■胆嚢摘出手術入院記録1;またまた入院
最近、私は病院に好かれたようで、またまた入院する羽目になってしまいました。
もっとも今回は、特に問題がなければ1週間ほどの入院です。
理由は、胆石で機能不全になった胆嚢の摘出です。
これに関しては2年前から問題になっていたのですが、いろいろとあって、延ばし延ばしにしていました。相性のいい医師もしくは病院を紹介してもらおうとかかりつけの医師に相談にいったら、たまには健康診断を受けるようにと言われ、前立腺がんが見つかりました。この胆嚢騒ぎがなければ、前立腺がんの発見が遅れ、骨などへの転移があったかもしれません。
前立腺がんの治療に当たっているときに、またお腹に違和感があって、ついでに同じ病院の外科医に診てもらったら、またまた即入院の急性膵炎でした。
そこで10日ほどの入院になったのですが、その医師がとても信頼できる医師だったので、手術をお願いすることにしたのです。
人生、何が幸いするかわからないものです。
というわけで、また入院です。
入院手続きを終えたら、明日の手術まで何もやることがない。
まあその手続きなどの具合を見ていて、いろいろと感ずることはありますが、だんだんそういうことには麻痺してきました。たった一人のスタッフの印象で病院のイメージも、さらにはもしかしたら患者の命も大きく影響してしまうかもしれない、などと思ったりしますが、まあそんなことを言い出したらきりがない。
でも、何事もすべては「一人から」なのだと痛感します。いいことも悪いことも。
3時半にはすべて手続きを終わり、明日のお昼まで手術を待つだけです。
4時半に麻酔の担当医師がやってきて、最終確認です。
退屈するかなと思い、本も持ってきましたが、私はどうも病院では本が読めない。
これは周りが白いからかもしれません。今回は不幸にして窓側のベッドではなかったので外が見えない。窓側が空いているのに、なぜか廊下側になってしまった。
ベッドは患者に選ばせてほしいものですが、そうした感覚はないのでしょう。そこにこそ基本的な問題があるわけですが。
このベッドはナースセンターに一番近い場所なのです。
それでナースセンターのにぎやかな話声が聞こえてくる。
これも本を読めない理由かもしれません。
おやつを持ってくればよかったのですが、入院なのにお菓子はまずいよと娘が言うので止めたのですが、失敗でした。
最近の私の体調不良に関して、地元の友人の林さんが、美味しいものを食べて元気になれと何回も言ってきましたが、入院すると知ったら美味しいものを病室にまで持っていこうかというメールが届きました。見舞いは成人の家族だけしかできないと伝えたら、こっそりはどうですかと言う。そういうルール違反は大好きですが、今回は消化器系の手術だから食べものはやめたいといったら、では目の保養にという。全く困ったものです。それじゃあ拷問に近いでしょう。とまあ、そうしたメールのやりとりくらいしかやることがない。
病院は退屈です。
ちなみに胆嚢手術は術後、結構痛いそうです。
さて果たしてどのくらいでしょうか。
いずれにしろ明日手術をしてから、きっと何かが始まるでしょう。
今日は前立腺がんの3か月おきの定期検査の日でもありましたが、入院のためどうもそれが延期になってしまいました。そのため、残念ながら前立腺がんの経過は、今日はわかりませんでした。薬ももらえませんでした。明日の朝は薬も飲めない。
たぶんどこかでシステム不良が発生しています。
ここから病院全体のシステム構築を見直すと新しい病院の仕組みも見えてくるはずですが、病院の経営コンサルタントやシステム設計者はそんな発想はしないでしょうね。
だからシステムは、人間の敵になってしまうのです。
話がそれ出しました。
今日はともかく、入院したことの報告だけのつもりだったのですが。
夕食後、主治医の加藤医師はくるのでしょうか。
加藤医師に会うとなぜか安心します。
たしか彼は先週短い夏休みをとったはずです。
どこに行ったかかを見たらわかるかもしれません。
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