■「ワルサくんファーストコンタクト・プロジェクト」始動
今日から、「ワルサくんファーストコンタクト・プロジェクト」、略して「WFCプロジェクト」に取り組むことにしました。
「ワルサくん」とは、最近、私の中で生まれた前立腺がんのがん細胞です。
これまで「40日奇跡プロジェクト」で、がん細胞の暴走を止めるように働きかけてきましたが、そこで目指した「奇跡」は起きませんでした。
奇跡が起きないのには、それなりの理由があるでしょう。
それを考えているうちに気づいたのが、がん細胞もまた、私の一部ではないかという当然の事実です。
そこで欠けていたのは、がん細胞とのコミュニケーションです。
まずがん細胞に名前を付けることからはじめることにしました。
いろいろと考えて「ワルサくん」と名付けました。
ある友人は、「ワルサ」には相手を敵視する意味合いがあるのでよくないと言ってくれましたが、私にとっての「ワルサ(悪さ)」は、どちらかと言えば、いい意味なのです。
私の生き方の根底にあるのは、常識や秩序に「盲従」するのではなく、そこにちょっとした「ワルサ」を働きかけることで、よりゆたかな常識や秩序を生み出すという考えだからです。そういう姿勢でずっと生きてきています。
まあ、そんなわけで、3日前から、毎朝、30分、ワルサくんへの呼びかけを始めています。残念ながらまだワルサくんからの反応はありません。
それでこれから「40日奇跡プロジェクト」に代わって、「ワルサくんとのファーストコンタクト」、略して「FCプロジェクト」に取り組むことにしました。
さて今度は結果を出せるでしょうか。
また時々、勝手に報告しますが、まず「ワルサくん」が私に与えてくれたことを考え直しています。
「ワルサくん」は、私に「不安」を与え、日常生活のリズムを壊し、ほかにもいろんな迷惑を与えていますが、よく考えてみると、同時にたくさんの「いいこと」も与えてくれています。
たとえば、私の食生活は改善され、最近は胃腸の調子もとてもいいです。私のまわりにあるコミュニティも可視化されました。私が考えていたコミュニティとはだいぶ違っていました。思ってもいなかった人との交流に気づいたり、あまり意識していなかった自分のことが少し見えたり、「ワルサくん」に感謝しなければいけないこともたくさんあります。
しかし、まずは「ワルサくん」との交流の手口を見つけなければいけません。
まさにこれは、「ファーストコンタクト」プロジェクトなのです。
「ワルサくん」と交流するには、「ワルサくん」をイメージしなければいけません。
いろんなイメージが浮かんできますが、いまは、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のエイリアンのロッキーを想定しています。ロッキーの性格は好きですし。
と言っても、ロッキーにもまだ会ったことがないので、イメージはまだ変転しています。
「40日奇跡プロジェクト」よりも難題かもしれません。
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