■がん民間療法体験45:祈りのエールと身体を信ずる意思
具体的な民間療法体験に関しては報告してきましたが、それとは違った、私の体験療法を最後に2つ書いておこうと思います。
前にも書きましたが、私は毎朝、最初に妻の位牌のある小さな仏壇の大日如来に手を合わせます。
そこで別に何かを願ったり祈ったりするわけではありません。
妻の写真に「おはよう」と声を出して言った後、ただ手を合わせ、大日如来に目を合わせます。すると、森や海や、時にはガザやウクライナや、さらには気になった人のことや時間のことが、自然と頭に浮かんできます。その時、同時に友人知人が私を気遣ってくれていることを感じます。
そして最後に、みんな平安になりますようにと念じて、手をたたきます。
それがなんだと言われそうですが、それが私の毎日の始まりなのです。
それから民間療法の日課が始まりますが(その前に30分のヒートマット上での座禅をすませていますが)、朝食(朝の祈りから40分以上はたっています)の前にもう一度、仏壇に向かいます。
今度は、妻にお線香をあげるのです。
何で2回もと言われそうですが、なぜかそうなっているのです。
ここでは2回手をたたき、般若心経(もしくはその真言のみ)をあげます。
私は原則として、お寺でも神社でも2回手をたたくのです。非常識かもしれませんが、これは昔からの私のしきたりなのです。
1日2回の祈りの時間は、私が祈るだけではありません。
その時に、私のことを気遣ってくれている人たちの思いも、意識的に受け止めようとしています。つまり、祈りを受ける時間でもあるのです。
それが私に元気を与えてくれるのです。
祈りのエールを感ずるのはその時だけではありません。
この40日、いろんな人に会いましたが、その人たちも私へのエールを下さいました。
久しぶりに、何気なく湯島のサロンに来てくれた人もいれば、明らかに私を気遣ってやってきた方もいます。
それを受ける感受性は意識して高めていたつもりです。声を出して感謝の念を伝えるのは私の性格上、苦手なのですが、しっかりと受け止めるように努めていました。
お手紙などもいただきました。感謝の気持ちで読ませてもらい、送ってきてくださったものは使わせてもらっています。
私がこのプロジェクトに取り組むことに反対な人もいました。そういう人は私を批判し、私にとってはいささか不快な言葉さえも浴びせてきましたし、呼び出されもしました。
しかし、そういう人も、実際には私へのエールを送ってくださっていることは、よくわかっています。私も、相手に負けずに、憎まれ口をたたきましたが、相手の気持ちはうれしく受け取っています。
というわけで、この間、実に多くの方からたくさんのエールをもらったのです。
そうした祈りのエールが、私の心身に与えた影響は少なくないはずです。
これが、これまで書かなかったひとつ目の私にとっての療法です。
そして、そうしたエールに応えるためにも、もう一つ、私が重要だと思った「療法」があります。
それは「意思」です。元気になろう、身体的な問題をできるだけ解決しようという「意思」です。自らの身体への信頼と言ってもいいかもしれません。
このプロジェクトに取り組むにあたって、民間療法を信ずること、そして身体を信じて問題が解決することを強く自覚することに努めました。
「治そう」「癌細胞には縮減してもらおう」と強く念じたわけです。
もしかしたら、民間療法に限りませんが、そうした「生きる意思」こそが病気の治癒には一番の薬かもしれません。
そう思うと、いまの医療の在り方には大きな疑問が生じます。
「医師」ははたしてそうした患者の「意思」の支えになっているのか。
でもこれを書きだすとまた長くなるのでやめます。
ともかく「生きたいと思う意思」を強く持ち続けることがとても重要です。
もしこのプロジェクトが期待した結果にならなかったとしたら、その大きな一因は、この「意思」かもしれません。
正直に言えば、私の「生きたいという意思」はあまり強くないからです。
でも、これに関しても、この40日プロジェクトに取り組んだおかげで、以前よりも「生きようという意思」はかなり強まった気がします。
これもまた書き出すと長くなるのでやめましょう。
以上の2つが、これまであまり書いてこなかった、しかしとても大切だと思っている、私にとっての「民間療法」です。
明日は、まずはMRI検査です。
そして2日後に血液検査をして、医師の診断を受けることになっています。
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