■患者から学ぶことばかりですという医師
私が好きなテレビドラマの一つが、イタリアの病院を舞台にした「DOC」です。
医療とはなにか、信頼とはなにか、愛とはなにか、生きるとはなにか。
そんなことをいつも気づかせてくれる番組です。
もう20回を超えていますが、毎回、共感したり涙が出たりするほど感動する言葉や場面があります。
私の心が洗われる番組です。
一昨日放映された「病名」も深いメッセージを感じました。
https://www.nhk.jp/p/doc-karte2/ts/LRPGKZ9NQY/episode/te/GN3W83NLQG/
録画していて、いま見終わったところです。
タイトルの「病名」の意味には、病とは何かを問い質すメッセージが込められているのですが、それは番組を見てもらうとして、特に今回印象に残った、退院するときの患者家族と医師のやり取りを紹介します。
患者家族:「ありがとう、信用しなくて悪かった。医療をよくわかっていなかった」
医師:「僕もです、学ぶことばかりで。とくに患者からはね」
これだけではわかりにくいかもしれませんが、ここに「医療の本質」が込められている気がします。
日本の医師や医療界の人たちが、もう少し「医療の知識」をつけてくれればいいのですが。
ちなみに、この病院では、医師と患者が対等な関係で話し合うのです。
日本の病院とは真反対です。
医療もまた、専門家が一番無知であるという視点を回復してほしいと思います。
新しい創造は、すべて「無知」から始まりますから。
「がん」になったおかげで、そういうことがよくわかってきます。
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