■がん民間療法体験35:フコイダンと昆布
私は18年ほど前に妻を胃がんで見送っています。
進行性の胃がんでしたが、さまざまな取り組みで妻は4年半、頑張ってくれました。その間、3年ほどはかなり元気になって、旅行にもよく行きました。
手術して3年半後に再発、最後の2か月は、たぶん私と娘たちのために頑張ってくれました。一度だけ妻は、もういい? と問うてきたことがあります。いい、とはだれも言いませんでした。いまから思うと私はまだ全く何もわかっていませんでした。
あの頃、もし私が今ほどの知識と見識を持っていれば、妻のがんの結果は違っていたかもしれません。当時の私の選択は、いまから思えば、間違っていたとしか思えません。
もしかしたら「奇跡」が起こったと思えた、その日に妻は亡くなりました。
奇跡を起こしてくれるかもしれないと私が思ったのは、フコイダンでした。
もう少しそれに出合っていればと思いました。
フコイダンとは、昆布、モズクなどから抽出される成分で、海藻のヌメリに多く含まれているそうです。
妻が再発してから紹介されて飲み始めたのは、コンブから抽出する「コンブフコイダン」だったと思います。たしか九州のある人から送ってもらっていました。時々、商品を送ってくれずに、作り手と電話で話した記憶もありますが、相手がどこだったか、いま思い出そうとしても思い出せません。紹介してくださった知人は、数年前に亡くなってしまい、調べようもありません。
海藻類は抗がん作用も高いと聞いています。
抗がん作用だけではなく、健康食品だというので、私は毎朝、メカブを食べています。
もともと海藻類は大好きで、わかめやとろろ昆布はよく食べます。こぶ茶も大好きです。
しかし、残念ながら昆布は前立腺がんには効かないのかもしれません。
「がん」と一言で言いますが、「がん」にもさまざまな「いのち」があるのでしょう。
まあ、この辺りの知識は私にはほぼ皆無です。
「がん」のことを知らないで、がんと対峙することなどできるはずもないのですが。
かといって、私は「がん」を知ろうとはあまり思いません。それが私の悪いところなのです。病気になったら、その病気のことを知ろうとするのがふつうです。でも私は、それが苦手なのです。医師からもらった「前立腺がん」に関する小冊子すら、あまり読んでいません。兄からも資料をもらいましたが、どうも読む気がしないのです。
というのも、そうした資料を読んでも、ほとんど私には理解できないからです。
もちろん「言葉」としては理解できます。
でも、だからどうしたと思ってしまう。そもそも私にとっては生命現象は、私の理解を超えた神秘的なものなのです。中途半端な知識でわかったような気にはなりたくないのです。
私にとっての関心は、療法と治癒との因果関係ではなく、相関関係なのです。
あるいは逸脱結果との出合いなのです。
今回のメニューには「こんぶ療法」は特に入れていませんが、妻の体験から、フコイダンは人と場合によっては効果があると思います。
40日の実験が終わったら、いままで以上に、海藻類を食事に取り組もうと思っています。
当面は「40日奇跡プロジェクト」中心ですが、早くこの生活は抜け出したくなっています。
審判は11月8日に下される予定です。
| 固定リンク
「医療時評」カテゴリの記事
- ■身心力向上への取り組み8:前立腺がんのその後(2024.11.20)
- ■身心力向上への取り組み7:新しい取り組み(2024.11.07)
- ■身心力向上への取り組み6:ラジウム温泉湯治(2024.11.05)
- ■身心力向上への取り組み5:良い方向に向かい出しました(2024.11.02)
- ■今日から始まるテレビドラマ「ザ・トラベルナース」のお薦め(2024.10.17)
コメント