■湯島サロン「生きとし生けるものの生きる意味」報告
テレビ東京開局50周年記念ドラマ「生きとし生けるもの」を観て、「生きる意味」を話し合うサロンには、男女4人ずつの8人の参加がありました。ドラマは、いろいろ考えさせるメッセージを持った作品で、それを受けて、それぞれが自分の生き方を問い直し、自然とカミングアウトして、生々しい話し合いになることを期待していました。
しかし、やはりなかなかカミングアウトまでは難しいのかもしれません。どうしても一般論や社会論、さらには制度論になってしまい、私にとっては未消化になってしまいました
そうなった責任は私にありますが、やはりそう簡単に「生きる意味」をカミングアウトし合うことなどできるはずもありません。一緒に涙を流せば、心がつながると考えるのは甘すぎる。それに今回は、実はサロンの途中で、ドラマを観ていない人が参加したことも一因です。これは予想していなかったことです。鍵をかけておけばよかった。
というわけで、報告もなかなか書きにくいのですが、このドラマは私に3つのメッセージをくれました。そのうちの2つを、サロンで話させてもらいました。
生きる意味は他者にあり、他者に見守られて人生を終わることが生きることではないか。それに気づけば、おのずと生き方は見えてくる。
参加者の一人も生々しく同じようなことを話してくれました。
彼の生きる意味は「愛妻」でした。そして愛妻が自分を生かしてくれているとまで話してくれました。この発言に対して、女性たちは「愛妻」という言葉に感激したようです。
ちなみに「愛妻」に代わる女性からの言葉はなんでしょうか。「旦那」?
この話題ももう少し掘り下げたかったですが、どうもその辺りから、話がはずれてしまった。
女性たちもたぶん涙は流したと思うのですが、手ごわいですね。生きる意味をなかなか語ってはくれなかった。私の感度の悪さで理解できなかったのかもしれませんが。
いずれにしろ私にはいささか不満なサロンに終わってしまいました。
というわけでもこのサロンをもう一度開催することにしました。
できれば若い世代に参加してほしい。
このドラマのメッセージをしっかりと受けとめられれば、自殺もいじめも、ひきこもりも不安も起こらないと、私は思っているのです。
10代、20代の人たちにこそ観てほしいドラマです。
なおドラマは11月11日までの期間限定で、TVerで無料放映されています。
https://tver.jp/episodes/epl8ewxajj
できればサロンの前に観てほしいですが、もしみられない人には、前回と同じく、サロンの前に湯島で観られるようにします。
次回の開催は11月23日の午後2時からです。ドラマ放映は12時半からです。
案内は別途させてもらいます。
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