■節子への挽歌6101:「王様はロバの耳」の穴
節子
やはりどうも私は「相談」を呼び込む存在なのかもしれません。
久しく連絡を絶っていた我孫子のSBさんが電話してきました。
そう親しいわけではなく、私のFBを見て、我孫子の集まりや湯島の集まりに1~2回参加してくれた程度の関係です。
もう3~4年前の話ですが、そのSBさんからの突然の電話。
なぜか私のがんのその後を訊いてきました。
最近、私のFBをなぜか読めなくなったのだそうです。
ちょうど、血圧の薬が無くなったので、遠藤さんにもらいに行こうと思っていた矢先の長電話になりました。
息子さんがメキシコにいて、どうも舌に異常が発生、そのため帰国して日本の病院で検査するのだそうです。
私にいろいろと訊いてきましたが、なにをこたえていいかよくわかりません。
たぶんなんとなく誰かに知っておいてもらい、何かあったら相談したいと思って言うのでしょう。
こういう漠然とした不安を持つ人は少なくない。
しかしその不安は、誰か「毒にも薬にもならない」、でも心を開いても大丈夫な人に漏らしていくだけで不安は収まるのかもしれません。
まあそういう意味では、私は「王様はロバの耳」の洞穴かもしれません。
あまり意味があるとは思えないやりとりが20分ほど続きました。
それで安心したのでしょうか、電話が切れました。
こういう小さな話が、私はどうも忘れられない。
それが積もってしまうのです。
今日もまた何かそんな不安話が来るでしょうか
なんとなくそんなことを思わせる、しかしとても静かな朝です。
相変わらずさあく屋もあまり眠れずに、すっきりしません。
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