■前立腺がん治療体験報告8;ホルモン療法1か月目
ホルモン療法を始めてから1か月経過。
その結果を見るために、東邦病院で血液検査を行いました。
この間、副作用は全くと言っていいほどありませんでした。
気になっていたのは、前回の血液検査で、肝臓や膵臓関係のデータ値が標準値より一桁高かったことです。そのため消化器医でさらに検査をしようと思いましたが、少し様子を見ようと思い直し、今回の採血検査結果まで待っていました。
今日は、その結果とせっかく改善に向かっていたPSAが元に戻った、その後の経過です。
結果は何といずれも大幅な改善でした。
ASTやALT、そしてγ-GTPは、いずれも正常値に戻り、問題のPSAもほぼ正常値に近い4.5でした。
なんだかキツネにつままれた感じで、PSAがこんなに急に改善することはあるのですかと医師に訊いたら、ありますとのことでした。
なんだか納得できないのですが、何を訊いていいかわからないので素直に結果だけを受け入れました。
ホルモン療法は継続ですが、副作用もないということで、濃度を高め、3か月に一回の注射になりました。
薬は今まで通りです。
というわけで、私の場合、ホルモン療法は劇的に効果があったということです。
明日は国立がん研究センター東病院放射線科での診察です。
また採血検査がある予定ですが、今日の結果と明日の結果が見比べられるので興味津々です。
以下は蛇足記事。
今日は病院の待合室で3時間以上過ごしましたが、私と同じような前立腺がん関係らしい人が複数いました。そのおひとりはいささか不安そうでしたので、声をかけました。訊けば検査でPSAが5を超えていて、生検をしたそうですが、幸いにセーフ。経過観察になっているそうですが、生検の後が大変だったそうで、不安を持っているようです。
余計なことですが、私の体験を話させてもらいました。
もう一人は、離れていたので声をかけられませんでしたが、看護師とのやり取りを聞いていて、これから全身MRIと造影剤を入れての CT検査で、骨への転移の検察をするようです。私の体験談を話してやりたい気分です。
なんとなく暗い雰囲気なので、雨にも負けずのデクノボウのように、みんな心配しないで大丈夫と伝えたいです。そういう会話が気楽にできる待合室になれば、病気になっても病人にはならないですむかもしれません。でも、今できるのは隣の人との会話がせいぜい。時間がもったいない。私の体験を話した気分でした。
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