■前立腺がん治療体験報告28:前立腺がん騒動は終了しました
21日間の陽子線治療後、何もしないでいましたが、今日はそもそもの主治医のいる我孫子東邦病院での3か月ごとの検査の日です。
ホルモン療法の静脈注射を打つとともに、血液検査をし、主治医の大槻医師と話しました。
まず血液検査の結果はPSA値は0.5に低下していました。
これはホルモン療法を受ければ通常想定される結果のようです。
しかし、当事者の疑問は、「それでいったい噂の前立腺がんはどうなっているのか」ということです。
残念ながらこの問いには誰も答えてくれません。
つまり誰も前立腺癌の実体をわかっていないのです。
ですからみんなPSA値を介して様子を見るとしか言えません。
でも誰もそんなことは言いません。
たとえば東邦病院の主治医は前立腺摘出の名手ですので、それに関しては詳しく説明できます。
がん研究センター東病院の主治医や放射線技師は、陽子線治療に関しては詳しく説明してくれます。
でもいずれも「前立腺がん」に関しては、たぶんわかっていない。
少なくとも患者とされる私にきちんと説明はできないでしょう。
しかもその連携もできていないような感じです。
今日は副作用に関して質問しましたが、それは放射線治療の領域なのでと言われてしまいました。誤解があるといけないですが、これはたぶん医師の問題ではなく、日本の医療制度の問題なのだろうと思います。
舌足らずで誤解されそうですが、主治医はみんないい人なのです。
今日はそんな日本の医療制度の実態を垣間見て、疲れがどっと出てしまいました。
いろいろと書こうと思っていたのですが、あまり書く気力がないので、明日にさせてください。
今日はともかく私の前立腺癌騒動は終了したという報告です。
いや終わりにさせようと思ったのです。
次に話題になることがあるとすれば、たぶん「前立腺がん」ではなく、「〇〇〇がん」ということになるでしょう。
やはり近代使用医学は産業のためのものだと改めて感じました。
もちろんそれが悪いといっているわけではありません。
でもやはり大切なのは、統合医療というか、民間医療を基本とした医療です。
今回、身をもってそれを確信しました。
前立腺騒動は終わってしまいましたが、このシリーズはあと2回、続けさせてもらいます。
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