■節子への挽歌6081:「おかしいことを見過ごしにはできない」
節子
最近、湯島のサロンに来るようになったNさんから、一度、話を聞いてほしいと言われました。
Nさんは40年ほど、ドイツで暮らしていましたが、8年ほど前に日本に戻ってきました。いまはあるNPOでボランティア活動をしているのです。
悩みなどなさそうな人だったので、意外だったのですが、話を聞いたらボランティア活動をしているNPOでの人間関係の話でした。
海外生活も長く、しっかりした主体性をお持ちのNさんが、まさかボランティアで悩みとはと思いましたが、訊いてみるとどうもそのNPOにおいて、Nさんにとっての「不条理」が起こっていると思っているようです。もっと平たく言えば、Nさんがパワハラを受けているという話でした。
ボランティアなのだから、もしそういうことが起こればやめればいいではなかと単純に思うのですが、Nさんは、「おかしいことを見過ごしにはできない」というのです。
そういわれれば、私も納得せざるを得ず、お話をお聞きしました。
驚いたことに、私が知っている人が、それも複数登場するのです。
しかも以前、そのNPOの理事長初め、いろんな人が湯島に相談に来ています。
さらに話を聞いていくと、そのNPO以外の関係者の中にも、私の知っている人がいるのです。
当然ながらNさんは、まさかそんなこととは思わずに相談してきたのですが、中には私と親しい人もいるためいささか話はややこしくなってきました。
もっともそのNPOに関しては、私も理事長初め、数名の理事や関係者が湯島に相談に来ていますが、私自身の考えとはかなり違うため、おそらく私と話していても意味がないと感じたのか、1年ほどで、結局、誰も相談に来なくなってしまいました。
そんなこともあったので、まあNさんの話も、それなりに理解できましたが、私の親しい友人までが関わっているとは意外でした。
早速、その友人に連絡して、3人で会おうかと思ったのですが、その友人からの話でちょっと待とうと思いなおしました。
私はこれまでこうやって、問題を軽く考え、なんでもすべて話せばわかり合えると思ってきましたが、その結果、つまらないトラブルを起こしたりもしています。
さてさてどうするか。
Nさんのいう「おかしいことを見過ごしにはできない」ということには共感するのですが、やはりもう少し事実をきちんと押さえないといけなさそうです。
人と付き合うのは、ほんとうにわずらわしい。
よくまあこんな生活を続けてきたものです。
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