〔身心力向上への取り組み1〕マイナスの思い込みマインドセットからの自己解放
この2年、私は病気をいくつか体験しました。
4回入院し、21日間放射線治療で通院しました。
病名は「急性膵炎(2回)」「前立腺がん」「胆嚢胆石摘出」ですが、並行して脳神経外科にも定期的に通っています。血圧も医師からは高すぎると言われています。
先週、術後の検査結果に異状がなく、当面は病院から解放されました。
そうした経緯は、これまでFBやブログで報告してきましたが、その読者からその後の動きも聴きたいというメールがあったので、書き続けることにしました。
ただし視点は「病気対策」ではなく「身心力向上」です。
回復指向の「養生」でもありません。前向きのマインドセットを心がけることにしたのです。極端にいえば、「年をとればこそ記憶力も体力も向上する」「病気を経験することで身心は向上する」というマインドセットです。
この2年間の病気体験ではいろんなことを学ばせてもらいました。
しかし胆嚢を摘出した医師から最後に言われた言葉で気づかされました。
歳をとると記憶力も体力も落ちてくるのは仕方がないという思い込みに呪縛されていることに。
内臓の一部をとれば体力が落ちるのは当然。だから休養にこそ努めなければいけない。体力維持のために歩いたり適度な体操をしたりしなければいけない。
そう思っていましたが、どうも根本的な誤りがある。
ピカソは「できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である」といったそうです。私もそれに似た感覚を持っています。だからできるだけマイナスの発想はしないようにしています。
そのおかげで、私はすべての人が性善に見えますので誰とでも楽しく付き合えます。
「だめだと思ったらそこですべては終わり」という私の言葉を聞いた人も少なくないでしょう。「非常識」な私の言動に呆れた人もいるでしょう。
まあ実際には、そういう生き方のゆえに、失敗も多ければ禍に巻き込まれることも多い。
でもそうは言っても、いまは多くの人に支えられて楽しく生きていられます。
とはいえ、実はこの17年間、あまり意欲的に生きてはいませんでした。
むしろいつ現世を離れてもいいという意識が心身を覆っていました。
私よりも若い人の死に出合うことの恐怖から「長生きへの不安」もかなりありました。
でもある医師と話していて、最近、考えが変わりました。
長生きへの挑戦も面白いかもしれない、そう思い出したのです。
それで100歳まで生きることにしました。
でも「不様」には行きたくない。そこで思いついたのが「身心力向上」です。
とりあえずの目標は、数年前に試みて不様な結果に終わった筑波山登山です。
来春、挑戦しようと思います。
もし一緒に行ってくれる人がいたらご連絡ください。
前回のようにご迷惑をかけないように、この半年、体力増強に務めますので。
さて次回からは私の「身心力向上」への取り組みを書いていこうと思います。
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