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2024/02/04

■前立腺がん治療体験報告7;励ましの言葉

今回もまた横道の話です。

今日の朝日新聞に、座談会「知ろう!語ろう!がん患者のもやもや」という記事が載っていました。前編の今日は、「励ましの言葉」がテーマでした。
とても共感できる話がたくさん出ていました。

私もFBやブログ、さらにはサロンなどでがんのことを語っていますが、実にいろいろな反応があります。
おそらく反応する人のほとんどは私への励ましのつもりでいろいろと言ってくださるのでしょうが、ほとんどは「励まし」にならずに、むしろ逆効果を起こすものが多いのです。私への励ましだと好意的に受け止めはしますが、時に正直、不快になることもありますし、場合によっては不安を与えられることもあります。「励ましの言葉」が「悪魔の言葉」に聞こえてくるのです。
「励まし」ということが、どれほど難しいことかを思い知らされます。

私は、妻を癌で見送っていますが、その時にも同じ経験をしていますので、それなりに免疫というか、対処の仕方も心得ているはずですが、それでもやはり腹立たしくなったことは何度かあります。まさに「無心な善意こそが最高の残酷さ」なのです。
ですから、私は「励ましの言葉」は基本的には意図しません。もちろん、そうあってほしいと思いながら言葉を発することはありますが。

そもそも同じ「がん」と言っても、一様には語れません。
また「がん」ということへの受け止め方も、人によって全く違う。
私は、「せっかく癌になったのだから」という表現を、自然と使ってしまいましたが、その言葉自体を聞いて、不快になった人もいるだろうことに少し経ってから気づきました。言葉は本当に難しい。
いまでも時にうっかりとそういう言い方をしてしまいますが、気をつけなくてはいけません。言葉は元気を与えもしますが、心を傷つけることもある。

「励ましの言葉」ほど難しい言葉はない。
いやそもそも「励まし」などという発想に、問題があるのかもしれません。

今回もまた治療体験とは無縁の話でしたが、治療の法はまた最近、以前取り組んでいた民間療法や癌細胞との対話活動に、取り組み直しだしています。
ホルモン療法の副作用は、いまのところ全くありません。
内臓の違和感やデータ以上に関しても、次回の血液検査結果を見てから動き出そうと思っています。

ちなみに、朝日新聞の座談会記事は明日も後編が載るよう

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