■がん民間療法体験13:横道に外れた無駄話です
今回は、大きく横道にそれた無駄話です。最後にお誘いがありますが。
がん民間療法体験とはほぼ無関係の内容ですので、ご注意ください。
先日のサロンに参加してくださった方から、こんなメールをもらいました。
表現を一部変えていますが、要旨は変えていません。
先日のサロンのお話は本当に楽しいモノでしたが、みな費用のかかるものばかりで、生活水準の大きな違いを感じてしまいました。
残念ながら、誰でも手軽に取り組めるものではないと感じてしまいました。
最近の物価高騰で、リンゴも人参も値上がりしています。
どちらも出来れば常備しておきたい食品ですが、家計をどうにかこうにかやりくりしている私にとっては、手に入れにくくなっている代物です。
レモンはそれ以前から手の出ない食品でした。
以上ですが、この指摘はよくわかります。
あえて言えば、こういうこともまた、私がいま、がん民間療法に取り組んでいることと無縁ではないのです。あまりに医療や健康が、医療専門家たちに独占され、「市場化」されてしまっていることへの異議申し立てです。
この数年のコロナやワクチンの騒動は、もう金まみれの医療と嘘で固められた「エビデンス」や「データ」をまざまざと可視化してくれたように思います。
経済もそうで、相変わらず生活とは無縁な、成長経済にみんな従わされています。経済の専門家は、生活を豊かにする専門家ではないようです。
いまや私には「専門家の知」はあまり信頼できません。
私たちはもう少し「知的」にならなければいけないのではないか。
知識に押しつぶされたドグマティックな似非知性が大流行りですが、本当の知は、生活者の生活の中にこそあるのではないかというのが、この「40日の奇跡」プロジェクトへの私の思いなのです。
知らないことがたくさんあるという謙虚さを忘れたら、知的にはなれません。知性とは「知らないこと」に気づくということでしょう。
メールの話に戻します。
実は、私もジュースをつくることになって、リンゴやレモンを買いに行きました。
正直、値段が高いのに驚きました。レモンは1個200円もするのですね。
りんごもまさか1個200円近いとは思いませんでしたし、人参も一本100円もする。
実際に野菜をつくっている人にとっては、これでもたぶん引き合わない安さかもしれません。無農薬の有機野菜であれば、もっと高価になるでしょう。
でもどうも納得できないのです。自分で畑(もどきですが)をやっていて感ずる感覚にどうしても合わない。
そもそも農と金銭経済は合わないのではないかとさえ思います。
やはり「お金」から解放されない限り、豊かさには巡り合えないのではないか。
いまの社会、あまりにお金の存在が大きくなってしまった。
しかも最近、食材(食品)の価格はかなり高くなっている。それに多くの人はその流れを仕方がないと受け入れてしまっています。つまり「住」に続けて「食」も、完全に成長経済の枠に組み込まれてしまった。
先日、サンマが食卓に出たのですが、娘に聞いたら、生サンマが200円で安かったので思い切って買ってきたというのです。2~3年前にはサンマは100円だったような気がしますが、いまは200円でも安いのだそうです。
りんごやサンマが200円が高いのか安いのか。
そういう問題ではありません。
まだ言葉では説明できませんが、生活がどんどん金銭のための手段になってきているような気がするのです。
健康も、そうです。
なんだか話が広がりすぎて何を書こうと思ったかわからなくなってきてしまいました。
健康を医療産業の対象にはしたくない、という「反〈汎市場化〉 」への思いが、今回のがん民間療法への取り組み動機のひとつでした。
似非民間療法の実態も、自分の目で確認したいと思っています。民間療法もまた、「市場化」されてきていますから。お金がないと民間療法もできなくなったら、お金を稼げない人はどうしたらいいのか。
お金がなくても、あるいはお金とは無関係に、生活を豊かにし、健康を守っていくことはできないのか。健康産業とか余暇産業とか、どうして生活が次から次へと市場化され、お金に縛られてきてしまったのか。どうしたらそういう流れから抜け出せるのか。
さらにその先に、稼がなくても生きていけないものなのか、という大きな問題があります。
それで急に思いついたのですが、今週の金曜日(10月6日)の午後、サロンを開催することにしました。夕方用事があるため、時間を繰り上げさせてもらい、午後1~3時での開催です。よかったらぜひ。
内容は上の書いたような話に関しての、打開策を話し合いたいです。
あまりにも思いつきすぎる話ですみません。
| 固定リンク
「医療時評」カテゴリの記事
- ■がん民間療法体験その後(2023.12.01)
- ■がん民間療法体験余話:がん細胞へのお礼(2023.11.10)
- ■がん民間療法体体験50:40日奇跡プロジェクト終了(2023.11.09)
- ■がん民間療法体体験49:結果がでました(2023.11.08)
- ■がん民間療法体験48:最後の試練とエール(2023.11.08)
「お誘い」カテゴリの記事
- ■12月オープンサロンのご案内(2023.12.05)
- ■第31回万葉集サロン「万葉集で一番長くて壮大な歌」のご案内(2023.12.01)
- ■第27回益田サロン「心と言葉と時間パート4」報告と次回の案内(2023.11.29)
- ■11月第2回オープンサロンのご案内(2023.11.20)
- ■湯島サロン「仕組まれたコロナ・ワクチンとその背後」のご案内(2023.11.15)
コメント