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2024/05/14

■湯島サロン「【人生のピンチ生き延びメソッド】をシェアしよう!」報告

生きづらさを考えるサロンの第2弾、杉原学さんの「人生のピンチ生き延びメソッドをシェアしよう!」サロンはなんと15人の参加がありました。どうも湯島のサロン仲間はみんなピンチに襲われているようです。でもまあ、ピンチのない人生は、もしかしたら退屈かもしれませんから、きっとみんな「生き生きと生きている証拠」と受け止めた方がいいかもしれません。

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杉原さんはまず自らの自己紹介も兼ねて、いまの生き方を紹介してくれました。
しかし、これは㊙ということなので、報告からは省きます。高等遊民らしい、実に「知的」な生き方ですが、かなりの「技」も必要なので誰でもできるとは思いませんが、関心のある方は是非杉原さんからお聞きください。教えてくれるかどうかは確約できませんが。

つづいて、「人生のピンチ」に関する世界の名言を2つ紹介してくれました。
ひとつは、死生学で有名なエドウィン・シュナイドマンの「あらゆる自殺を説明し尽くす単一の理論はない」。ピンチは、人それぞれで一般化してはいけない。これは自殺問題に取り組む人なら誰でも知っている名言です。しかし、あまり知られていないのが、「苦しみに貴賤はない」。私も知らなかったのですが、とても共感できます。これは誰の言葉かと言えば、なんと杉原さんの言葉なのだそうです。シュナイドマンの名言と並べてみると、こちらの方がいいですね、…といった「遊び」も、ピンチ乗り越えの一つかもしれないと杉原さんは言います。有名な格言と自分の思いついた言葉を、並べて書いて額に入れておくと、なんだか力が出てくるのかもしれません。
みなさんもぜひ試してみてください。ただし、並べるのは杉原さんの言葉ではない方がいいかと思いますが。

そしていよいよ、「杉原流生き延びメソッド」のお披露目です。なんと11項目もありました。
たとえば、その1は「今までと逆のことをやってみる」です。そして自分の体験も含めて、それぞれの解説をしてくれました。杉原流生き延びメソッドの11項目をすべて紹介しようと思ったのですが、近々、杉原さんはこれを本にまとめて出版される予定です。ですから、ネタバレになってはいけないので、差し控えることにしました。
関心のある方は、ぜひ出版されたら購読してください。実践的で有益なヒント山積ですから。出版されたらまたご案内します。

もっとも、最後の11番目は、書籍には掲載されないと思いますので紹介してもいいでしょう。それはなんと「湯島サロンに参加する」です。しかも「予約せず飛び込み」のがお薦めだそうです。私には迷惑な話ですが、その意図するところは、残念ながら私にもよくわかります。
ピンチの方はぜひ湯島サロンへ、は私も歓迎するメッセージです。本当は来てほしくはないのですが。

杉原流生き延びメソッドの紹介の後は、参加者全員がそれぞれの生き延びメソッドを発表し合いました。中にはかなり深刻なピンチに陥っている人もいますし、ピンチなどには気づくことなく生きている人もいましたが、いろんな人の体験やその克服策(ピンチと無縁な人の生き方も含めて)は自らの生き方を問い直す刺激になると思います。

杉原さんの配慮で、みんなの発表の最後に、私のピンチ乗り越え策を発表させてもらいました。私の場合は、2つあります。ちなみにその2つとも、杉原流の中にはしっかりと含まれています。

まずは「ピンチの実状を誰かに放す(話す)」という方法です。
抱えているとピンチはますます増幅していくので、心身から放すために、だれか気の置けない人に話すというやり方です。できるだけアドバイスなどしてくれない相手を選ぶことがポイントです。

もうひとつは、「ピンチを楽しむ」ことです。そんな馬鹿なといわれそうですが、同じピンチなら楽しまないとやっていられないのです。妻を見送った時、知人に頼まれてで妻が残した遺産を失い借金までしてしまった時、しばらくはおかしくなるほど落ち込みましたが、そういうことを繰り返しているうちに、ピンチは楽しむしかないという心境になったのです。そのおかげで、昨年、癌の宣告を受けた時は落ち込むこともなく、現在は前立腺がんの治療を心底楽しんでいます。
杉原さんもお話しされていましたが、RPG(ゲーム)でも映画やドラマでも、絶体絶命のピンチ状況こそが、山場です。そこから新しい展開が始まっていく。それを自分の人生でも挑戦すると考えれば、元気が出ます。

みなさんの提案を聞いたうえで、またちょっと話し合いがありましたが、杉原さんは、ともかくいろいろ試しているうちにちょっと元気が出てきたりする、それに「ときぐすり(時薬)」といって、時間が解決することもある、とまとめてくれました。
ピンチがチャンスになることもあるのです。

杉原さんの11項目のメソッドに刺激されて、参加者もみんなそれぞれのピンチ生き延び策を思いめぐらしたサロンでした。
それに、みんなそれぞれピンチに出合っているのだと思えるだけでも、ちょっとだけピンチ強くなったのではないかと思います。
ピンチなどという重いテーマの割に、笑いもある楽しいサロンでした。これも高等遊民ならではの妙技かもしれません。

なお、杉原さんのオフィシャルサイトをご紹介します。
このサイトにも、元気になるヒントがたくさんありますので。
https://sugihara.my.canva.site/

 

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