■湯島サロン「ジタバタ人形と付き合ってみませんか」の案内
細菌学の視点を基軸に、生物と環境の関係を考えるサロンを数年にわたって開催してくれた益田昭吾さんは慈恵医大名誉教授の細菌学者の顔のほかにいくつかの顔をお持ちです。
その一つが、廃物を利用した手づくりのおもちゃ作りの先生です。
コロナ騒ぎの前は、地元でもそうした集まりをやったり、新聞に手作りおもちゃの連載などもしたりしていましたし、湯島でも新聞のチラシを活用したコマづくりサロンをやってくれたこともあります。益田サロンでも時々、その作品を披露してくれたので、ご存じの方も少なくないでしょう。
その益田さんの作品の一つに「ジタバタ人形」があります。
私のお気に入りです。動画を見てください。面白い動きでしょう。しかしその魅力はこの動画ではわかりません。こうした動きが一段落して静止した状態になったまま、放置しておき、もう忘れてしまった頃に、突然動き出してひっくり返るのです。私は最初それに驚いてしまい、以来ジタバタ人形のファンになってしまいました。
しかもジタバタ人形は「進化」しているそうです。
それに益田さんによれば、「ものづくり」にこそ、いま失われようとしているとても大切なものが含まれているというのです。
湯島のサロンも、「言葉」だけでやり取りするのではなく、実際に手を動かして、ものをつくる時間を持つのがいいと、前から提案されていました。
実際に手を動かして、ものをつくってみれば、いろんな気づきが得られる。それこそがいま忘れられようとしてる「臨場の知」を実感できるはずだというのです。
私の「ものづくり」への関心は低すぎると益田さんにはいつも叱られていますが、私も「言葉」だけの世界は好きではありません。不器用なので「ものづくり」は苦手ですが、実際に手足を動かして「現物」に触れるのは好きです。
長々書きましたが、しばらくお休みしていた益田サロンの特別版です。
みんなでジタバタ人形を手づくりし、その体験をベースに「臨場の知」について話し合うサロンです。
材料は益田さんが用意してくださるとのこと。サロン終了後にはみなさん、自分が生み出したジタバタ人形と一緒に帰ってもらいます。
年末のお忙しい時期ですが、まあ気分転換も兼ねて、遊び気分でご参加ください。
話は哲学的な話になるかもしれませんが、臨場の知がテーマですので、余計な知識など不要です。
遊びに来る感覚で、気楽にどうぞ。
〇日時:2024年12月22日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「ジタバタ人形と付き合ってみませんか」
〇話題提供者:益田昭吾さん(細菌学者/慈恵医大名誉教授)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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