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2023/11/07

■湯島サロン「証言によるベトナム残留日本兵の存在」パート2のご案内

添野江実子さん制作の映画「私の父もそこにいた~証言によるベトナム残留日本兵の存在~」を観て話し合うサロンは、いろいろなことに気づかせてくれるサロンでした。

この映画は、敗戦後、長らくベトナムにとどまり、1954年にようやく日本に戻ってきた父親のことを知りたくなった一人の女性(添野江実子さん)が、父親の足跡を探していく中で、日本の戦後と向き合っていくというドキュメンタリー映画です。
添野さんは、その史実を風化させないため、そして、後世に語り継ぐために、映画製作を決意し、クラウドファンディングなどで呼びかけ、映画完成後は、上映会の開催や講演などを行っています。

映画「私の父もそこにいた」(40分)は、ネットのアジアンドキュメンタリーズでも無料で観ることができます(サイトの一番下の方に出てきます)。
https://asiandocs.co.jp

映画づくりを通して、添野さんはさまざまな人に出会い、さまざまな体験を重ねてきています。今年初めには4回目のベトナム現地訪問で、かつて父が暮らしていた村もわかりました。そうした活動を通して、添野さんも変わってきた。
思いを強めて活動を起こせば実現する、そして変化が起こっていく。そうした積み重ねが、社会を変えていくのでしょう。

ちなみにNPO法人NEWSつくばが添野さんの活動を2回にわたって報道しています。
https://newstsukuba.jp/category/%e7%a4%be%e4%bc%9a/

「残留日本兵」の歴史は、さまざまな問題を気づかせてくれますが、「国家と国民」について改めて考える契機も与えてくれるように思います。「新しい戦前」というような言葉が言われだしているいま、改めてそうした問題を考えることが大切です。
今回はこの映画の製作に当たった佐山剛勇監督も参加してくださるかもしれません。
佐山さんは、クリエイティブ・ディレクターとして、ものづくりやまちづくりにも関わっていらっしゃいますが、添野さんとはまた違った視点で、「残留日本兵」の歴史から、さまざまな示唆を与えてくださると思います。

いろいろな意味で、ぜひ多くの人に参加していただきたいサロンです。
前回参加できなかった方が多かったので、もう一度、企画させてもらいました。
みなさんの参加をお待ちしています。

〇日時:2023年12月16日(土曜日)午後2時~4時半
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「証言によるベトナム残留日本兵の存在/戦争と国家を改めて考える」
〇話題提起者
添野江実子さん(「私の父もそこにいた」プロデューサー/アロマセラピスト) 
佐山剛勇さん(「私の父もそこにいた」監督/TILab代表)〔参加予定〕
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

 

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