■節子への挽歌5795:ワルサくん
節子
最近、友人になった「ワルサくん」を紹介します。
ワルサくんは、最近、私の中で生まれた前立腺がんのがん細胞です。
これまで「40日奇跡プロジェクト」で、がん細胞の暴走を止めるように働きかけてきましたが、そこで目指した「奇跡」は起きませんでした。
奇跡が起きないのには、それなりの理由があるでしょう。
それを考えているうちに気づいたのが、がん細胞もまた、私の一部ではないかという当然の事実です。
そこで欠けていたのは、がん細胞とのコミュニケーションではないかと思ったのです。
まずがん細胞に名前を付けることからはじめることにしました。
いろいろと考えて「ワルサくん」と名付けました。
ある友人は、「ワルサ」には相手を敵視する意味合いがあるのでよくないと言ってくれましたが、私にとっての「ワルサ(悪さ)」は、どちらかと言えば、いい意味なのです。
そういう発想は、節子ならわかってくれるでしょう。
私の生き方の根底になるのは、常識や秩序に「盲従」するのではなく、そこにちょっとした「ワルサ」を働き掛けることで、よりゆたかな常識や秩序を生み出すという考えだからです。
まあ、そんなわけで、3日前から、毎朝、30分、ワルサくんへの呼びかけで始めています。
残念ながらまだワルサくんからの反応はありません。
それでこれから「40日奇跡プロジェクト」に代わって、「ワルサくんとのファーストコンタクト」、略して「FCプロジェクト」に取り組むことにしました。
さて今度は結果を出せるでしょうか。
これが成功すれば、彼岸にいる節子とのコミュニケーションも、新しい次元に移れるかもしれません。
応援してください。
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