■近藤サロン②「ドーキンスの道具箱から人間社会の背後にある駆動原理を考える」のご案内
近藤和央さんの「『利己的な遺伝子』論から眺める人間論」の第2回目の案内です。
このサロンも、ブックサロンからのスピンオフサロンです。
今回は、人間社会の背後にある駆動原理を、「ドーキンスの道具箱」を使って倫理や法哲学という切り口から概観している、内藤淳「進化倫理学入門」(光文社新書)をテキストにして考えていきたいと思います。
「ドーキンスの道具箱」とは、近藤さんによれば、拡大(繁殖)と(自然)選択によって無計画・自律的に発展・最適収束化し、つかのまの平衡から競合状況環境変化で延々と変容しつつ安定点(ベイズ解)を探り続ける、「いきもの」(=変化しつつ準安定に継続・継起するもの=拡張概念としてミームや文化をも包含する)の普遍原理(=動的平衡)という世界観に基づく考察法、だそうですが、これも難しい。
でもまあ、今回、テキストにする「進化倫理学入門」は光文社新書ですから、できれば事前に読んでおけば、わかりやすいかもしれません。
それにたぶん、「進化倫理」に関しても解説してくれると思います。
ちなみに一般的には、「人の心は適応ツール(道具) のパッケージ(道具箱)」と言われていますが、ドーキンスはそこに「利己的な遺伝子」を持ち込んで、問題を単純化しようとしているのです。
ただ私には単なる問題の読み替えとしか思えないのですが。
近藤さんが、そこから人間観をどう展開していくか。
ちなみに、ブックサロンからのもう一つのスピンオフサロンの「社会心理学講義」サロンの遠山さんと近藤さんとでは、「知の捉え方」が大きく違いますので、それを比較して考える意味でも、この2つのサロンは並行して参加すると面白いです。
この2つのサロンは、文字での報告には苦労しますが、実際のサロンでの話し合いは、むしろカジュアルですので、気楽にご参加ください。
話を「自分事」に引き寄せるのも、そう難しくないはずですので。
〇日時:2024年8月26日(月曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「ドーキンスの道具箱から人間社会の背後にある駆動原理を考える」
〇話題提供者:近藤和央さん(進化論ファンのneo studier)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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