■ポストトゥルース政治が本格化しました
21世紀になっての日本の議員選挙には、かなり危ういものを感じていましたが、日本ももうすっかりアメリカ並みのポストトゥルース政治になってしまったようです。
それにしても、先日の兵庫県の知事選挙の結果には唖然としました。
おかげで以来、体調が極めて悪い。
法律の精神さえ守れない人が、法律の精神を繰り返し破り、選挙妨害さえしている人の助けを借りて、再び当選。マスコミは、それを平然と報道している。
アメリカの最近の大統領選挙の茶番よりも、もっと恐ろしいものを感じます。
日本もいまやアメリカの文化に毒されてしまったのでしょうか。2000年も守り続けてきた文化が失われてしまったのでしょうか。
私が、日本がポストトゥルース政治へと向かうこと危惧したのは2002年の小泉政権の時でした。当時、あまりの違和感にホームページにメッセージを書きました。
http://cws.c.ooco.jp/messagefile/messagekiroku.htm#m2
小泉政権で、日本の政治は変質に向けて舵を切った気がしますが、ここまで嘘が覆い尽くす政治になるとはさすがに私も思っていませんでした。
ポストトゥルース政治を加速させたのはITでしょう。
ITを使えば、どんなことも「事実」にできる。もちろん「ポストトゥルースの事実」、つまり「つくられた事実」ですが。
データもいかようにも書き換えられ、映像も記録もすべて書き換え可能になっています。無実の人を有罪にすることなど、いとも簡単なことでしょう。
もはや「事実」などというのは存在しないのかもしれません。
こういう時代に生きるということは、果たして何なのでしょうか。
もうみんな、かつての意味では生きていないのかもしれません。
にもかかわらず、最近どうも足腰が痛いのはなぜでしょうか。
やはり私はまだ生きているのでしょうか。
生きるべきか、いきていないべきか。
いまの私には、それこそが問題です。
生きるのをやめたら、きっと安楽な人生が待っているのでしょうね。
でも足腰はともかく、心や頭の痛さには、もう少し耐えて生きようと思います。
それにしても、不快なことのなんと多い毎日でしょうか。
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