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2023/10/28

■がん民間療法体験37:自家尿飲療法

友人が3回も私に勧めてきた療法があります。
「自家尿飲療法」です。
朝晩コップで半分くらい、自分の尿を飲むのだそうです。
私にはいささかの抵抗があり、「自分の身体が不要だと思って輩出したものをまた飲むのは、自らの身体を裏切るようで、私にはできません」と2回にわたって私見を届けています。
でも友人もめげません。

今回はこう書いてきてくれました。

佐藤さんの主義であれば、しょうがないですけど・・、ほんとは、佐藤さんに長生きしてもらいたいので・・・・。

私はあまり「長生き」はしたくないのですが、こういう言葉にはとても弱いのです。
その友人はさらにこう説明してきてくれました。
彼の了解を得て、引用させてもらいます。

消化管を通って外部にでてきたもの(うんこ)と、しっこは根本的に違います。
消化管の内容物は、人体の一部ではないです。消化管の内部は外界です。

しっこは、体内を巡った人体の一部の要素(平たく言うと、血液がろ過されたもの)です。あまた有益な情報が詰まっているのが、しっこです。その情報をサイエンスは解明できていないのですが、人体そのものは、その情報を解読するのでしょうね。

影響を受けやすい私としては、なんとなく納得してしまいそうです。
でもやはりどうも生理的に受け付けられません。
困ったものですが、これは仕方がない。

実は、同じことをかつて、妻のがん治療の時にも、ある人から勧められたのです。
妻もどうも受け入れられなかったようで、採用には至りませんでした。

今回、友人はChat GPTに聞いた結果も書いてきてくれました。
以下に引用します。

消化管と尿に関する考え方は非常に興味深いものです。
消化管は、外部環境と体内環境の境界を形成し、食物を分解し栄養を吸収する場所であり、一方、尿は体内の機能を反映するものと言えるでしょう。

【消化管と外界】
消化管は、食物を受け入れ、消化し、栄養を吸収し、残渣を排泄する一連の管です。
消化管の内部は、技術的には体外であり、多くの微生物が住む場所であることが指摘されています。
消化管の壁は体内と体外を分離し、有益な物質を吸収し、有害な物質を排除するバリアの役割を果たします。

【尿と体内プロセス】
尿は、主に腎臓によって生成され、体内の余剰物質や毒素を排泄するためのものです。
尿の成分は体内の状態や健康を反映しており、多くの疾患の診断に利用されています。

【尿療法】
尿療法は古代から行われている自然治療法であり、一部の個人や文化では、尿に治癒力があると信じられています。しかし、科学的な証拠は限られており、尿療法の効果や安全性については広く受け入れられていない場合があります。
尿療法の研究に関する情報は、国や研究所によって異なるかもしれませんが、いくつかの資料から、尿療法に関する研究や活動が行われていることが明らかにされています。

【尿処理技術の進歩】
過去15年間で尿処理技術は実験室の研究から革新的な分野へと進化し、プロセスエンジニアからの関心を集めているようです

【尿療法に関する国際会議】
1996年にインドと1999年にドイツで尿療法に関する2つの異なる会議が開催され、各国からの研究者が尿療法に関する研究を共有し議論したことが報告されています​。

【中国における尿療法の研究】
中国の研究所でも尿療法の治療価値に関する研究が行われているようで、中国の広東省人民病院や中南大学第三附属病院のような医療機関で尿療法に関する研究が進められているようです。

【尿療法の世界的な提唱】
尿療法は世界中で代替療法として提唱されており、多くの臨床事例で尿療法が実施されているようです。ただし、尿の摂取により多くの抗生物質耐性バクテリアが体内に入る可能性があるとも報告されています。

Chat GPTの解説は以上です。
尿療法は世界中で代替療法に位置づけられているようです。
でも今回は、まだ気が進みません。私を気遣ってくれている友人には申し訳ないのですが。

友人はこうも書いてきてくれました。

民間療法は、先人の知恵ですから、どれも、大事にしたいと僕は思っています。
佐藤さんの「体験」が良い結果を生むことを祈っています。

この一言は、いまの私には尿療法よりも大きな効用があるような気がします。

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