■病気について明るく話し合うサロン報告
「病気について明るく話し合うサロン」は残念ながら参加者は少なく、6人のちょっと寂しいサロンになりました。しかし、生々しい病気を体験しているおふたりの方がサロンに初参加してくださったおかげで、たくさんの示唆をいただきました。
そして、サロンの最後では、参加者みんなが続けることに賛成してくださいました。
同じ病気を患う人たちの集まりはいろいろとありますが、病気を限定せずに、しかも養生や健康も視野に入れたテーマ「ゆる~い」サロンの意味を見つけ出していければと思い、継続実施することにしました。
今回は最初に、こういうサロンを思い立った経緯を少し話させてもらいました。
案内にも書きましたが、私に前立腺がんがあることがわかったおかげで、いろんな体験ができたのですが、その体験を無駄にしたくないと思ったのが発端です。
そして、病気こそが人をつなげていく大切なものではないかと思ったのです。
病気で人生(生き方)を変えた人も少なくないでしょう。そう考えると、病気の意味が全く違って感じられたのです。
つづいて、私が考えている病気サロンの趣旨やスタイルについて話させてもらいました。
趣旨としては、「心身の調子があまりよくない時などに、あるいは病気と診断された時に、なんとなく相談したり不安を話せたりできるような、気楽なゆるいつながりが生まれるようなサロン」を目指し、「健康維持のための養生策や民間療法などもシェアできるような場」になればいいなと思っています。
要するに、「健康や病気などを話題にした、極めて軽い話し合いができる場」ということです。そこからゆるやかな人のつながりができれば、さらにいい。
もし仮に重篤な病になっても、お互いに元気づけあうようなつながりも育てたい。といっても無理をするのではなく、無理しない範囲で気遣い合うだけでも、あるいは気にしている人がどこかにいると思えるだけでもいい、そんなゆるいサロンを育てたいのです。
私がせっかく体験して得た、前立腺がんへの対処法も、たぶん誰かの役に立つでしょう。
この日は、私と同じ前立腺がんと出合って、私と違って、関係の書籍を読み込んで、今まさに治療している人も参加しました。その人の知見も、ぜひみんなにシェアしてほしいような内容です。私もいざとなったらその人に聞けば安心できる。
サロンでは、病気体験を話したり聞いたりし、健康策や養生策も話題にし、時には病気や健康に関する学習会をやってもいい。そんな難しいことではなく、ただただ不安の吐き場にしたっていい。参加者みんなが、それぞれの効用を見つけられるような、そんなゆるいサロンです。時には健康増進策(たとえば散策・笑いヨガ・お見舞いなど)の企画をしてもいい。
とまあ、そんな話をさせてもらい、後はみんなで話し合いました。
かなり微妙な内容もあるので、病気サロンでの個人的な話はオフレコにしたいと思いますが、おひとりからとても役立つ情報をもらいました。
透析しながらがん治療を受ける女性の会のサイトに、がんの資料集がアップされているという話です。そこには公開されているがんの資料が整理されて紹介されています。透析されていない人にとってもとても有益なサイトだと思います。
https://your-side-home2.jimdofree.com/
こういうサイトは他にもあるではないかと思いますが、そういう情報もできれば集めていければと思っています。
いずれにしろこの病気サロンはしばらく継続させていければと思っています。
もし何かアドバイスなどあれば、ご連絡ください。こんな話題で話し合いたいという提案も大歓迎です。事務局をやってもいいという方がいたら、大歓迎です。
次回はまだ日程を決めていませんが、6月下旬か7月上旬を考えています。
関心のある方はご連絡ください。
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