことはたくさんある。
虚空蔵とつながっていたと言われる空海やアガスティアの葉とつながっていたと言われるサイババならともかく、そうでない人はどんなに多くの知識を持っていても、まあどんぐりの背比べでしょう。ともかく知らない世界は、ソクラテスがたぶん知っていたように、無尽蔵なはずですから。
だからこそ、近代科学の世界の外に目を向けていくことが大事になります。

近代科学が気づかせてくれたことは、私たちが知っていることは、ほんのわずかでしかないということです。
大澤真幸さんは「科学革命は、知の革命である以前に、無知(の知)の革命と理解すべきです」とある本で書いていますが、人間の知っていることの少なさを気づかせてくれ、思考の呪縛を解いてくれたのが、近代科学革命だったのではないかと思います。

これも有名な話ですが、万有引力などという、目に見えない力は、近代の科学革命前には理解不能で、ニュートンが言い出した時には、評判が悪かった。まさに、いまでいえば、「スピリチュアルな霊感」発想と捉えられていたのではないかと思います。でも今では誰もいかがわしいとは思わないでしょう。

この世に「真理」などなく、常に知は新しい知を求めていく。
その姿勢が、私には「科学的」「知的」ということなのです。
知らないことを小さな知識で切り捨てるのではなく、知らないことがあれば、できるだけ知ろうとするのが、私の生き方なのです。

言わずもがなのことを書いてしまいました。

 

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■がん民間療法体験15:民間療法のいまのところの成果実感

横道にそれていましたが、体験報告に戻ります。

この報告への否定的な、あるいは嫌がらせとしか思えないコメントやメールも多いですが、めげずに続けます。ネットでの炎上や批判を危惧して、書き込みしない人の気持ちがよくわかります。これも、民間療法が広がらない一因かもしれません。
自分では理解できないことへの関心を持つ程度の知性を持ってもらえればいいのですが、いまの学校教育はそういう知性を奪って優等生に育てているのかもしれません。

そういえば、20年ほど前に、帯津さんのクリニックでホメオパシー療法を受けたことがあります。そのことを私のホームページで紹介したら、それこそ脅迫まがいのメールが届き、しばらくつづきました。
今回はまだそういう強い嫌がらせはありませんが、正直、気分的にはその時と同じような寂しさを感じます。なぜもっと「知らないことへの関心」を持たないのか。

また横道にそれそうです。閑話休題。
これはまた別の形で書こうと思います。「科学的とは何か」です。

アルカリ療法は、どうもまだ効果を実感できません。
ある人からは血圧をあげる作用もあるので要注意と言われたので、昨日、久しぶりに血圧を測定してみました。驚いたことに63/147とやけに低い。こんな数値は初めて見ました。降圧剤を止めてもよさそうで、私の場合は血圧にも効果があるのかもしれません。
しかし、重曹やクエン酸はどうも好きになれません。毎朝、重曹水を飲んでいますが、すっきり感は味わえません。これに関しては12日に湯島でサロンがあるので、そこで解決するでしょう。

水素療法は最近少し効果というか、身体状況の安定を感じます。身体がいつもなんとなく「ほかほか」している気がします。
ただそれが水素のおかげか、温浴のおかげかは確信できません。
入浴中に身体運動をするといいとのアドバイスもできるだけ試みていますので、その効果もあるかもしれません。
ちなみにお風呂の温度は40度に上げましたが、本当はもっと高いほうがいいようです。

ビタミンCジュース療法は、先日、湯島のサロンで友人がミキサーではなくジューサーで作ってくれたのが実においしくて、私がミキサーでつくっているジュースがまずく感じだして、今ちょっとジューサーにしようか迷っています。でもジューサーにしたら面倒で続かないような気もして、踏み切れません。
「手ごろに取り組める」というのは重要な民間療法のポイントの一つかもしれません。
ある人が、私が「おいしさ」を基準にすることに「甘えている」というような指摘をしましたが、おいしさや楽しさも私には大切な基準です。あのジュースはおいしかった。

アーシングは、大地を歩くよりも就寝時間にアーシングマットを使う方が効果的だとアドバイスを受けましたが、まだ採用していません。昨日は孫と一緒に近くの原っぱで競走しました。私はもちろん裸足です。

牛乳断ち・砂糖断ちはつづいていますが、牛乳は決して悪くはないよという人もいます。牛乳に関するプラスマイナスのわかりやすい情報があれば教えてください。

あんずやビワの種は功罪があるという人もいますが、これはまだ試していません。
そういえば、きのこが健康にいいと友人がわざわざ雑誌記事を送ってきてくれました。きのこはあまり好きではないのですが、プログラムに入れようと思います。幸いに娘はきのこが好きなので、できるだけきのこを使うように頼めばいいですから。たぶん。

平安な日常と感謝の祈りの授受は毎日心がけています。
ただ最近、あまり散歩に行かなくなっているのに気づきました。
また散歩療法を組み込むことにします。深呼吸を取り入れた30分ウォーキングです。1日1万歩は無理でしょうが、6000歩以上を目指します。

民間療法体験も2週間ほどたちました。
もう体内の癌細胞は消えかかっているとイメージしているのですが、このイメージ戦略も大事です。
でもまあ30日後のことは考えないようにしています。
どう転んでも、この40日は私にとっては刺激的な体験になるでしょうから。

今日は雨です。散歩は難しそうですね。
もしかしたら、気候こそが最高の療法かもしれない。
ふと、そんな気がしました。

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2023/10/03

■節子への挽歌5793:手賀沼公園の原っぱで孫と50メートル競走

にこを誘って、手賀沼公園に行って、50メートル競走をしました。
私は裸足で、一応、3回とも全力疾走しましたが勝てません。
まあほんの一瞬の差なのですが。

なぜそんなことをしたかと言えば、私が原っぱをはだしで思い切り歩きたかったからです。
それと、競争に勝てば、にこが夏休みに制作した工作作品の動画をフェイスブックに公開する許可が下りるからです。
にこは、なかなか許可しないのです。

それで距離を伸ばして100メートルにし、その間、孫には一人で100メートル走らせて疲れさせました。ところがそれでも勝てず、差はむしろ広がりました(と言っても1秒差もありませんが)。
終わった後、大地に寝ころびましたが、孫は嫌がりました。
草や土や虫がつくからのようです。
困ったものです。

さて孫に勝てることはないでしょうか。

 

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■がん民間療法体験14:「民間療法」とコモンズ

また横道の話です。
でもちょっと大切な話なので、できればお付き合いください。

前回の報告を読んで、ある人がこう書いてきてくれました。
表現を少し変えていますが。

(「がん民間療法」について)私は全く反対の印象を受けています。
(中略)民間療法はある意味でお金のある人たちを取り込む方法になっているように、私には見えます。以前佐藤さんが書かれていたようにエビデンスがないことが、幸いしているというか災いしているというか……なにかあれば「好転反応」という都合のよい言葉がありますから、それで様子を見てください……となる。
そして、それぞれの民間療法は意外とお金もかかるし、私のまわりでも実際に講座と物販の抱き合わせでそれなりの金額をとってやっている人もいる。
有機やマクロビもそれに似たところがあるなぁと感じます。○○さんのニンジンとつくと、値段が倍になる。メディアやその道で名前が認知されることで道が開けていく構造は、民間療法の方が場合によっては極端かもしれません。

以上、言われてみればたしかにその通りです。
とりわけ「がん民間療法」にはそうしたものも少なくありません。それは知っていたにもかかわらず、安直に「民間療法」という言葉を使ってしまいました。

メールをくださった方には次のように返信しました。

はい、なぜそうなっているかが私の関心事です。
免疫療法なども、医療界がもっときちんと対応すれば、高額な施術は減るでしょう。
いまの医療は、〇か×かの二元論ですので、そのためいずれも高額化しているような気がします。私がここで言っている民間療法は、改めて生活者の手に取り戻したい養生の知恵です。

この私の思いは、「民間療法」という言葉では伝わりませんね。反省。
先日のサロンのリストで言えば、たとえば「適度な運動と、水分の確保と、体温の保持、十分な睡眠、それに立派な姿勢と呼吸」が基本かもしれません。
またよく言われる「笑うことが最高の健康法」なのかもしれません。湯島にもよく来るラフターヨガのみなさんはみんな元気ですし。

でもこうも考えたいのです。
いまは高額かもしれませんが、もし効果が確認できるのであれば、その療法をみんなのものにできないだろうか、と。さらにはみんなの知恵で、もっと効果を高める方策を見つけられないのだろうか、と。そして、高額のお金など取らなくても、もっと違うやり方があるのではないか、と。

私の報告に、Moriuchiさんが、フェイスブックにこう書いてきてくれています。

水素療法は、工夫すればかなり安くできます。
この機械も、時間と頭を使って、かなり安く調達したものです。

以下は略しますが、できればMoriuchiさんのこのコメントを読んでみてください。
フェイスブックの次の記事へのコメントに出てきます。
https://www.facebook.com/cwsosamu/posts/pfbid0eeT3Htn18mKEugjC6GRvhxg7b27d7EaJiVsfZRuaeuZmiX9GNnR2zhiqXjjRnfm4lhttps://www.facebook.com/cwsosamu/posts/pfbid0eeT3Htn18mKEugjC6GRvhxg7b27d7EaJiVsfZRuaeuZmiX9GNnR2zhiqXjjRnfm4l

もしこうやって、安価に水素発生器をつくれれば、そしてそれをみんなでシェアできる仕組みをつくれれば、水素療法は決して高嶺の花にはなりません。
うまい仕組みをつくれば、限りなくコストは安くできるでしょう。

これは水素療法に限りません。
有機の人参もリンゴもレモンも、金銭市場に出してしまえば、高くなるのは当然です。
でもそういうのとは違った仕組みができれば、状況は変わるかもしれません。
生活のための経済が戻ってくるかもしれない。
先は遠いかもしれませんが、社会を変える一歩が踏み出せるかもしれません。

私がずっと取り組んできている「コモンズの回復」とはそういうことです。
そして、私がいま取り組んでいる「40日の奇跡」プロジェクトも、それを意識しているのです。
私の前立腺がんなどは瑣末な話なのです。

幸いにそれを理解してくださっている友人に恵まれています。
だから何とかして「40日の奇跡」を起こしたいのです。

こんな話も、今度の緊急サロン(106日)で話せたらなと思っています。

 

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2023/10/02

■がん民間療法体験13:横道に外れた無駄話です

今回は、大きく横道にそれた無駄話です。最後にお誘いがありますが。
がん民間療法体験とはほぼ無関係の内容ですので、ご注意ください。

先日のサロンに参加してくださった方から、こんなメールをもらいました。
表現を一部変えていますが、要旨は変えていません。

先日のサロンのお話は本当に楽しいモノでしたが、みな費用のかかるものばかりで、生活水準の大きな違いを感じてしまいました。
残念ながら、誰でも手軽に取り組めるものではないと感じてしまいました。
最近の物価高騰で、リンゴも人参も値上がりしています。
どちらも出来れば常備しておきたい食品ですが、家計をどうにかこうにかやりくりしている私にとっては、手に入れにくくなっている代物です。
レモンはそれ以前から手の出ない食品でした。

以上ですが、この指摘はよくわかります。
あえて言えば、こういうこともまた、私がいま、がん民間療法に取り組んでいることと無縁ではないのです。あまりに医療や健康が、医療専門家たちに独占され、「市場化」されてしまっていることへの異議申し立てです。
この数年のコロナやワクチンの騒動は、もう金まみれの医療と嘘で固められた「エビデンス」や「データ」をまざまざと可視化してくれたように思います。
経済もそうで、相変わらず生活とは無縁な、成長経済にみんな従わされています。経済の専門家は、生活を豊かにする専門家ではないようです。
いまや私には「専門家の知」はあまり信頼できません。

私たちはもう少し「知的」にならなければいけないのではないか。
知識に押しつぶされたドグマティックな似非知性が大流行りですが、本当の知は、生活者の生活の中にこそあるのではないかというのが、この「40日の奇跡」プロジェクトへの私の思いなのです。
知らないことがたくさんあるという謙虚さを忘れたら、知的にはなれません。知性とは「知らないこと」に気づくということでしょう。

メールの話に戻します。
実は、私もジュースをつくることになって、リンゴやレモンを買いに行きました。
正直、値段が高いのに驚きました。レモンは1200円もするのですね。
りんごもまさか1200円近いとは思いませんでしたし、人参も一本100円もする。
実際に野菜をつくっている人にとっては、これでもたぶん引き合わない安さかもしれません。無農薬の有機野菜であれば、もっと高価になるでしょう。
でもどうも納得できないのです。自分で畑(もどきですが)をやっていて感ずる感覚にどうしても合わない。
そもそも農と金銭経済は合わないのではないかとさえ思います。

やはり「お金」から解放されない限り、豊かさには巡り合えないのではないか。
いまの社会、あまりにお金の存在が大きくなってしまった。
しかも最近、食材(食品)の価格はかなり高くなっている。それに多くの人はその流れを仕方がないと受け入れてしまっています。つまり「住」に続けて「食」も、完全に成長経済の枠に組み込まれてしまった。

先日、サンマが食卓に出たのですが、娘に聞いたら、生サンマが200円で安かったので思い切って買ってきたというのです。23年前にはサンマは100円だったような気がしますが、いまは200円でも安いのだそうです。
りんごやサンマが200円が高いのか安いのか。
そういう問題ではありません。
まだ言葉では説明できませんが、生活がどんどん金銭のための手段になってきているような気がするのです。
健康も、そうです。

なんだか話が広がりすぎて何を書こうと思ったかわからなくなってきてしまいました。
健康を医療産業の対象にはしたくない、という「反〈汎市場化〉 」への思いが、今回のがん民間療法への取り組み動機のひとつでした。
似非民間療法の実態も、自分の目で確認したいと思っています。民間療法もまた、「市場化」されてきていますから。お金がないと民間療法もできなくなったら、お金を稼げない人はどうしたらいいのか。

お金がなくても、あるいはお金とは無関係に、生活を豊かにし、健康を守っていくことはできないのか。健康産業とか余暇産業とか、どうして生活が次から次へと市場化され、お金に縛られてきてしまったのか。どうしたらそういう流れから抜け出せるのか。
さらにその先に、稼がなくても生きていけないものなのか、という大きな問題があります。

それで急に思いついたのですが、今週の金曜日(106日)の午後、サロンを開催することにしました。夕方用事があるため、時間を繰り上げさせてもらい、午後13時での開催です。よかったらぜひ。
内容は上の書いたような話に関しての、打開策を話し合いたいです。
あまりにも思いつきすぎる話ですみません。

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2023/10/01

■9月オープンサロン報告

20数年ぶりの人も含めて8人の参加者がありました。

Open2023093000

最初にやってきた人は、ジューサーとりんご、人参を持参し、前回のサロンで話題になったジュースをつくって参加者にふるまってくれました。とてもおいしく、私がいま取り組んでいる「40日の奇跡」プロジェクトは大きく一歩前進した気がします。
サロンはただ話し合うだけの場ではないことを、また確信させてもらいました。
コーヒーは、予告通りサザコーヒーの「渋沢栄一仏蘭西珈琲物語」を用意しましたが、あまり話題にはなりませんでした。これHちょっと残念。

というのも、今回はかなりハードな話し合いになったからです。
発端は「どうしたらしっかりと対話できるか」だったのですが、そこからなぜか白熱した議論になってしまい、いつものようなゆったりしたテーマがどんどん切り替わるようなスタイルになりませんでした。

一番論争になったのは、ベーシックインカムと消費税でしょうか。
つまり、いまの経済の在り方への根本的な問いかけです。
「対話」からなぜ、そういう問題になったのか、わからないのですが、なぜか今回は論争的でした。幸いなことに賛否両論のメンバーだったからです。

ベーシックインカムと消費税は、私には社会の在り方を決める真反対な仕組みだと思っています。
ベーシックインカムは、個々の人たちの生活によって社会が構成されていると考えるのに対して、消費税は個々の人たちは社会のおかげで生活できているという考えに基づいています。ですから、後者の場合は、生きる(消費する)ために税が徴税され、前者の場合は社会を維持していくために税が納税されるのです。税の思想が真反対です。
社会と個人、どちらが主役でどちらが手段かという違いと言ってもいいでしょう。
というような話にまでは、実は行きませんでしたので、今度、そういう話し合いのサロンをやろうと考えています。

ちなみに、「対話」ですが、これに関しては、「放す=話す」と「象る=語る」の違いを少し話させてもらいました。これもまたいつかサロンをやってみたくなりました。
ちなみに、湯島のサロンは、そのいずれをも大切にしています。

テーマのないオープンサロンだったのに、久しぶりに来たおふたりには、あまり話をする状況がつくれなくてすみませんでした。でも少ない発言の中に、おふたりにもぜひお願いしたいサロンのテーマがありました。
近いうちにきっと実現すると思います。

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■がん民間療法体験12:水素ガス吸入

1週間前の926日から取り組んでいるメニューに「水素ガス吸入」があります

水素ガス吸入は費用的にもかなり高価で、だれでも気楽に取り組める「民間療法」に加えるのはいささか気が引けますが、今回は「40日の奇跡起こし」のために組み込ませてもらいました。先日のサロン参加者が、自分の使っている水素発生機器を「40日の奇跡起こし」のために無償提供してくれたのです。

我田引水かもしれませんが、抗癌活動にとっては、こういう支援活動が一番の療法のような気もします。そういえば、昨日も湯島でサロンだったのですが、わざわざ自分のジューサーとりんごと人参を持ち込んで、ジュースをつくってくれました。とてもおいしく、もうその心遣いに、なんだか癌が消えてしまったような気がしました。

生命体も病気も、意外とシンプルなのかもしれません。
まあ、こういう風に、すぐ短絡的に考えてしまうのでみんなから笑われてしまうのでしょうが。

水素ガス吸入はじめてから今日で6日目です。
吸入量を少しずつ増やしてきて、いまは毎日90分ほどになっています。
実際に長年使用している方からのていねいな指導にそってやっていますので、安心です。
テレビを見ながら本を読みながら、時にはパソコンをやりながらの30分を3回です。
おかげで読書時間が増えました。

最初、機器を作動した時には管からあんまりガスが出てこなかったので、うまく作動しないと問い合わせたのですが、それでもう十分に出ているのだそうです。
ちょっと物足りない気がしますが、効果の確認法も教えてくれました。
でもまあその人が言うのですから、効果は間違いなく出ているでしょう。わざわざ試すこともない。民間療法の効果は、まずは「信ずること」ですから。

水素風呂と水素ガス。いずれもまだ確たる効果は実感できません。
ただ最近、体調がなんとなくいい気がします。1週間前までの夏バテ現象も解消。
不注意な飲み方で時々不調になっていた胃腸も最近は問題なし。

でもこの「水素療法」は、ややお金がかかるので、主軸にはすべきではないですね。
というのも、多くの人は、最近の果物の値上がりで、リンゴ・人参・レモンジュースも「高嶺の花」になりつつあるのです。。
その話題は、次の報告で。

 

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