■節子への挽歌6054:久しぶりの光瀬龍
節子
また光瀬龍の宇宙年代記にはまりそうです。
入院時、時間がたっぷりあったので、本を数冊持参しましたが、結局、あまり読む気になれず、全冊未読のまま持ち帰りました。
ところが昨夜、就寝するときに、なぜか急にむかし愛読していた光瀬龍の宇宙年代記物が読みたくなりました。幸いに書棚からすぐ3冊の短編集が見つかりました。
私が20代の頃に読んでいた早川ノベルズです。この3冊は意識して、いつも手元に置いていたのですが、読むのは久しぶりです。20年以上は、少なくとも経ちます。
20代の時に私が読んで面白かったのが、本の目次のタイトルのところに2段階でマークされていました。昨夜、マークのついた数編を読みました。
最初に読んだのが、「墓碑銘2007年」。いまとなってはもう15年前の話です。
残念ながら光瀬さんの予測はまったく当たっておらず、宇宙開発が大きく遅れてしまっていることがわかります。
この作品は、たぶん私が最初に読んだ光瀬龍の年代記の最初のころのもので、題名は覚えていましたが、もう一つ題名に記憶があったのが「辺境5320年」。このシリーズでは、一番遠い未来の話ですが、この最後も何となく覚えていました。
読んでいるうちに、いろいろと当時のことが思い出されてきました。
今朝起きてみて、やはり気になってしあい、7作品ほど読んでしまいましたが、すんなりと読めるばかりか、実に懐かしく面白い。
改めてもう一度、全作品を読もうと思います。
ちなみに、この短編集には、過去の話も何作品かあります。
私がとても好きな作品が、「いまひとたび」のです。
これは以前、挽歌でも取り上げましたが、和泉式部の「あらざらん この世の外の思ひでに いま ひとたびの逢ふこともがな」を題材にした話です。
この話は時々思い出す作品です。なぜか実にリアリティを感ずるのです。
光瀬龍には長編SFにも素晴らしい作品があります。
「たそがれに還る」も面白いですが、私が大好きだったのは「百億の昼と千億の夜」です。この作品は、萩尾望都によって漫画化されていますが、この漫画も素晴らしい。
この漫画は、いつも枕元にあり、時々読んでいます。
今日もまた寝る前に読もうと思います。
というわけで、今日はドラマと小説で、現実から離れた世界で1日、休養しました。
明日から現実に戻ろうと思います。
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