■節子への挽歌6177:『愛する人を亡くした人へ 悲しみに寄り添う15通の手紙』
節子
一条真也さんから久しぶりに本が送られてきました。
PHP文庫の『愛する人を亡くした人へ 悲しみに寄り添う15通の手紙』。
2007年に現代書林から出版された本ですが、この本が原案となった映画『君の忘れ方』が映画になり、来年1月17日に全国公開の予定です。それを機に文庫化されたのです。
一条さんは、遺族に寄り添う「グリーフケア」に長年取り組んでいます。「死は不幸ではない」というのが一条さんの「死」の捉え方ですが、同時に「死」がもたらす寂しさや哀しさについても深い造詣とたくさんの体験をお持ちです。関連した書籍もたくさん書いています。
今年の9月、一条さんは父親を見送りました。その葬儀を終えた翌日に、この文庫版のゲラが届いたそうです。一条さんにとっては、改めて思いの深い本になったでしょう。
本書が原案になった映画は、坂東龍汰さんの初めての単独主演映画だそうです。
坂東龍汰さんといえば、先日、いまテレビで放映されている「ライオンの隠れ家」に、自閉スペクトラム症のみっくん役で好演しています。私はこのみっくんの演技に惹かれて、このドラマを見始めました。
実はこの種の作品には、節子を見送った後はどうしても向き合えなかったのですが、最近ようやくその呪縛から解き放された気がしまう。
しかし、一条さんから本が送られてきて1週間ほどたちますが、まだ読めずにいます。
2007年の時には結局読めなかったのですが、今度は読んでみようと思います。
さてどいうことが起こるか、いささか心配ではありますが。
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