■がん民間療法体験48:最後の試練とエール
40日プロジェクトの最終日の昨日、思わぬ「試練」が突然にやってきました。
まあ大げさな言い方ですが、後でこれは「試練」だと感じたのです。
昨日はほぼ在宅だったので、夕方、少し早目に恒例の水素風呂に入浴をしようとしていた、まさにその時、電話がかかってきました。
相談の電話でした。
30分ほどの電話でしたが、最後は私から切り上げてほしいと言って電話を終わりました。私の療法リズムは最後の最後で壊されてしまったのです。
世間との交流は、心乱すことを起こしてくれます。困ったものですが。
心を平安にするには世間との交流を断てばいいのでしょうが、それは私の生き方ではありません。
でも昨夜は少し考えてしまいました。
そしてもしかしたらこれもまた「もう一つの療法」ではないかと気づいたのです。
昨夜はこういうメールも来ました。
佐藤さんにとっては、がんは敵みたいな生き物ですか?
がんに身体を征服されちゃう事を意識しているのですか?
いま、乳がんと膵臓がんでがんセンターに通院している友人からです。
彼女は、いま、がんとどうやって仲良くなっていくかの模索中なのだそうです。
メールにはこう書かれていました。
なぜ仲良くしたいかと言うと、がんはひとり一つではなく、身体中にがん細胞が育つ?可能性があるから、仲良くした方が、私の心の平安は保てるのかな、なんて感じているからです☆ なので、佐藤さんの民間療法も毎回楽しく読ませていただきました☆
結果が楽しみですね♪
返事を送りました。
がんは敵ではありません。仲間です。あるいは自分の一部です。
ですからがん細胞抹殺とかがんと闘うという意識はありません。
がんにはおとなしくしていてほしい、悪さはしないでよ、と語りかけています。
がんに身体を征服されるなどとは思ったこともありません。
このやり取りはさらに続くのですが、がんとの向き合い方は人それぞれです。
この「長い40日」で、私もいろいろなことを気づかせてもらいました。
自分が、生や死をどう考えているのかについても、新しい気づきがありました。
昨日と今朝、この民間療法体験とは全く関係ない、うれしいメールも届きました。
8月初めに湯島に来た初対面の韓国の若者から、その後、全く連絡がなく、気になっていましたが、突然メールが来たのです。
こう書かれていました。
夏の対話もすごく楽しい記憶として残っております。
もしよろしければ、またぜひお話させてください。
もう一人もこの数年、音信不通になっていた人です。
取り組んでいた活動が少し前に進みそうだという連絡です。
少しのやり取りの後、最後にこう書いてきました。
はい! 世の中の常識を覆します。
やはり世間と付き合うのは楽しい。
40日プロジェクトを見守ってくれていただろう友人の今朝のメールはこうでした。
新しい1日を佐藤さんらしく迎えられますように。
今朝の日の出は、昨日とは全く違って、明るく元気でした。
診察結果がどうであろうと、今日はいい1日になるでしょう。
何しろたくさんの人たちの支えをたくさんいただきましたから。
診察結果は夕方にはわかります。
| 固定リンク
「医療時評」カテゴリの記事
- ■がん民間療法体験その後(2023.12.01)
- ■がん民間療法体験余話:がん細胞へのお礼(2023.11.10)
- ■がん民間療法体体験50:40日奇跡プロジェクト終了(2023.11.09)
- ■がん民間療法体体験49:結果がでました(2023.11.08)
- ■がん民間療法体験48:最後の試練とエール(2023.11.08)
コメント