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2025年1月

2025/01/31

■湯島でのゲーム“from ME”体験会報告)

林裕也さん主催のゲーム体験会は、日本ファンドレイジング協会のカードゲームfrom MEディレクターの小針丈幸さんのファシリテーションによって行われました。
湯島サロン9連続マラソンの一環に位置付けられていますが、今回は林さんの主催で、私は一参加者として参加させてもらいました。ですから報告する立場にはないのですが、サロンマラソン報告の関係上、簡単に報告しておきます。

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参加者は何と10人を超えました。直前の申込者をお断りしたほどです。
みんなゲームが好きなようです。これはまさに近藤さんや遠山さんのサロンにつながるテーマでもあります。

このゲームのタイトル“from ME”には、まずは自分からというメッセージと共に、me(自分)からwe(私たち)という視野の拡大が含意されています。
かつてミーイズムが蔓延していたころ、私も、ミーイズムからウィイズムへという小論をある雑誌に寄稿したことがありますが(そこから「コモンズの共創」というテーマに向いたのですが)、まさにそれへの気づきが巧妙に仕組まれているゲームです。
ゲームの内容はfrom MEゲームの紹介サイトをぜひお読みください。

https://jfra.jp/fromme/

そのサイトにも冒頭に書かれていますが、「お金の使い方とウェルビーイングをゲームで体験」というのがこのゲームのポイントで、すでに学校や企業、あるいはNPOなどで活用されているそうです。
「お金」という言葉が出てくると私は生理的に拒否反応が起こってしまうのですが、「ウェルビーイング」という言葉には逆に生理的に惹かれてしまうため、正直、いささかの抵抗があったのですが、実際にやってみて、いろんな気づきを得ることができました。

このゲームでは、まず自分がどんな人間なのかということを指定されて、その人間の発想でロールプレイするのですが、私はたまたま「家庭を大事にする人」と指定されました。言葉では私の人生観と一致するのですが、たぶん一般的なとらえ方と私の捉え方は違っていると自覚しているので、今回は思い切り、たぶん一般の家庭中心主義の人はこうするだろうなという思いでロールプレイしました。
結果、ゲームで課せられた目標は達成できましたが、社会や環境への役立ちはできなかったことに気づいたのです。そのように仕組まれているこのゲームの思想に共感しました。

もう一つ気づいたのは、いわゆるゲーミフィケーションの効用です。
いつものサロンと違って、みんな生き生きと会話しているのが印象的でした。
ゲームを通したコミュニケーションは、心の開き方がまた違います。そこで気づいたのですが、コミュニティとお祭りの関係です。

と書きだすとまた長くなるので、やめますが、ともかくいろんな気づきをもらったゲーム体験会でした。

ちなみに、今回日程が合わずに参加できなかった人のために、小針さんにお願いして、2回目のゲーム体験サロンを2月11日に開催することにしました。
参加したい方がいたら、まだ1~2人なら枠がありますので私宛ご連絡ください。
定員に達してしまったら、すみませんが、閉め切りますので、ご希望の方は早くご連絡ください。
なお、この体験会を別途企画したい場合は、小針さんに連絡すれば、相談に乗ってくれると思います。たぶん、ですが。

サロンマラソンも6日が完了。
今日は「ことばと文化」をテキストにした「虚構と現実」を話し合う遠山サロンです。
よかったらご参加ください。2時からです。

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2025/01/30

■湯島サロン「異論・闘論サロン」報告

9日連続での湯島サロンのど真ん中は「異論・闘論サロン」でした。

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案内文を書く前日に、偶然でしょうが複数の方から私への厳しい異論をぶつけられたこともあって、「私の考えや生き方に「異論」のある人にぜひ来てもらって、「闘論」をしたい」などと書いてしまったため、それを心配してくださった方もいたようで、申し訳ないことをしてしまいました。
あの文面では、私が疲れているとか追い詰められていると心配する人がいてもおかしくないですね。すみませんでした。そんなことは全くないのです。困ったものですが。

みなさんが私を気遣ってくれたのか、残念ながら昨日の「異論・闘論」サロンは、平和に楽しく終わりました。
闘論はありませんでしたが、私の考えを問われて、そこから議論にはなりました。私も参加者に異論をぶつけて討論もさせてもらいました。
テーマはさまざまで、憲法の位置づけや社会を変えていくための動き方、さらには真理と真実の違い、政治と経済の関係、「構想」とは何か、といろいろありました。 

私自身は、案内に書いたこともすっかり忘れて、日本の国家ビジョンとしての「楽しい日本」を「闘論」したかったのですが、「楽しい日本」にはどうもみんな異論はないようで議論にもなりませんでした。
私の考えは、どうもあまりに理念的(つまり否定しようがない)で現実とはつながらずに議論にはならないのかもしれません。私自身は、つなげているつもりなのですが。
むしろ問題は私の言葉遣いのようです。人格否定されたとさえ言われたこともある。言葉ハラスメントですね。反省しなければいけません。素直なだけなのですが。

それにしても昨日は改めて友人のありがたさを思い知らされもしました。
サロンを支えてくださっているみなさんに感謝です。
でももう少し論争的な闘論もしたかったです。

しかし、やはりそれは一般論ではなく、現実のテーマに関してやるのがいいですね。
それでもう一度、安楽死とか死刑制度のような重いテーマでの闘論サロンを企画したいと思います。「異論・闘論サロン」はちょっと気にいっていますので。
どなたか問題提起されませんか。

9回連続サロンの場合、毎日報告を書くことになるため、どうしても報告は軽くなってしまいます。
お許しください。

 

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2025/01/29

■「子供たちの給食を自然食材に改善する仲間づくりプロジェクト」

湯島のサロン(CWSコモンズ村)仲間の平山典彦さんが「子供たちの給食を自然食材に改善する仲間づくりプロジェクト」をスタートさせました。
まずはそのためのクラウドファンディングを呼びかけてきました。
リターンのニンジンに惹かれて、参加させてもらいました。

平山さんは、ケミカルエンジニアから食農エンジニアに転換し、さまざまな活動に取り組んでいます。
今朝、平山さんから、「日本の食と農を改善し、世界のリーダー達への食料生産供給基地に変えて、新しい日本のデジタル包装農業を一緒に造る仲間に成ってほしい」とメールが来ました。
「デジタル包装農業」? それが何かわかりませんが、平山さんが取り組むのであれば、ともかくは仲間になろうと思います。

クラウドファンディングが本日からスタートです。
もしよかったらぜひ応援してください。
リターンが魅力的すぎるのがちょっと気になりますが。
平山さんに一度、湯島で話をしてもらおうと思います。

 https://camp-fire.jp/projects/730899/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_open

 

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2025/01/28

■サロンマラソン4日目のオープンサロン報告

サロンマラソン4日目のサロンはテーマなしのオープンサロンでした。
急に決めて案内をしたので、誰も来ないかもしれないと思っていましたが、初めての方からの参加申し込みがあり、結局、7人の参加がありました。
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オープンサロンらしく、話題もいろいろで、コミックの話からインド哲学の話までいろいろでした。5日目の「異論・闘論サロン」に興味があるがその日は来られないので今日来たという人が複数いたのがちょっと気になりました。どうもみんな私に一言言いたいらしい。いやいつも言っているのに、なんで改めて言いたいのかと不思議です。
そんな疑問を私がつい漏らしてしまったために、私はやはりおかしい存在ではないかという話まで出ました。

しかしテーマなしのオープンサロンは居心地がいいのかもしれません。
私もテーマを意識しないでただぼーっと聞いていればいいので気が楽です。
それに報告も書く必要もない。
そしてそもそも私がいなくても成り立ちます。
そこで私の出欠は気にせずに、毎月、オープンサロンを開くことにしようかと思います。

とまあ、いずれにしろ9日連続サロンの4日目までは無事終了。
いまのところ私の体調もまあまあで、明日も大丈夫そうです。
問題は明日ですね。
明日の闘論は一体どんな展開になるのか。
私がやり玉にあがるのでしょうか。
楽しみです。

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■「複音ハーモニカの音響特性」

昨年の3月に湯島で、福岡在住のハーモニカ奏者 西川義夫さんに「複音ハーモニカ音楽の不思議」のサロンをやってもらいましたが、その時に西川さんが話されていた、ハーモニカの音の不思議な力に関する論文が完成し、放送大学の卒業論文審査も合格しました。
「複音ハーモニカの音響特性」という論文です。

ちょっと難しいかもしれませんが、関心のある人がいたらご連絡ください。
西川さんの了解を得て送らせてもらうようにします。

西川さんは、これからも複音ハーモニカリードの振動特性や音響心理学との共同研究などの取り組みを重ねていくそうです。
いつか機会があれば、また西川さんの演奏も含めた湯島サロンを企画したいと思います。
ちなみに西川さんのハーモニカ演奏はネット視聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCuP2fisX825tb1ZfzDCMwIw/videos

 

 

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■「楽しい日本」にワクワクします

久しぶりに政治への期待を持ち出しています。
あんまり評判のよくない石破政権への期待です。

期待の理由は、石破さんの施政方針演説に出てきた「楽しい日本」という言葉です。
やっと国家ビジョンが出てきた。
私には、池田政権の「豊かな日本」と鳩山政権の「友愛政治」に次ぐ3つ目の共感できる国家ビジョンです。

 もっとも今の「野党」にはこれは不評のようです。
立憲民主党の野田さんは「空回りしている印象」と言い、日本維新の会の前原さんは「『楽しい日本』と言われても、国民は不安を抱えその気になれない」と指摘しているそうです。それはそうでしょう。おふたりには国民の生活などどうでもいいでしょうから。
何しろ2人とも日本の与野党構造を壊した人ですから。

 「楽しい日本」を目指す政治には、私はワクワクします。
「平和」や「経済成長」と違って、楽しいは個人ごとですから、ゼロサムにはなりません。

 施政演説で石破さんは、「楽しい日本」とは、すべての人が安心と安全を感じ、自分の夢に挑戦し、「今日より明日はよくなる」と実感できる。多様な価値観を持つ一人一人が、互いに尊重し合い、自己実現を図っていける。そうした活力ある国家です、と述べています。

ワクワクしないわけにはいきません。

もっとも石破さんご自身の表情がいつもあまり「楽しそう」ではないのは気になります。
でも、「現実はそうではないから、それを目指す」のがビジョンです。
石破さんの顔が楽しそうになる方向に日本の政治を進んでいくといいのですが。

いや、まずは「楽しい日本」に向けて進んでいくと信じましょう。
信じなければ何事も始まりませんから。

でもまあ昨日のテレビの様子だと、日本国民の多くの考えている「楽しさ」が、どうも私の考えている「楽しさ」とは真反対なような気もしていささかの不安はありますが。
フジテレビもおかしいですが、他のテレビ局も同じだなあと痛感します。
いや多くの日本人はもうみんな同じような気もしないではありません。

それはともかく、「楽しい日本」に向けての政治は全面的に応援したいです。
そしてまずは自分の周りを楽しくしたいです。

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■湯島サロン「湯島に本を読みに行こう」報告

今年も、ブックサロンを継続開催していきます。
活字時代に育った私としては、ネット文化にはなかなかなじめないのですが、ネット時代においても、書籍には残ってほしいと思っています。
しかし、「湯島に本を読みに行こう」というタイトルや案内文で引用した書籍がどうも適切ではなかったようで、参加者は3人にとどまってしまいました。
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最初にまず私から、湯島にCWSコモンズ・ライブラリーをつくるとともに、月に1回、湯島を読書交流会の場にし、そこでブックサロンを開きたいという構想を説明させてもらいました。
残念ながらあまり反応はなかったのですが、反応がないのは反対ではないという勝手な解釈で、これは進めることにしました。
まだ骨子だけの簡単な構想ですが、この報告の最後に書いておきます。

つづいて参加者それぞれに推薦本の紹介をしてもらいました。
ところが参加者はみんなあまり素直ではなく、呼びかけ人である私の意図など気にせずに、自分の思いを話しだしました。困ったものです。

最初の人は、ノーベル賞を取った人のものを持っていきますと言っていたので、カズオ・イシグロかなと思っていたら、なんとボブ・ディランのレコードについていた歌詞集だったのです。今もベッドの横において、夜中に目が覚めたとき読んでいるそうです。もうボロボロでした。

言われてみると、私にも似た経験があります。書籍をあまり固定的に捉える必要はないのです。私の退屈な発想は見事に打ち破られました。
しかもその人は、この本も見ているだけで楽しくなると言って、森有正の「バビロンの流れのほとりにて」の単行本を見せてくれました。古書店で400円で買ったそうです。
たぶん読んではおらず、見たり嗅いだり触ったりしているだけではないかとも勘繰りましたが、それもまた本との付き合い方の一つでしょう。私にもそういう本はありました。
そして、本の読み方や本との付き合い方のサロンをやりたいと提案。納得しました。

次の人はまともに本の紹介をしてくれるかと期待しましたが、これまた期待を裏切られました。
彼が紹介したのはローマン・クルツナリックの「History for Tomorrow」。まだ邦訳はなく、それを英語の原書で読書会をしたいというのです。
「末法の時代」のような現在の状況を乗り超えるヒントがそこにあるのではないかというのです。
それで読んだの?と質問したらまだ読んでいないという。でもそこには日本の江戸時代の循環型社会など、学ぶべき過去の歴史が紹介されているというのです。
果たして参加する人がいるでしょうか。

参加者の一人が助け舟を出しました。クルツナリックには翻訳されている本があり、たとえば「生活の発見」は面白かったと。
さてどうするか。「生活の発見」から入るか、あるいは版権を取得して「History for Tomorrow」をみんなで翻訳して出版するか。単なる原書読書会だけは避けたい。
さらにその人は、当事者研究はどうかと100頁足らずの小冊子を紹介。
どうも私の当初の主旨とは違います。みんな案内をきちんと読んできているのでしょうか。全く困ったものだ。

最後の一人は読者家なので安心していたら、私は前のブックサロンで3冊紹介したから今日は用意していない。あのスタイルのサロンは楽しかったという、やはり私の呼びかけをちゃんと読んでいない気がする。

仕方なく私は案内にも書いた森本哲郎さんの「ゆたかさへの旅」を紹介しました。この本をコモンズ・ライブラリー蔵書第1号に勝手に指定。早速に貸し出しになりました。

というわけで案内とはかなり違った内容のサロンになってしまいましたが、動き出すことにしました。
「本との付き合い方サロン」は、その言い出しっぺの人を中心に開催します。
英文翻訳サロンは、ともかくクルツナリックの本を一度読んでから何かをはじめようと思います。
で、3人目の人が言ったような、昨年開催した23人の人が本の紹介をするサロンは再開します。どなたか発表したい人はいませんか。

そして私が提案したコモンズ・ライブラリーは、ともかく動き出します。最初の蔵書10冊を間もなく発表します。推薦書籍があったら教えてください。ただし、本を少なくとも3か月湯島において貸出可能にしてもらうために提供してもらうことになります。

いずれにしろこんな感じで、湯島サロンマラソンの3日目は終わりました。
2日目の「トランプ後のアメリカ」サロンの報告は大変そうなので、3回目の報告を先にさせてもらいました。報告がたまると大変ですので。
4日目の今日はオープンサロンです。

《CWSコモンズ・ライブラリー構想(たたき台)》

CWSコモンズ村湯島オフィスに、誰もが利用できるミニライブラリーをつくり、毎月1回、そこで読書交流会を開催する。

〔仕組み〕

〇ライブラリー

  • 自分が読んで共感し、この本は他の人にも読んでほしいなという本を1か月以上、湯島オフィスにおいて、希望者に自由に貸し出す。
  • その本の「お薦めどころ」を簡単に書いて、メーリングリストで投稿する。貸し出しの管理はノートで行う。
  • その本をライブラリーに寄贈する場合は、ライブラリーの蔵書にする。
  • ほかにも特におすすめではないが、読みたい人はどうぞという本があれば、ライブラリーに置くことはできるが3か月利用者がいない場合は、返却もしくは自由に持って行ってもらうようにする。

〇読書交流会

  • 毎月1日、読書交流日を設定する。
  • その日は丸1日、湯島オフィスは公開し、いつでも自由に出入りして読書することができるようにする。
  • その日の午後2時から4時までをサロンにする。サロンの運営や企画は追って検討。

 

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2025/01/27

■湯島サロン「あなたにとって〈大切な言葉〉はなんですか? 私は「THINK」です」報告

だれもが「好きな言葉」や「大事な言葉」、あるいは「生き方に影響を受けた言葉」を持っている。その言葉を持ち寄って話し合ったら面白いのではないかという春日新太郎さんの提案で始まった、「大切な言葉」サロンの1回目は、起案者の春日さんにとっての「大切な言葉」である「THINK」の話を中心に開催しました。

THINK」という言葉は、一時、日本の企業界でも話題になったことがあり、私も懐かしい言葉です。
春日さんはまずこの言葉との出会いの話から話をはじめました。

1960年代中頃、日本の企業はそれまでのパンチカードシステムの時代からコンピュータ時代へと移りだしましたが、春日さんはその時代に旅行会社のJTBに、まさにコンピュータ導入要員として入社したのだそうです。その関係で入社直後から日本IBMで教育を受け、そこで出会ったのがIBMが大事にしていた「THINK」という言葉です。
春日さんは、人生を振り返ると、そこで学んだ「THINK」という言葉が人生を支えてきてくれた。そしていまなお「THINK」という言葉に自分は支えられているというのです。

今回、「THINK」に関して話すことになったので、春日さんはIBMの「THINK」について、日本IBMに照会するなどして、いろいろと調べてくれました。
私も春日さんと同世代ですので、春日さんの話はとても興味深いものがありました。

なぜIBMでは「THINK」という言葉が会社の理念の一つになったのかについて、私は全く知りませんでしたが、そのエピソードも春日さんは話してくれました。IBMはいくつかの会社が合併してスタートするのですが、その合併前の一つの会社の経営者だったトーマス・ワトソンが言い出したそうです。それがそのまま、合併して創業されたIBMの理念の一つになったのです。

春日さんはまたIBM100年誌から古い写真をみんなに見せてくれました。そこにIBMの社員研修センターの入り口の写真があったのですが、入り口までの階段に5つの言葉が書かれています。「READ」「LISTEN」「DISCUSS」「OBSERVE」、そして最後が「THINK」。参加者の石川さんがそれに注目して、「THINK」はただ「考えろ」というだけではなく、しっかりと体系化されていたことに気づかせてくれました。

春日さんも、「THINK」と「Plan-Do-See」のつながりに言及してくれましたが、春日さんはIBMの人たちと一緒にコンピュータ導入の仕事を通して、それが深く刻み込まれていたのでしょう。だから春日さんにとって、「THINK」とい言葉は、ただ「考えろ」ではなかったのです。

春日さんはその後、コンピュータ導入の仕事から離れ、JTB本来の旅行業務の仕事に移ったそうですが、そこでもこの「THINK」思想のおかげでいろいろと新しいプロジェクトを起こしたようです。その一つがJRになる直前の国鉄と一緒に「さよなら国鉄」という、欧風列車とお座敷列車を組み合わせた23日の京都旅行。これは大成功したそうです。

さらに会社を定年で辞めた後、いまもマンション管理人のお仕事をされているのですが、そこでもいろいろな地域活動に取り組んでいて、その一つのイベントの話もしてくれました。そこでも「THINK」の思想が活きている。

私が共感したのは、マンションの管理人として住民のごみをリユースする働きかけをしているという話です。春日さん手づくりの看板を添付します。
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そういうさまざまな活動も、若いころに出合った「THINK」という言葉のおかげだと春日さんは言います。
いまもまだ「THINK」思想は健在で、マンションの管理人活動の傍らパソコンを駆使していろんなことを「THINK」しているようです。

参加者のなかには、「大切な言葉」というよりも、むしろこの「THINK」の言葉に関心を持って参加された方もいて、しばらくは「THINK」論議が続きました。
その中で、サロンで時々話をしてくれる杉原さんの著書「考えない論」もちょっと話題になりました。

それから参加者それぞれに大切にしている言葉の紹介と話し合いがありました。
言葉として出されたのは次の3つです。

「一期一会」
「縁は自然に切れるものではない、自分で切っていることを自覚しなさい」、
Take it easy

そしてそれぞれがその言葉に関して話をしました。たとえば「一期一会」を大切にしている仲谷さんは、昨年のサンティアゴ巡礼での経験から、「一期一会」を「できるだけ計画しない、その場で起きていることを大切にする」と言い換えていました。
Take it easy」は私ですが、私の意図と一般の受け取りは、注意しないと真反対になることを皆さんに気づかせてもらいました。

今回は春日さんの体験と「THINK」議論が中心になりましたが、次回はみんながそれぞれ「大切に思っている言葉」を持ち寄ってのサロンを開催しようと思います。

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2025/01/26

■節子への挽歌6243:老化に関する自他の意識の差は大きいようです

節子

今日はサロンマラソンの2日目。
このサロンのためにわざわざ新潟から参加して人もいます。
彼は私の体調を心配して、ともかく俗世から離れて1日ゆっくりしたらどうかと房総の勝浦への招待を呼びかけてくれたのですが、私が辞退してしまったので、気になってきてくれたのかもしれません。
会うなり、いつでもその気になったら招待は有効だからというのです。
たしかに9日連続でサロンをやるくらいなら、招待を受けられたはずです。
困ったものです。

サロンの前に小学校時代の同級生の金子友子さんがおにぎり持参でやってきました。
彼女も伴侶を亡くし、生活リズムが変わってしまったのでしょう。
三回忌も終わったので、この夏にはヨーロッパを2~3か月旅行してくるそうです。

それはそれとして、9日連続サロンなどということを始めたため、みんなが心配してくれます。
やはり外から見れば、私はもう無理のきかない高齢者なのでしょう。
そういう意識がなかなか自分の中に生まれてこないのが問題です。
身体の疲れという点では十分すぎるほど実感しているのですが、それが意識につながっていかない。困ったものです。

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■湯島サロン「異論・闘論サロン」のご案内

9日連続での湯島サロンを決行することにしました。

この意向をメーリングリストで伝えたところ、子どもじみたバカげた行為だとかそんなにサロンをやると付き合うのが大変だなどと評判は悪かったのですが、やはりこれは千載一遇のチャンスなので、逃すのはおしいと思ったのです。なにしろ私の人生は、こういうチャンスをほとんどすべて逃してきた人生でしたので。

そのため、前半4回と後半4回の間の1月29日(水曜日)にサロンを開催することにしました。
と言ってもあまりに急なので参加する人はいない可能性もあります。
いたとしても、少数でしょう。
そこで、新たなスタイルのサロンを試みることにしました。 
名付けて「異論・闘論サロン」です。

私の考えや生き方、あるいは社会の常識や時代の流れに「異論」のある人にぜひ来てもらって、「闘論」をしたいのです。

特に希望するのは、私の考えに反対している人の参加です。あまり自覚がなかったのですが、どうも私の考えや発言は、あまり共感を得ていないばかりか、反感もかなり持たれていることを最近いろんな場で思い知らされているのです。昨日も2つの場で明言されてしまいました。この問題は、私の個人的な問題というよりも、時代の流れと深くかかわっている気がするので、闘論は決して個人いじめにはならないので、徹底的にたたいてもらって大丈夫です。

社会の常識や時代の流れに不満のある方も歓迎です。社会の常識や時代の流れに抗っている私が相手では闘論にならないのではないかと思われるかもしれませんが、たぶん大丈夫でしょう。私は抗ってはいますが、否定はしていませんので。

参加者が誰もいない場合は、私一人で生き方を反省する参加者不在のマインドフルネス・サロンになります。それもまたサロンの新しい形として発展させられそうですので、良しとしたいと思います。

さてさてどうなるか。
また友人を失うことにならなければいいのですが。

〇日時:2025年1月29日(水曜日)午後2時~4時
〇テーマ:異論があるので闘論しよう(テーマは参加者次第)
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

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2025/01/25

■オープンサロンのご案内

急ですが、今年初めてのオープンサロンを開催します。

サロンマラソンのど真ん中です。
あんまりおいしいコーヒーは用意できていませんが、気が向いたらどうぞ。
どなたでも大歓迎です。

オープンサロンは、テーマも全くなく、参加した人次第で話題も決まりますし、話題もどんどん変わります。話す人も聴く人もいるサロンです。
出入りもいつも以上に自由で、申し込みも不要です。
気が向いたら気楽にどうぞ。

〇日時:2025年1月28日(火曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

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■節子への挽歌6242:サロンマラソンが始まります

節子

朝起きたら、メールを間違って送ってしまった人から、相手を間違ってますよ。別の〇〇さんでしょ、というメールが入っていました。
同じ姓の方なのです。
それでこの数日のやりとりのおかしさに気づきました。
肝心のメールだけが届いていなかったのです。
とんでもない間違いです。
へこんでしまいました。

そのおふたりは姓は同じですが、名前も一時違いの似た名前なのです。
注意しなければいけません。

朝起きてこんなことがあるとどうも気が沈んでしまう。
そのうえ、今日は曇っていて日の出もない。

今日から湯島でのサロンマラソンが始まります。
前半3日、後半4日なのですが、その間を埋めるかどうか迷ったのですが、せっかくなので埋めてしまうことにしました。
しかしただ埋めるだけでは退屈ですの、新しいスタイルのサロンを打ち出そうと思います。

サロンマラソンの前に、今日の午前中は地元のまちづくり編集会議の事務局会議なのです。
さてさて忙しい9日間の始まりです。
忙しさに心を失わないようにしないといけません。

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2025/01/24

■サロンマラソンへの誘惑

明日から湯島で3日連続のサロンが始まります。

25日「あなたにとって〈大切な言葉〉はなんですか?」
26日「トランプは世界をどう変えるのか」
27日「湯島に本を読みに行こう」

ところが2日開けて30日からまた4日連続のサロンが始まります。

30日「湯島でのゲーム体験会」
31日「『ことばと文化』を材料に「虚構」を考える」
1日「日本の捕鯨の現状」
2日「春の食養生と季節の変わり目の「土用」の食養生」

28日と29日を埋めると9日連続サロンになります。
それに気づいてから、その2日を埋めようかどうか迷い続けています。
こんなチャンスはめったにやってこない。

さてどうするか。
今日中に決めようと思います。
1日はオープンサロンにしようかと思っているのですが、どなたか私が行っても行かなくても成り立つサロンをやってくれませんか。

 

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■節子への挽歌6241:毎朝のルーチンが戻ってきました

節子
最近また朝のルーチンが戻ってきました。

最初が大日如来への平和の祈り。
そして次が朝風呂です。風呂と言っても静かな20分入浴。
そのあとやるのが、リンゴと人参とレモンのジュースづくりです。
ミキサーでつくるので、ジュースというよりも、凍っていないスムージーという方が正しいです。娘は粕だらけのジュースだと言いますが。
水の代わりに市販のリンゴジュースを使っているので、まあその量でジュースっぽくはできるのですが。
いずれにしろ、これは私の仕事なのです。

リンゴもニンジンもレモンも高くなったので、時々は簡略版で、リンゴは省略してリンゴジュースベースに、ニンジンとレモンを入れます。
レモンも高くて面倒なので、ポッカレモンのようなレモン汁でごまかすこともあります。
幸いに時々、自宅でなったレモンだと言って持ってきてくれる人があるのでそれは安心ですが、スーパーで売っているレモンは農薬が多いようでちょっと心配です。

まずはこれを飲む。
それから録画しているテレビ体操を10分。

そして朝食です。
朝食前に、改めて亡き妻に向けて般若心経をあげます。まあ真言だけの簡略版のことも多いのですが。
朝食はトーストにボロニアソーセージ。最近、これを売っているお店が少ない。
以前はサニーレタスもでしたが、生野菜はあまりよくないと言われて最近はやめています。まあ高くなったしまったということもありますが。
コーヒーはマグカップになみなみついて飲む。「いまどきの子ども」のキャラクタのマグカップです。コーヒーカップにすると2杯ほどでしょうか。
最近コーヒーも高くなってきて、スーパーの安いコーヒーに切り替えたため、美味しくないので、また砂糖を大目に入れるようになってしまいました。砂糖は一応、白くない砂糖ですが。

まだ食のルーチンはあります。
黒にんにくとフィッシュ&カッシュを適量。時に「メカブ」。

食事が終わると足の三里にお灸です。これは柿内さんのお薦めで始まりました。
新聞はざっと読みますが、テレビのニュースはほとんど見ません。かけてはいますが。
ネットは全く見ません。
何か大きなニュースがあったかどうかは娘が教えてくれます。

まあこれが毎朝の1時間半の私のルーチンなのです。

さて今日も始まりです。
いまお風呂から出て、朝焼けの東の空を見ながら、これを書いています。
そういえば、朝焼けや日の出を見るのもルーチンの一つです。

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2025/01/23

■節子への挽歌6240:吉井さん手づくりの豪華なデザートセット

節子
吉井さんとのランチを終えて、帰宅し、明日の準備をしていたら、先ほど別れた吉井さんから電話です。
何事かと思って電話に出たら、お孫さんにお菓子せっとぉ持っていく途中で、もう2~3分後に着くというのです。
ランチの後、帰宅してから早速に2時間かかってつくったのだそうです。
前に会った時に、お孫さんの誕生日にデザートセットをプレゼントさせてほしいと言っていたのですが、それが一挙に繰り上がって卿になったようです。

幸いに、いつもは遊びに出かけているにこが自宅にいましたので、慌てて下に降りて行って、何やらケーキが届くよと伝えました。
にこは最近、甘いものを差し控えるようにと歯医者さんに言われているようなのと、あまり食べ物を人からもらうのを喜ばないタイプなので、あんまり嬉しそうではありませんでしたし、母親のジュンもにこには食べ物アレルギーがあるのであまり歓迎ではいあ感じでしたが、そうこうしているうちに、もう吉井さんはついてしまいました。

ともかく出ようとにこと一緒に玄関を開けたら、吉井さんが果物とケーキの豪華な盛り合わせを持って、立っているではありませんか。
それを見たにこは、素直に大喜びです。
普段は写真嫌いなのに、めずらしく吉井さんや私と一緒に写真まで撮りました。
しかもその写真のFB投稿の許可までおりました。こんなことはめったにない。

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それにしてもメロンも丸々一つ使っての豪華なセット。
私もにこから果物とケーキのお裾分けをもらいました。

それにしても吉井さんの律義さには困ったものです。
さてさてこのお返しはどうしたものでしょうか。

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■節子への挽歌6239:吉井さんとの会食

節子

ひょんなことから昨年末に知り合った吉井さんとエヴィーバ!でランチしました。
吉井さんは我孫子市白山地区の創価学会のリーダーです。
お仕事は長年レストランのシェフで、羽田東急ホテルの総料理長などもされていた人です。

なぜか長年、わが家に毎月1回、「聖教新聞」を届けてくれていたのです。
申し訳ないのでが、私は読んだことは一度もありません。
私は創価学会にはまったく関心はないのです。というか、そもそも宗教組織による個人向けの布教活動には生理的な嫌悪感を持ってしまうのです。
にもかかわらず、昨年末、私が吉井さんを訪ねたかと言えば、前にも書きましたが、彼が12年前に奥さんを亡くしたことを知ったからです。
そして直接、ご自宅を訪問して、吉井さんの人柄を知りました。
何処かで私と似ているところがあるのです。

それに彼がシェフだったことを知って、エヴィーバ!に招待したくなったのです。
そう思った理由の一つは、もしかしたら吉井さんの仲間がエヴィーバ!を知ってくれてごひいきにしてもらえるかもしれないという、いささかの邪念もあったのですが。

吉井さんはやはり純粋の人でした。
エヴィーバ!ではついつい2時間も話してしまいました。
創価学会にも、公明党にも、私はかなり批判的な意見を持っていますが、素直にそれも話させてもらいました。
しかし吉井さんは怒ることもなく、私のことを池田大作さんの思想に通じているというのです。

でも創価学会は、いまの世上に対して、もっと直接的に行動してほしいものです。
統一教会問題に対しても、同じ宗教界の一員としてやれることがあるだろうと思うのです。

ちなみに、現在の創価学会の会長の原田さんは、私の大学時代の同級生です。
私もあまり大学に行かなかったタイプなので、彼との付き合いの記憶はありませんが、いまの時代、もっとやることがあるだろうといつも思っています。
吉井さんに原田さんと会う機会はあるかお訊きしましたが、大きな組織なのでなかなか直接話す機会はなさそうです。

吉井さんはいまも毎日のお勤めのほか、地域の一人住まいの高齢者のためのボランティア活動など、いろいろな活動をされているそうです。
創価学会というと、あまりいいイメージを持っていない人もいると思いますが、吉井さんの活動には頭が下がります。

でもついつい、もっとやり様があるのではないかなどと余計な話もしてしまいました。
吉井さんは、それを穏やかに受け止めてくれました。
ああ、この人は本当に信念を持って生きていると、思いました。

私とほぼ同い年ですが、2時間楽しく話せたのは意外といえば意外です。
まあ最初に会った時もそうでしたが。

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■節子への挽歌6238:今朝は太陽と付き合っていました

節子

先日のあすあびサロンで知り合ったイシモトさんは、杉野さん同様、手賀沼の写真をよく撮影しているそうです。
その写真を何枚か送ってきてくれました。
圧倒されました。
すばらしい写真です。

同じ手賀沼の風景も、見る人によってこんなにも違うのかと驚くばかりです。
毎日のように見ている杉野さんの手賀沼も素晴らしいですが。

それで今日は朝のルーチンを辞めて、日の出の風景を部屋から見ていました。
残念ながら今日は雲が多くて、日の出は見られそうもありませんでした。
ところが、数分ですが、真っ赤な太陽が顔を出したのです。
思わず写真を撮ってしまいましたが、残念ながらすぐにまた雲に隠れてしまいました。

しかし、今日はなんとなく気になってちょいちょい空を見ていました、
太陽がなくても空の表情は微妙に変わってくる。
そして日の出からかなり立った7時33分にパッと陽が輝きだしたのです。
世界が急に明るくなって気分が一変する感じでした。

残念ながらまたすぐ雲に隠れてしまったのですが、太陽の力を改めて知らされた気がします。
8時、いままた陽が出始めました。

今日はいい日になるでしょう。

 

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2025/01/22

■節子への挽歌6237:「根っからの善人」

節子

また生活が回りだしてきました。
今日は小宮山さんと湯島で会っていました。
小宮山さんの生活環境は大きく変化しつつありますが、たぶん今は時間を持て余しているのでしょう。それに人と会う時間が減っているのかもしれません。だから電話がよくかかってくる。その心境はよくわかる。会わないわけにはいきません。
一昨日も会っていたのですが、今日も会うことにしました。

やはり人は出会う友がいないといけない。
友は人である必要はないかもしれません。
動物や植物でさえなくてもいいかもしれません。
しかし多くの人にとってはやはり「人」のような気がします。
少なくとも私は「人」です。
だから同じように人と会うことを欲している人には応えなければいけない。ましてや小宮山さんのような根っからの「善人」には、私も「根っからの善人」になって付き合わないといけない。
でもこの「根っからの善人」というのはやはり難しい。
どうしても「わがまま」が出てきてしまう。

小宮山さんと別れた後、久しぶりに東博に立ち寄ろうと思っていたのですが、疲れてしまった帰宅してしまいました。
人と会うのはやはり疲れます。

でも人と会いたくなる。
困ったものです。

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■第6回増田サロン「「はたらくこと」ということ 〜トルストイ「イワンのばか」を題材に大地に根ざして生きるとは」のご案内

増田圭一郎さんと一緒に「地湧の思想」を考えていく連続サロンの第6回は、「はたらくこと」をテーマに取り上げます。
今回の参考テキストはレフ・トルストイの「イワンのばか」です。

増田さんからのメッセージです。

中学生の頃に読んで影響を受けた本に、トルストイの「イワンのばかとそのふたりの兄弟」があります。今読み返しても、人間の本性と社会がうまく描かれています。

和田重正(地湧の思想の提唱者)の人生をひらく「3つの鍵」のひとつに〝ケチな根性はいけない〟というのがあり、そのケチのなかで一番いけないのは力の出し惜しみだとありました。
何かのために身体を動かすことを、〝損〟と考える人が増えました。「これいくらもらえるの?」とすぐにお金に換算します。
この「はたらくこと」について、イワンのばかを題材に考えてみたいと思います。

「イワンのばか」は、無料公開されている電子書籍の青空文庫でも読めます。
簡単に読めますので、参加者はできるだけ読んでおいてください。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000361/files/42941_15672.html

「稼ぐこと」から「はたらくこと」を考えがちな昨今の風潮に抗って生きている私としても、「生きること」から改めてしっかりと「はたらくこと」を考えたいと思います。

これまで参加していなかった方も大歓迎です。
みなさんの参加をお待ちしています。

〇日時:2025年2月8日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「はたらくこと」ということ 〜トルストイ「イワンのばか」を題材に、大地に根ざして生きるとは
〇話題提供者:増田圭一郎さん(図書出版みらいま代表)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

 

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2025/01/21

■湯島サロン「改めて箸の文化を考えてみませんか」報告

箸にまつわる話題を広く話し合う箸文化茶話会のようなサロンが、国際箸学会の文化部主催でこれからスタートする予定です。

20500120

国際箸学会の関係では、湯島では事業部主催の箸技ゲームのサロンと研究部主催の箸ラボが定期的に開催されていますが、このサロンは広義での箸文化を話題にするとともに、国際箸学会の広報活動にもつなげて、だれもが気楽に参加できるようなサロンとして構想されています。
その予告も兼ねて、国際箸学会との共催で、湯島サロンの一環として「改めて箸の文化を考えてみませんか」のサロンを開催しました。
国際箸学会の会長の小宮山栄さんにも参加してもらいました。

まず国際箸学会の文化部の部長の鎌倉ヨシオさんから、文化部の活動を中心に、国際箸学会の概要や、箸技ゲームの紹介をしてもらいました。
文化部では、小学校や公民館などに出向き、箸のマナーを学ぶ「お箸の教室」や 世界に一つのマイ箸を作る「お箸づくり教室」などを展開していますが、その活動内容は国際箸学会のホームページで紹介されています。
https://www.kokusai-hashi.org/about

鎌倉さんは、箸は生活の中で身近な存在すぎてあまり意識しないけれど、箸のなかにはさまざまな文化が込められているという話もしてくれました。
参加者からも箸に関連して、こんなことに興味があるという話もいろいろ出ました。
箸の歴史や地域での伝統食で使われている箸の話、さらには茶道と箸など具体的なテーマも出されましたが、そもそも「箸文化」とはなにを意味するのかというような話もでました。

箸はほとんどの人が毎日一度は触れることのある生活用具なので、箸を通して、たとえば育児や教育においても大きな役割を果たせるはずですが、そんな話もできれば面白いと思いました。

今回の参加者はいずれも国際箸学会の存在を知っていて、全員が箸技ゲームを一度は体験していますが、最初の頃の「箸ピーゲーム」しか体験したことのなかった人は、最近の箸技ゲームが飛躍的に発展していたのに驚いていました。
箸技ゲームをどう広げていくか、あるいは海外にどう広げていくかに関しても話題になりました。「箸外交」というのも面白い課題だと思いました。

ともかく「箸」を切り口にするといろんな話題が出てきます。
今回の話し合いも踏まえて、鎌倉さんが文化部に持ち帰って、改めて構想して、近々、本格的にスタートする予定です。
お楽しみに。

何かご希望やアイデアなどあればぜひご連絡ください。
私から鎌倉さんにつなげていくようにします。

 

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■節子への挽歌6236:今日は休養日します

節子

だいぶリズムが戻ってきました。
宿題をいろいろと積み残しての正常化ですが。
ただ3週間さぼってしまったテレビ体操が難儀になってきてしまったのはいささか不安です。ちょっと気を許すと体力の劣化は容赦なく進んでしまうようです。

友人はサロンのやりすぎではないかというのですが、サロンは私にとっては息抜きでもあり退屈しのぎでもあり、ある意味のゲームでもあるのです。
サロンを通して実にいろんな人間が見えてくるのも面白い。
1月はこれまでサロンはあまりなかったのですが、下旬は毎日のようにサロンがあります。これはいささかやりすぎですが、サロンをやりたいという人が増えているので仕方がない。
いっそのこと9日間連続のサロンマラソンにしてみようかなどとついつい考えてしまう。

さて今日はゆっくり休もうと思います。
なんだか最近また何かに追われているような気がしないでもない。
困ったものです。

ほんとは暇で暇でしょうがないほど、やらなければいけないことは何もないはずなのですが、ついついなにか新しいことを思いつくとやりたくなってしまう。
困ったものです。

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■湯島サロン「飛び切り小さな町の元町長が語る体験的君主論」のご案内

政治がいま大きく変わろうとしているような気がしていますが、そうした動きを可視化したくて、政治にかかわるサロンを開催していこうと考えながら、昨年はなかなか実現できませんでした。
それで改めての仕切り直しです。

今回もまた、元開成町町長の露木さんにサロンをお願いすることにしました。
露木さんは昨年、「先見と実践~地方自治体におけるリーダーシップ論」を話してくださいましたが、今回もご自分の体験からのお話です。しかし、テーマはマキャベリの『君主論』。題して「飛び切り小さな町の元町長が語る体験的君主論」。

露木さんからのメッセージです。

マキャベリストという語感、決して好ましくは感じません。
しかし首長体験者から見るとマキャベリが『君主論』で述べている人間洞察は断じて侮れません。倫理とは別次元で遂行される政治の現実を見事に描き出しています。
国政、地域政治にかかわらず、政治に志すとは何かの原点を問い直さないと、浅薄な技術論的政治に陥ります。これこそが、本格的な改革がこの国で進まない原因と見ています。
地域政治には可能性はあります。目に見える範囲を本来の政治の在り方で活力ある姿にすることができれば、燎原の火のように広がるはずです。
『君主論』に新たな光を当てる読書会に参加しませんか。

露木さんは、改めてみんなで『君主論』を読み直してみたいと考えているようです。
各地で地域活動に取り組んでいる人や地方自治体の首長をめざす地方議員のみなさんにもぜひ参加していただきたいサロンです。
『君主論』に共感している人も、反感をお持ちの方も、読んだことのない方も、どなたも参加大歓迎です。
もちろんそうでない方にも。

〇日時:2025年2月16日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「飛び切り小さな町の元町長が語る体験的君主論」
〇問題提起者:露木順一さん(元開成町町長)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

 

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2025/01/20

■節子への挽歌6235:久しぶりの大衆酒場

節子

久しぶりにサロンの後、小宮山さんたちと軽く食事をしました。
最近は夜の付き合いは一切やめているのです。
今回は小宮山さんのいとこがわざわざ鎌倉からきて、湯島でサロンをしてくれたので、3人で軽く食事をしたのです。私はアルコールは苦手ですので、ジュースでお付き合いですが。
でもこうした付き合いは久しぶりです。

いわゆる大衆酒場でしたが、お店はにぎわっていました。
驚いたのは女性が多かったことです。
みんな実に生き生きとしている。
その横で、いささか元気のない私たち高齢者が話をしている。

こんなわずかな体験で言うのはどうかとは思いますが、でもなんだか時代の大きな変化を感じました。
たぶんそこでの話題は全く違うのでしょう。
やはり私には、いわゆる飲み屋での会食は向いていません。

今日もまたいろいろありました。
身体の調子はだいぶ戻ってきましたが。

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■節子への挽歌6234:にこのピアノ発表会

節子

昨日はにこのピアノ教室の発表会でした。

20250119
今回は柏のアミュゼ柏のクリスタルホールでの開催でした。
ユカと聴きに行ってきました。
にこが選んだのは、ジョブリンのエンターテイナー。
今年のドレスは真っ赤でした。
私はどうもこういう華やかなコンサートが好きにはなれないのですが、入学前の子から高校生まで、かわるがわる出てきて曲を発表するのは実に面白い。気になったのは今年は全員が女性だったことです。

夕食をみんなですることになりました。
わが家の生活レベルに合わせて、回転ずしの「はま寿司」です。
あまりに混んでいるのに驚きました。

私が最近の回転寿司で食べられるのはつぶ貝くらいなのです。
タコは高くなったせいか、あまりに薄すぎて食べにくい。
貝類は最近はあまりない。
マグロも、どうもちょっと違う気がする。
でもまあ昨日は頑張って7皿食べました。

にこはデザートのポテトチップをいつもとるのですが、今回は頼まないのに一番大きなチップをくれました。
結局、半分くらい私が食べてしまったのですが。

にこにいつご馳走してくれるのか、と訊きましたが、返事はなかったです。
まさか今日のポテトチップで済ませるのではないでしょうね。
確認するのをうっかり忘れてしまいました。

にことの付き合いで、気分がまた戻りました。
でもまあいろいろある。
世界は平和ではありません。

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■節子への挽歌6233:良い」話もあれば悪い話もある

節子

18日の杉野さんの講演会サロンは手韻を上回る34人も参加があり大盛会でした。
横浜から来てくれた人もありましたし、我孫子在住の大学生も来てくれました。
またなんと意外な共通の友人を持つ人にも出会いました。
まあしかしサロンではまた、言わずもがな発言をしてしまい、ちょっと反省ですが。

そこまではよかったのですが、終わった後、ちょっと話したいという人がいて、30分くらいの予定が2時間も話を聴く羽目になってしまいました。
しかもそれが実にダークな嫌な話だったのです。
我孫子市役所や議員を巡る「怪文書」が出回っているという話です。

さてどうするか。
私はすべてを公開にするのが信条ですが、その相談をしてきた人は慎重な人なのです。
最近も兵庫県知事の事件で話題になっていますが、個人はだいたいアにおいて組織(システム)には勝てません。ですからみんな公開にしたがりません。
でも一番手っ取り早い解決策は公開しかないと私は思ってます。
その結果、当人は大きな犠牲を受けることになるかもしれませんが、それは「知ったものの責任」でもあるのです。だからみんな耳を閉ざしたくなるわけですが、まあが亜満出来ない人は私に話してくるのです。困ったものです。

でも2時間も話を聴いたせいか、それまでのちょっとワクワクしていた気分がすっこんでしまいました。
それでまた気力が萎えてしまった。

私もまあ柔くなってしまった者です。まあそもそもがそんなに強靭な人ではありませんでしたから。
でも昨日はにこのピアノ発表会でした。終わった後、みんなで回転寿司に行きました。
そのこともこの後、書いておきましょう。

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■第6回中国現代文学サロン「劉慶邦『いちめんの白い花』」のお誘い

第6回中国現代文学サロンの案内です。
今回は劉慶邦さんの「いちめんの白い花」(「現代中国文学8号」所収)をとりあげます。

短編ですので、参加される方は必ず読んでおいてください。
現代中国文学8号はネットでも購入できますが、もし購入ご希望の方がいたらご連絡ください。葉さんに頼んで購入してもらいます。
湯島にも掲載誌を1冊、用意していますので、貸出可能です。
サロンの当日、希望者がいれば、サロン開始前に湯島に早めについて読むことができるようにしたいと思いますので、希望者は事前にお申し出ください。

案内役は、いつものように中国現代文学翻訳会の葉紅(ようこう)さんです。
参加者それぞれがこの作品から何を読み取ったか、そして葉さんがこの作品をどう読み解いてくれるか、も楽しみですが、この作品を通して葉さんが解説してくれる中国事情もいつもとても面白いです。マスコミ情報や書籍などからのとはちょっと違った、中国や中国の人たちの理解が深まります。

どなたでも歓迎の、気楽な集まりですので、気楽にご参加ください。
中国の現代小説を読んだことのない人ももちろん大歓迎です。
ただ、参加ご希望の方は事前に連絡をください。

〇日時:2025年2月9日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇今回の作品:劉慶邦『いちめんの白い花』(現代中国文学8号 ひつじ書房収載)
〇案内役:葉紅さん(中国現代文学翻訳会会員/駿河台大学教授)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

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2025/01/18

■湯島でのゲーム体験会のお誘い

湯島サロンで時々サロンを開いてくれている林裕也さん主催のゲーム体験会のお誘いです。お金の使い方と幸福をテーマとした、ユニークなカードゲームです。
このゲームは、林さんが震災ボランティアでご一緒した小針丈幸さんが運営に携わっており、小針さんは現在も地元福島の復興支援を続けながら、NPO関連のお仕事に尽力されています。
私も参加させてもらう予定です。よかったらご参加ください。

【体験会のご案内】

お金の使い方とウェルビーイングをカードゲームで体験!
この度、多くの企業研修や学校授業で導入され、さらに2024年ウェルビーイングアワードのファイナリストに選出された「from Me」の体験会を開催いたします!
from Me」は、ゲームを通じてお金の使い方が自分の幸福や社会に与える影響を学べる、楽しく学び深いカードゲームです。
これまでの参加者からは「寄付や社会貢献がぐっと身近に感じられた」「新しい価値観に触れる機会になった」と高評価をいただいております。
公式サイト:https://jfra.jp/fromme/

〇日時:2025年1月30日 (木曜日)14:0016:00
〇会場:CWSコモンズ村湯島オフィス
 http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇話題提供者:林裕也さん(グラフィックデザイナー)
〇ゲームファシリテーター:小針丈幸さん(NPO法人しんせい理事)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

*ファシリテーター 小針丈幸さん

カードゲーム「fromMe」ディレクター、NPO法人しんせい理事 福島県出身。 2004年ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンで運営統括責任者を担当。日本常設会場の設立・運営に携わる。 2011年東日本大震災時には福島県いわき市で復興支援団体を立ち上げ、被災3県に対し支援コーディネート、物資支援を行う。現在はNPO法人しんせいの理事として、企業や公的機関との協働を推進。2018年からはSDGsカードゲームファシリテーターとして全国の企業、自治体、学校を対象にSDGsワークショップを実施。

 

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■節子への挽歌6232:「不安の兆し」は何とか回避できました

節子

今日はいい天気です。
昨日の「不安の兆し」は何とか回避できました。
昨日、挽歌を書いた後、入浴し、のどまで使ってのどを十分温めてすぐ寝たのです。
それが功を奏したようで、朝起きたらのどの違和感はなくなっていました。
油断はできませんが、何とか今回は乗り切れそうです。

朝また今日のサロンへの参加申し込みが届いていました。
風邪が流行っているので、すでに申し込んでいる人の何人かが欠席する恐れもありますが、申し込みなしでの参加もあるかもしれません。
結局、25人前後に収まるでしょう。
資料は一応、30部用意しました。
話し合いにはいささか多すぎますが、会の雰囲気としてはいい感じになるでしょう。
今回は宮内さんの応援が大きかったです。

今日はと多くは横浜から参加してくれる人もいます。
湯島でやっているサロンの会場を我孫子に移して、我孫子にいろんな人に来てもらうようにしたらどうかという提案ももらっていますが、それは無理としても、時々、我孫子市の外の人に呼び掛けるサロンを企画するのもいいかもしれません。

今日も寒いですが、太陽が出てきました。
いい一日になるといいのですが。

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■節子への挽歌6232:「不安の兆し」は何とか回避できました

節子

今日はいい天気です。
昨日の「不安の兆し」は何とか回避できました。
昨日、挽歌を書いた後、入浴し、のどまで使ってのどを十分温めてすぐ寝たのです。
それが功を奏したようで、朝起きたらのどの違和感はなくなっていました。
油断はできませんが、何とか今回は乗り切れそうです。

朝また今日のサロンへの参加申し込みが届いていました。
風邪が流行っているので、すでに申し込んでいる人の何人かが欠席する恐れもありますが、申し込みなしでの参加もあるかもしれません。
結局、25人前後に収まるでしょう。
資料は一応、30部用意しました。
話し合いにはいささか多すぎますが、会の雰囲気としてはいい感じになるでしょう。
今回は宮内さんの応援が大きかったです。

今日はと多くは横浜から参加してくれる人もいます。
湯島でやっているサロンの会場を我孫子に移して、我孫子にいろんな人に来てもらうようにしたらどうかという提案ももらっていますが、それは無理としても、時々、我孫子市の外の人に呼び掛けるサロンを企画するのもいいかもしれません。

今日も寒いですが、太陽が出てきました。
いい一日になるといいのですが。

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2025/01/17

■節子への挽歌6231:不安な兆し

節子

動き出したのですが、今日、いささか不安要因が発生しました。
のどに少し違和感を感ずるのです。
さてさてどうするか。

明日の準備はできました。
参加者も目標に達しました。
協力してくれる人も動いてくれています。
というところに来て、のどに違和感!
困ったものです。

ともかく大事を取って、もう寝ることにします。
何事もなければいいのですが。

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2025/01/16

■節子への挽歌6230:動き出しました

節子

昨日はいろいろあってバタバタしていましたが、今日は自宅でパソコンに向かっていました。
18日の我孫子でのサロンの参加者が伸びないので気になっていましたが、今朝、いろんな人に働きかけたら、6人ほどの追加申し込みがあり、何とか目標まで行きました。
湯島のサロンもいくつか気になっていましたが、案内を4つ起案し、報告もクリアしました。
なんだか急に何かが動き出した感じです。
動き出すと動き出す。

でも本当は急いでやるべきことが残っている。
人間はなぜか「必要なこと」からではなく「やらなくてもいいこと」から着手するものです。
節子はいつも私のそういう姿勢を嘆いていましたが。
困ったものです。

でもまあ動き出したのだから、良しとしましょう。

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■湯島サロン「日本の生成AIの現状と近未来-シンギュラリティにどう備えるか」報告

菅野弘達さん(株式会社ハイパーメディアマーケティング代表)の「日本の生成AIの現状と近未来」のサロンには10人を超す人が参加。しかも様々な立場の人が参加したのが印象的でした。すでに生成AIは思った以上にさまざまな分野に入り込んできていることを改めて認識させられました。

Photo_20250116170801

菅野さんは、いまから30年前の1994年に、パソコンの父とも言われるアラン・ケイを日本に招へいした時の(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会のスタッフで、まさにIT革命の始まりからIT業界に関わってきています。まずはそうしたご自身の体験も含めて、IT革命の歴史を振り返ってくれました。

つづけて、「シンギュラリティとは何か」の解説。
AI が進化していく過程で、いずれ人間の知性を超える転換点が到来するのではないかと言われていますが、この転換点のことをシンギュラリティ(「技術的特異点」)と呼んでいます。シンギュラリティは2045年に来ると言われていましたが、現場に関わっている人は、それが今ではどんどん早まると考えているようです。

たとえば、孫正義さんは人間の知能(IQ)を100万倍も超える超AI10年以内には実現すると昨年発言しています。映画「ターミネーター」や「マトリックス」の世界が現実のものになるかもしれないのです。

実際に生成AIは、すでに私たちの生活の中に入り込んできています。
たとえば Chat GPTです。Chat GPTを使っている人も増えていますが、その「進化速度」も早いようで、どんどん進化しているようです。
スマホも、どんどんエージェント機能が進化し、最近ではAIエージェントという言葉も目に付くようになってきました。

つづいて生成AIによって社会が大きく変わっていくだろうことを、企業の世界と生活にとっても重要な移動手段を例に話してくれました。

生成AIはいまの産業構造を大きく変えていき、たとえば世界の自動車メーカーがどんどんと消えていく、つまり「トヨタが消滅する日」も来るかもしれないというのです。
実際にそうした状況の中で、トヨタも大きな戦略転換を進めています。

こうした動きの背景には、第4次移動革命と言われる「MaaSMobility as a Service)」が世界的に進んでいるという事実があります。MaaSを象徴するのは自動運転システムです。それは産業界を激変させるばかりでなく、私たちの生活や都市の姿を変えていくでしょう。

こういう話の後、菅野さんは参加者に「こうした生成AI 3.0時代を乗り切るためにどうしたらいいか」を問いかけました。そして話し合いが始まりました。

論点はさまざまなところに跳びましたが、そもそもAI革命が話題になりだした頃、「人間は働く必要がなくなりユートピアが来る」と「人間がAIに隷属するディストピアになる」という両論がありました。正反対の意見ですが、いずれもAIが人間の頭脳よりも優れていることでは一致しています。

つまり、ある意味でのシンギュラリティの到来は間違いない事実でしょう。
しかし、だからといって、AIが人間を超えるわけではありません。それは人間がネコや犬よりもすべてにおいて優れているわけではないということを考えれば納得できるでしょう。あんまり良い例ではないですかね? すみません。

でも大切なのは、AIの世界で優劣を考えるのではなく、人間の世界で発想していくことです、孫さんのようなビジネスマンに騙されてはいけません。AIがどんなにそのIQ機能を高めたとしても、そんなことは人間の幸せには大した意味もありません。IQ偏差値信仰に振り回されている現実を忘れてはいけません。

AIエージェントに振り回されないようにするには、AIをうまく使いこめばいいだけの話です。そのためには、AIを収益事業や国家統治のためだけの道具にしてはいけないということです。
人間にはIQなどでは評価できないすばらしいものがある。そうしたことに私たちはもっと関心を向けなければいけません。

そういえば、菅野さんは最近、マインドフルネスの活動を始めたそうです。
そこにこそ大きなヒントがあるのかもしれません。

いずれにしろ、AIはたかだかがエージェント(代理人)です。まちがってAIのエージェントになってしまわないようにしなければいけません。
でも残念ながらどうもそういう方向に向かっているような気がしないでもありません。
何しろそうしたほうが楽ですから。
困ったものです。

生成AIとどう付き合うか。
今回、菅野さんからもらった課題を忘れずに、生成AIの動きを見ていきたいと思います。

 

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■湯島サロン「春の食養生と季節の変わり目の「土用」の食養生」の案内

東方健美研究所代表の新倉久美子さんによる「食養生サロン」、今年も開催していければと思います。私たちの生命を支え、社会の文化を支えている「食への関心」をもっと高めていきたいと思っています。

今回は「春食養」に併せて、季節の変わり目の「土用」の「食養」に関してお話ししてもらいます。土用というと、鰻の季節を思い出してしまいますが、春夏秋冬の季節の変わり目の2週間ほどを「土用」というのだそうで、その期間の食のあり方もまたとても大切そうです。
最近は季節の変わり目がいささかおかしくなってきていますが、であればこそ、意識していきたいものです。

今回もまた、新倉さんお薦めの季節の料理のレシピの紹介もあるかもしれません。
テーマは「食養生」ですが、新倉さんのお話はいろいろと広がりますので、それぞれの生き方や社会のあり様について、楽しく話し合えるサロンになればと思っています。

みなさんの参加をお待ちしています。

〇日時:2025年2月2日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「春の食養生と季節の変わり目の「土用」の食養生」
〇話題提供者:新倉久美子さん(東方健美研究所代表・農都共生総合研究所取締役)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

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2025/01/15

■節子への挽歌6229:生きているだけでいいのです

節子
ある若者からこんなメールが来ました。

『生きとし生けるものの生きる意味』の先生と患者さんの関係ではないですが、
佐藤さまには、ぜひ、“ボクの卒業を見守ってほしい!”と思っています。
だからこそ、どうか、くれぐれもお身体にはお気をつけください。

さてどうしたものでしょうか。
身体に気をつけるべきかどうか。

えっ!そこなの? と言われそうですが、そこなのです。
なにしろ彼が「卒業」するのは順調でも5年以上先ですから。
5年も身体に気をつけて生きるのは大変でしょう。

まあそれはともかく、その母親が先日サロンに参加した帰り際に、こういうのです。
佐藤さんは、生きているだけでいいのです、と。
息子はそう望んでいるんだ、と。

さてさてますます悩ましい。
でもこの歳になると、生きているのだけでも結構疲れるのです。

私の最近の口癖の一つが、「生きているだけでも疲れるなあ」ということです。
外では言いませんが、家の中では独り言で、あるいは娘によく口にします。
口にするとちょっと楽になるからです。

疲れるのは精神的なものではなく、ただただ単純に身体です。
朝のテレビ体操だって、疲れてしまう。
そんな状況で、どうやったら「身体に気をつけること」ができるのでしょうか。
これは結構「難問」なのです。

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2025/01/14

■節子への挽歌6228:ちょっとぜいたくな悩み

節子

新潟の佐藤裕さんが、たまには私も息抜きが必要ではないかと勝浦に招待したいと連絡をくれました。
勝浦は節子とみんなでの最後の家族旅行したところなので魅力的なのですが、っ昨年末の風邪の影響もあって、今年の1月はかなりバタバタしてしまっています。
かなり迷ったのですが、今回は残念ながら辞退しようとその旨の連絡をしました。
案の定、裕さんから返事が来ました。

やはり、いろいろお忙しいのですね。
だから、お誘いしたいのです😊
当面無理なら、その気になったらにしませんか?修さんの、気持ちによります😊pc離れて、少し、ぼーっと😊

たしかに忙しいと思ったからこそ裕さんは誘ってくれたのです。
パソコン離れをしろというわけです。
彼が言うには、勝浦のホテルから見る空は広くて青い。ともかく気持ちがいいという。
それはもう十分わかってはいるのですが。

こうも書いてきました。

鬼怒川温泉と那須も、温泉♨が素晴らしい😊 そして、伊東も♨。
その気に、なったら、その時取りやすい所では?
しつこいかな?

ここまで言われると再考しないわけにはいかない。
さてどうするか。

ちょっとぜいたくな悩みかもしれません。

 

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■節子への挽歌6227:半田さんが日本構想学会を再開するそうです

節子

いまこの4日分のことを書いた記事をアップした時に気づいたのですが、なぜか今日は400以上のアクセスがあります。誰かがまたアクセスしてくれたのでしょうか。
最近は毎日100件ほどのアクセスではないかと思ってましたが、時々こういうことが起こります。

ところで日曜日のことを少し書いておこうと思います。
サロンの前に半田さんが来てくれました。
半田さんが湯島に寄付してくれたパソコンのセットに来てくれたのですが、半田さんはこの3月で大学教授を持してフリーになりますが、それを契機に日本構想学会を復活させることになったのです。
前日の11日に、その呼びかけの会を開催したのですが、私は参加できなかったのでその話もしてくれました。

日本構想学会は半田さんが思いを込めて立ち上げた新しいスタイルの学会でした。
私は監事を仰せつかり、できるだけイベントや研究会に参加していましたが、本部は先代の宮城大学だったので、日常的な研究活動にはあまり参加できませんでした。
でも年次大会や発表会には毎回参加していましたので、コアメンバーはほとんどよく知っています。
11日に集まったメンバーもみんな私が知っているメンバーだったようです。
でも、ということは新しいメンバーがいないということです。
そこにいささかの不安がありますが、半田さんに話を聴くと新しいメンバーも心当たりがあるようです。

2月から実際に動き出すようで私も可能な範囲で参加しようと思っています。
半田さんは節子もよく知っていますね。あの半田さんももう定年で大学教授を辞める年になってしまった。
実に灌漑深い話です。

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■節子への挽歌6226:この4日間の報告

節子

ちょっと気を抜くとすぐ挽歌が溜まってしまいます。
困ったものだ。

血圧問題は翌日はほぼ正常に戻りました。
その後は順調です。
翌日は、年初に行けなかったので兄宅に父母にお線香をあげに行きました。
兄宅も実は私以上に大変で、夫婦ともども毎週病院通いです。
それもそれぞれ結構大変なのです。
でもまあ今日は元気そうでした。
兄夫婦は娘たちが遠くに住んでいるので、いざとなった時には大変です。

それでユカがよく駆り出されます。
それもあって最近はユカも時々兄宅を訪問しています。
歳を取るといざという時に自動車で支援している人がいると心強いのです。
兄からは私が娘たちと同居していることをいつもうらやましがられています。
たしかにそういう状況には感謝しなければいけません。

兄もいま私と同じく前立腺がんが見つかり私と同じ病院にかかりだしています。
担当医が違いますが、一応、病院の患者先輩として話をしていますが、私と同じように結局はホルモン治療で対処するようです。

その翌日は今年初めてのテーマサロンでした。
何と10人を超す参加者があり、内容も面白かったです。
たまたま中嶋さんが近くの白井市から自動車で参加していたので帰りは彼の車で帰宅。途中1時間半、いろいろと話しました。

さらにその翌日は読書三昧。
本当は18日に開催する杉野さんの講演会の準備をしなければいけないのですが、昨日はどうもその気が起きず、読書で過ごしました。
今日は18日の呼びかけを再開。
まだ十分の手ごたえがありません。
なんだか不安ですが、まあどうにかなるでしょう。

 

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■湯島サロン「湯島に本を読みに行こう」のご案内

昨年、ブックサロンを何回か開きましたが、3回で終わってしまいました。
もっともそこからスピンオフしたサロンが2つ、いまも毎月開催されていますが。

今年のブックサロンは昨年とは趣向を変えて、「湯島に本を読みに行こう」というスタイルで開催していこうと思います。
それに併せて湯島のコモンズライブラリーも育てていければと思っています。

その第1回を1月27日に開催します。
1回目は準備サロンで、本格的には2月から動き出します。
2月以降のスタイルはこんな感じを想定しています。

サロンでは、ぜひともみんなに読んでほしいという本の紹介を参加者それぞれからしてもらいます。まあそれがサロンの主な内容ですが、サロンの前後に湯島で読書する時間にしたいのです。つまり、このサロンの日は丸1日すべて湯島を読書ルームにしたいのです。
そのために湯島にみんなに読んでほしい本を少しずつ揃えていきます。みなさんにもそうした本を提供していただければと思っています。そして関心のある人が借りだしたり湯島で読んだりすることができるような仕組みをつくっていきたいです。
複数の人の間で話題になる本が出てきたら、その本を題材にしたサロンも開きたいです。

たとえば、いま私は何冊か、多くの人に読んでほしいと思っている本があります。
最近の本で言えば、駒込武さんの「統治される大学」(地平社)です。私は図書館から借りて読んだのですが、もし誰かが読んでくれるなら購入して湯島に置こうと思っています。あるいは昔読んだ本で言えば、今も大事に持っている森本哲郎さんの「ゆたかさへの旅」をみんなに読んでほしいと思っています。
そういうみんなに読んでほしい本を湯島のライブラリーにしていきたいのです。

第1回目のサロンでは、そんな構想も話し合えればと思いますが、ともかくこんな本をみんなに紹介したいという本を持ち寄って、勧め合うようなサロンを考えています。
ぜひみなさんお薦めの本を1冊持って参加してもらえればうれしいです。

〇日時:2025年1月27日(月曜日)午後2時~4時
〇テーマ:この本をぜひ読んでほしいという本をみんなで紹介し合う
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

 

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2025/01/11

■湯島サロン「日本の捕鯨の現状」のご案内

私の父親は新潟県柏崎市の鯨波というところの出身です。
日本海に面した小村ですが、昔は沖にクジラが見えたそうです。
そのためでもないのですが、クジラには昔から関心があります。

2020年の春に「くじらのことをもっと知ろう!」というサロンを企画していたのですが、コロナのために中止になってしまい、そのままになっていました。
ずっと気になっていたのですが、前回、「世界議会」の話をしてくださった原田雄一郎さん(OPRT・責任ある鮪漁業推進機構元専務)が、日本捕鯨協会理事長でクジラ食文化を守る会の理事長でもある谷川尚哉さんを紹介してくださいました。
そして、谷川さんから「日本の捕鯨の現状」を話してもいいといううれしい話が舞い込んできました。早速にサロンをお願いすることにしました。

国際的な反捕鯨運動の高まりのなかで、日本の捕鯨はNGOのグリーンピースやシーシェパードによって様々な妨害活動にあっていたことは一時期、マスコミでもよく話題になっていました。結局、日本は2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退することになり、200海里水域内で「商業捕鯨」を再開しました。その背景には、さまざまな問題が絡んでいますが、残念ながら最近ではもうクジラの問題はあまり話題にならなくなってしまってきています。

しかし、たとえばなぜ日本は国際捕鯨委員会から脱退しなければならなかったのか、反捕鯨運動とは何だったのか、など、こうした動きのなかには、とても大切なことが隠されているように思います。

昨年8月からは、捕獲対象にナガスクジラが加わり、鯨食文化の継承や拡大もまた少し話題になっています。しかし、日本の食文化の一旦を担ってきたクジラ食は、往時の面影なく、現在の消費も停滞、あるいは衰微の兆しさえ見えると原田さんは言っています。
これから食の自給率は国際政治上でも大きな課題になっていくでしょうが、食料としてのクジラの未来はあるのか? 食文化としてのクジラ食を維持、拡大するにはどうしたらいいのか? そんな問題も考えてみたいと思います。

さらにこの問題は、日本の水産業の未来、さらには日本人の食生活の問題にも深くつながっています。
農業の問題はサロンでもよく話題になるようになってきましたが、水産業の問題はまだあまり私たちの視野に入ってきていない気がします。そこで今年は少し水産業の方にも目を向けたいと思っています。
水産業は、私たちの食生活において農業と同じく大切です。ぜひ多くの人に参加していただきたいサロンです。

みなさんの参加をお待ちしています。

〇日時:2025年2月1日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「日本の捕鯨の現状」
〇話題提供者:谷川尚哉さん(日本捕鯨協会理事長/中央学院大学教授)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

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2025/01/10

■節子への挽歌6225:3か月ごとの脳神経外科の定期検査

節子

今日は3か月ごとの脳神経外科の定期検査でした。
半年ぶりに脳のMRIを撮りました。
結果は特に悪化は見られないとのことでした。
残念ながら大きな回復も見られませんでしたが。

ところで今日は病院で血圧を計ったのですが、何回計っても異常に高い値が出ました。
下が100を超え、上が200を超えたのです。
さすがにこれは高い。
気のせいか頭も痛くなってきた。

血圧はもうかなり低くなっていると思っていましたが、どうもあまり改善していないようです。
これから少しきちんと測定しようと思います。

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2025/01/09

■湯島サロン「あなたにとって〈大切な言葉〉はなんですか? 私は「THINK」です」のご案内

最近、いささか難しいサロンが増えているが、もっと気楽に参加できるサロンを増やしてほしいという声をいただいています。そこで、まずはその要望者である春日新太郎さんに、誰もが身近な話題から入れるテーマのサロンをお願いすることにしました。

春日さんは、私がフェイスブックに書いた「一日一善」の投稿を読んで、小学6年の担任の八木先生から子どもたちへの言葉のプレゼントが「一日一善」だったことを思い出したそうです。もう70年も前の話です。

そして、だれもが「好きな言葉」や「大事な言葉」、あるいは「生き方に影響を受けた言葉」を持っているはずだから、その言葉を持ち寄って話し合ったら面白いのではないかと言ってきました。

たとえば、春日さんの場合、80年の人生を振り返ると、会社に勤務していた時代に研修で学んだ「THINK」という言葉が人生を支えてきてくれたといいます。そしていまなお「THINK」という言葉に自分は活かされていると言います。

誰にもそうした「大事な言葉」はあるでしょう。これならだれもが気楽に話し合いに参加できそうです。
そこで、春日さんを皮切りに、自分が大事にしている言葉を紹介しながら生きる知恵を交わし合うサロンを時々開催することにしました。

今回はその第1回目。春日さんにまずは、「私を支えた言葉「THINK」と共に80年の人生について」を話していただき、そのあと、参加した人からもそれぞれにとっての大切な言葉を紹介しあっていただき、世代を超えた交流ができればと思っています。

春日さんの話は30分ほどですが、できれば今回は「THINK」をちょっと意識した「大切な言葉」を持ち寄ってもらえればうれしいです。
もちろん「多雪な言葉」なんか思いつかないという人の参加も歓迎です。
何しろ誰もが気楽に参加しやすいサロンを目指していますから。

〇日時:2025年1月25日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「あなたにとって〈大切な言葉〉はなんですか? 私は「THINK」です」
〇話題提供者:春日新太郎さん(昭和18年生まれ、長らくJTBに勤務しており、現在はマンション管理員)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

 

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2025/01/08

■節子への挽歌6224:やはりみんなに支えられています

節子

18日に地元でやっているあすあびサロンで、節子もよく知っている杉野さんに来てもらって話をしてもらいます。
ところが年末からの体調不良で、準備というか、案内が手薄になっていて、30人目標がなかなか参加者の申し込みがありません。

特に今回、コアメンバーの多くが別の用事で参加できないのがショックです。
節子が元気だったころ、コムケアの集まりでの集客に苦労したことを思い出します。
集まりを企画するのは楽しいですが、いつも集客では苦労します。
多すぎても少なすぎても困りますから。

実は今回、ちょっと当てにしていた人たちがいたのですが、残念ながら全滅でした。
それでいささか慌てているのですが、幸いにまず宮内さんが若い世代の人たちに声をかけてくれて少しずつ参加者が増えています。
そして今日、集客に苦労している旨をまちづくり編集会議のコアメンバーに伝えたら、早速にそれぞれ動きだしてくれました。
なんとまあ私は仲間に恵まれているのでしょうか。

そういえば、湯島でも新たに箸学会と一緒に箸茶話会的な集まりをスタートするのですが、これもみんな応援してもらっています。
昨日まではいささか心配で胃が痛む思いでしたが、もう大丈夫でしょう。

今日はゆっくり眠れそうです。

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■節子への挽歌6223:今日も朝焼けが実に美しい

節子

今日も朝焼けが実に美しい。
いつも見ていて、この風景は見飽きません。

202501080

少しずつ調子が戻ってきています。
でも朝のルーティンが定まらない。少し気を引き締めないといけません。

最近、夜目が覚めることが多いので、スマホを枕元に置く習慣ができてしまいました。
そして時についつい見てしまう。
そうすると、そこにいろんなメッセージが届いていることが多い。
うれしいメッセージもあれば、心惑わされるメッセージもある。

昨夜は、今日、インドに旅立つ若者からのうれしいメッセージがあった一方で、同世代の友人知人からはサロンにまつわるややこしいメッセージが届いていて、ついつい心乱してしまいました。やはり夜中にスマホを見るのはよくありません。
今日から止めようと思います。

しかし私と同じように、夜中に目が覚める人も多いようです。

あっ! 日が出てきました。
今日は少しゆっくりと日の出に祈りを捧げたいと思います。
202501081

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2025/01/07

■湯島サロン「改めて箸の文化を考えてみませんか」のご案内

湯島サロンのみなさんには、国際箸学会のことは知っている人も多いと思います。
https://www.kokusai-hashi.org/about

国際箸学会の会長の小宮山栄さんが、学会設立前から、湯島サロンの常連だったので、時々、箸関係のテーマでのサロンを開催してきました。
いまでは、国際箸学会の事業部主催での「箸技ゲーム」のサロンや研究部主催の箸にまつわる「箸ラボ」も定期的に開始しているので、参加されている方もいるでしょう。

国際箸学会は、箸文化を学び、新しい箸文化を創り、箸を通じて世界中の人と「出会いの喜び・創造の喜び・達成の喜び」をわかちあうことを目的とした、ちょっと変わった学会です。「学会」と言っても、楽しい箸技ゲームの普及によって、世界に平和の輪を広げようとしています。

国際箸学会には、箸の文化をしっかりと守っていくとともに、箸文化を世界に広げていこうという文化部もあります。文化部では、小学校や公民館などに出向き、お箸のマナーを学ぶ「お箸の教室」や 世界に一つのマイ箸を作る「お箸づくり教室」の運営などを展開していますが、今年から湯島でも箸文化をテーマにした箸茶話会をスタートさせることになりました。

1回目は、改めて国際箸学会の紹介も含めて、湯島サロンとしてスタートし、それ以降は国際箸学会文化部主催で「箸文化」をテーマに、箸づかいや箸づくり、あるいは箸にまつわる様々な話題での箸茶話会を開催していく予定です。
国際箸学会では、他にもいろんなイベントやプロジェクトが展開されていますが、そうした紹介もこの茶話会で行っていく予定です。

なお今回参加された方には、国際箸学会会長の小宮山栄さんが書いた「箸の話を聴いてくれ」を贈呈させてもらいます。

ほとんどの日本人は、毎日、一度は箸のお世話になっているでしょうが、にもかかわらず、意外と私たちは箸に無関心のような気もします。しかし、いまや「箸」は世界に広がる食文化を支える世界共通の食器にもなっていますし、箸づかいは手わざにも通ずるものもあり、ものづくりや健康にも深くつながっているように思います。
あまりに身近な存在になっている箸について、改めて話題にしていくことで、何か大切なことに気づくような気がして、国際箸学会の文化部のみなさんと一緒に、箸茶話会を立ち上げることにしました。

みなさんご参加をお待ちしています。

〇日時:2025年1月20日(月曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「改めて箸の文化を考えてみませんか」
〇話題提供者:鎌倉ヨシオさん(国際箸学会文化部部長)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

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■節子への挽歌6222:「満天星

節子

とてもおいしいミカンをもらいました。
「満天星」
持ってきてくれたのは新倉さんです。
新倉さんと言っても、節子は知りませんね。
最近知り合った人ですから。
「星」は、新倉さんの孫のお名前です。

飯倉さんはもう15年ほど前ですが、お孫さんのおひとりを事故で亡くしています。
その後、仕事で縁のあった長崎県西海市の市長がミカンの木をくださったそうです。でも新倉さんでは世話ができないだろうと西海市の蜜柑農家の人が面倒をみてくれることになり、いまでは西海市でみかんをたわわに実らせているそうです。
そのミカンが届いたと言って、先日のオープンサロンに持ってきてくださったのです。

新倉さんは後でこうメールをくださいました。

西海の原口蜜柑という品種ですが、海を見下ろす高台の地に育つ孫の蜜柑に、星という名前の一文字をとって「満天星」と名付けました。今年も満天の星空にあの小さな蜜柑が耀いていることでしょう。是非とも食べて頂きたいと思って少しお持ちしました。

とてもうれしい話です。
早速、節子にもお供えして、私も一ついただきました。
とても甘くておいしいミカンです。

今年はあまりミカンが美味しくありません。
こんなにおいしいミカンは久しぶりでした。
新倉さんたちの思いがこの甘さを生み出しているのでしょう。

ミカンと言えば、わが家ではないですが、畑をさせてもらっている土地の端にミカンを植えています。
果実の木は庭には植えたがらなかった節子がめずらしく病気になる前に買ってきたのです。しかし、庭ではないので手入れもしていないため、全く育ちません。
毎年実をつけますが、とりに行かないのでいつもカラスが食べています。しかし、おいしくないのかいつも食べ残していますが。
最近は畑もあまりきちんとやっていないので全く忘れていましたが、今度行ってみようと思います。

節子が遺したいといった果実の木が一本だけありました。
それは久寺家に住んでいた時にたくさんの実をつけていた日本イチジクです。
節子もこのイチジクは好きだったのです。
転居と共に庭に植え替えましたが、枯れてしまいました。
その後、そこからもらわれていた木の枝をもらって何回か挿し木しましたが、なぜかダメだったのです。
何とか育ちだした木がいまも庭にありますが、なぜか実をつけません。

しかしなぜ節子は果実の木が好きでなかったのでしょうか。
何回か植えたことはあるのですが、節子が好きでなかったせいか、果実を採取したのは梅くらいです。
その梅も、ジュンがあまり好きではなかったようでいまはもうありません。

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2025/01/06

■節子への挽歌6221:やっと前に向かい出せました

節子

ようやく前に向かって動き出せました。
今日は午前中はなんとなく過ごしましたが、午後はたまりにたまっていた課題に取り組みました。
いくつかのサロンの企画の案内を起案し、関係者に打診。また18日の我孫子での杉野さんのサロンの参加を気になっていた人たちに案内しました。
まあそれだけのことですが、課題リストの10項目ほどが消えました。
ボストンの坂口さんにも、帰国日程に合わせて万葉集サロンの日程を変更した旨をお伝えしました。

新しい連絡も入りだしました。
新潟の裕さんからは勝浦に招待したいと連絡が来ました。
2月の後半には、奈良に行こうかと考えているところなので、どうしようか迷います。
という感じで、いろいろと動きが出てきました。
動き出すといろんなことが見えてくる。そしてまたそれらが動き出す。

ようやく2025年が始まります。
元気が戻ってきました。

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■節子への挽歌6220:昔話が嫌でなくなってきました

節子
むかしの知人2人からからなぜか年明け後にメールが来ました。

一人は東レ時代にエコノミスト的な仕事をしていた時の知人からです。
もう40年以上前のお付き合いになるでしょうか。
彼もある企業の調査スタッフで、当時、景気予想や産業動向の調査を担当していた私は、毎年2回ほど、彼を取材で訪問していたのです。
私が会社を辞めてからは年賀状が届くだけの関係になっていましたが、今年も年賀メールが来たので、それに返信を祖いたら長いメールが戻ってきました。
そういえば、彼は私が会社を辞めた後、湯島に来ると言いながら結局来られないまま今に至っているのですが、今度機会を見てくるというのです。

さてさて40年前の私を思い出せるでしょうか、
メールによる40年前の私の話を彼は少し書いてきてくれましたが、いまの私からはとても違和感のある私です。
さてどんな私に出合えるか楽しみです。

もう一人は10年前ほど前から交流が途絶えていた人からの連絡です。
もっと前のような気がしていましたが、調べてみたら2014年までは交流がありました。
私が取り組んでいたコムケア活動の関西交流会の事務局をお願いしていた人です。

私の記憶では、当時私はすでにコムケア活動の構想から外れてしまい、ある意味では惰性で走っていた気がしますが、それでも新たに関わりだしてくれた人がいるのです。
この人のことはもちろん覚えていますが、じっくりと一緒に活動した記憶がありません。
10年前と言えば、私はほぼ失速していて、大坂にも年に数回しか行っていなかったでしょうから、そうお会いしたことも多くはないと思います。
でも覚えていてくださった。
うれしい限りです。
もしかしたら今年は会えるかもしれません。

まあそれだけのことなのですが、何やら昔を思い出すのが嫌いだったのに、最近は昔のことに触れるとちょっとうれしい気分になってしまいます。
そろそろ人生仕舞いの年齢に来たようです。

昨日のサロンでも、うっかりとむかし話をしてしまいました。
いやはや困ったものです。

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■節子への挽歌6219:意外なサロン来客

今年初めてのオープンサロンの最初の来客は小学校時代の同級生の金子友子さんでした。1時間ほど、誰も来なかったので、久しぶりにゆっくりと話せました。それも意外な話でした。
つづいてやってきたのが我孫子市の海津さん。来るとは聞いていましたが、午前中からとは意外でした。意外な組み合わせでいろいろと話せました。
という展開で、結局14人の人がやってきました。
私自身はさほど体調は良くなく、ミス続きでした。

せっかくの初サロンなのでと、ちょっと奮発したコーヒーを10人分淹れたつもりが、コーヒーメーカの設定ミスで気がついたら10人分のコーヒーが机上からあふれていて、デスクの引き出しにたまってしまっていました。机の中はびしょびしょで、まあ大変なことになってしまいましたが、おかげで机の中のものを廃棄することができました。
せっかくのコーヒーを無駄にしたのが残念ですが、まあ新年早々大失敗です。
友子さんが片づけを手伝ってくれました。

小学校時代、さほど親しかったわけではないのですが、幼馴染みはどこかでしっかりとつながっていて、いまはそうした幼馴染の2人に助けられています。

サロンは7時間続きましたが、私自身はおかげでちょっと元気になれました。
うれしかったのは、自分も、そして奥さんも大変な状況にもかかわらず、渕野さんが来てくれたことです。
私の人生を変えてしまったプロジェクトに、彼を巻き込んだ結果、たぶん彼の人生も変えてしまいましたが、私のことを一番よく知っている一人です。
この歳になると、本当の友人とは誰なのかがよくわかってきます。

帰宅したらユカもだいぶ良くなっていました。
明日からは普通の生活に戻れそうです。

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■2025新年オープンサロンの報告

15日の新年最初のオープンサロンには幸いに私も参加できました。
年末の風邪以後、どうも調子が思わしくなかったのですが、参加させてもらったおかげでたくさんの人から元気をもらいました。感謝します。
もう大丈夫です。

年末の私が参加できなかった最後のサロンのような、ハプニングは起こりませんでしたが、意外な人も参加してくださり、7時間の長いサロンを楽しく過ごせました。
今年もまた、こんなサロンを開きたいというお申し出も多く、なかなか私が話すサロンは開けませんが、湯島がだんだん「コモンズ空間」になっていくのがうれしいです。
湯島を活用して、いろんな企画をしてもらえればうれしいです。

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今年も12日の「生成AI」のサロンを皮切りにテーマサロンがスタートします。
いささか難しいサロンもありますが、多様な声に耳を傾け、自分の生き方を問い直し、社会への関心をちょっと広げるのが湯島サロンの理念です。主役は常に参加者ご自身です。勉強会や知識を話し合う場でありませんので、敷居は高くないはずです。
ぜひ気楽にご参加ください。敷居が高いという人もいますが、敷居はどんどん壊してもらえればうれしいです。

 今年もよろしくお願いいたします。

 

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2025/01/05

■湯島サロン「トランプは世界をどう変えるのか」のお誘い

いよいよトランプ大統領のアメリカが始まります。
果たして世界はどう変わるでしょうか。
少なくとも、コロナやワクチンの問題はこれまでとは全く違った展開になるでしょう。
ウクライナやガザの戦争は終わるでしょうか。
日米関係はどう変わっていくでしょうか。
それは同時に、日本政府の大きな変化にもつながりかねません。
もしかしたら地球温暖化問題も世界保健問題も、流れが変わるかもしれません。

「陰謀論」にごまかされていたさまざまなことが顕在化するかもしれません。
トランプ旋風に乗じて、日本でもどんどんと見えだしている「陰謀」が姿を現すかもしれません。
いや、それとは全く別の「物騒な」展開があるかもしれません。

というわけで、毎年開催している「陰謀論」シリーズは、今回はトランプ後の世界に焦点を当てて、北川泰三さんに解説してもらうと思います。
ちなみに、2020年以来、毎年定期的に開催していた中嶋さんと北川さんを主軸にした「陰謀論」関係のサロンでの話は、そこで危惧されていた事実の多くは、その後、「事実」になって表れてきています。
「陰謀論」などという表現に惑わされることなく、現実をしっかりと読み込んでいくことで、表層的なマスコミの情報に惑わされないようにしたいものです。

みなさんの参加をお待ちするとともに、もし特にこの点について詳しく知りたいということなどあれば、予めご連絡ください。
対応できるかどうかは保証できませんが、北川さんに伝えます。

〇日時:2025年1月26日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「トランプは世界をどう変えるのか」
〇話題提供者:北川泰三さん(地域問題研究者・ネットリサーチャー)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

 

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2025/01/04

■節子への挽歌6218:2週間ぶりの湯島

節子

病み上がりでいささか心配でしたが、湯島に出かけました。
年末に予定していた約束を、私の風邪で延期してしまった関係で、断るわけにはいかなかったのです。

湯島に着いたら、なんとみんなもう来ていました。
部屋のカギも開いていました。
最近、湯島はどんどん「コモンズ空間」化しているので、実に便利です。
年末の掃除にも来ませんでしたし、新年も今日が初めて。
その間、私が参加しないサロンまでありましたが、部屋はとてもきれい。
近くに住んでいる升田さんが掃除に来てくれているのです。
そのうえ、気がついたらソファーの上に新しいクッションまで置いてある。
みんなこの場所を愛しだしてくれているのです。
もう私がいなくなってもいいかもしれません。

用事はうまく進みました。
もう私の手を離れて動き出すでしょう。
私の役割はここまで。

ちょっと疲れましたが、自信はつきました。
明日の長いオープンサロンは楽しめるでしょう。
食欲もちょっと出てきました。

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2025/01/03

■節子への挽歌6217:にこからご馳走してもらえることになりました

節子

3日目にしてまた朝の挽歌が書けませんでした。
困ったものです。
というのも、どうもリズムが取り戻せないのと、ユカがまだ回復しきっていないので、食事がもどらないのです。
昨日につづき、今日も午前中はずっと箱根駅伝を観ていました。
でもなかなか元気は出てこない。

しかしぼーっとしてばかりもいられないので、118日のあすあびサロンの案内を投稿したり、湯島のサロンの案内を起案しだしました。
でもやはり調子が戻らない。

考えてみると、もう2週間ほど、自宅にひきこもって家族以外には誰とも話をしていない気がします。それにともかく、歩いていない。
やはりこれがよくないのかもしれません。

しかし今年は外部からの刺激がともかく少ない。
どうも不調なのは私だけではないのかもしれないと思ったりしてしまいます。

夕方、昼間、出かけていたにこがやってきました。
昨年のクリスマスはおさむさんからはハンドクリームしかもらっていなかったので、今日、財布を買ってきたから、お願いしますというのです。
実にちゃっかりしている。

それでお金はためちゃだめだよ、どんどん使わないあといけない,まずはおさむさんにご馳走しようと勧めました。希望はどこかと言われたので、2か所を提案したら、どっちが安いかと訊かれました。

まったくわかっていない。
困ったものだ。でもようやくご馳走してもらえることになりました。
一歩前進です。

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■どうも元気が出ない年明けです

いつもなら、元日の陽光を浴びた後、新年への思いなどを少し書いて投稿していた気がしますが、今年はそんな気分ではなく、ともかく家族みんな何とかほどほどの元気で新年を迎えたことだけで、前に向かって思考する気力が出てきませんでした。
前向きの思いを投稿したいと思いながらも、今年はどうもその気になりません。

年末、娘が高熱で寝込んでいたので、おせち料理も今年は無し。
食材の一部は買ってあったので、数の子やかまぼこなどのおせちの材料で済ませました。
でも食欲もなく、華やかな膳もなく、運悪くお菓子類も果物も好みのものが全くない。
極めて地味な正月膳でした。

昨年、心境の変化が起こりました。
年末近くまでは、生きる意欲が高まっていたのです。
実のところ、この18年、現生への魅力はほとんどなく、生への執着はほとんどなくなっていたのですが、昨年、生きる意味を改めて感じて、100歳まで生きようと決意したのです。
もちろん、ここで「生きる」とは生命を維持するという意味では全くありません。我が意のままに生きるということです。そのために遅まきながら体力づくりからはじめようと思ったのです。

しかし、年末の久しぶりに風邪で、気分が一変してしまいました。
なんだか「もういいか」という気分に戻ってしまったのです。
だらしない話です。困ったものです。

朝からずっと箱根駅伝を観ていますが、どうも元気が出ません。
今日は太陽が顔を出してくれないからかもしれません。
5日には湯島に行く予定です。
よかったら元気を分けに来てください。

 

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■「手賀沼が育んだ地域文化」を話し合うサロンのお誘い

今年も手賀沼の東からのぼる朝日と西に沈む夕日を見ることができました、

明日の我孫子市をみんな話し合い、みんなでその実現に取り組んでいく、ゆるやかな人のつながりを育てていく“あすあびサロン”を今年も毎月開催していく予定です。
誰でも歓迎のゆるい活動ですので、ぜひ仲間になってください。

今年最初の集まりは1月18日の午後、手賀沼公園にあるアビスタで開催します。
案内を“勝手にあびこ観光協会”の村上さんがつくってくれました。
気楽な集まりですので、お時間が許せば気楽にご参加ください。

今回はゲストの杉野光明さんのとても魅力的な話もありますので、地元に限定せずに、広く公開することにしました。
なぜ手賀沼湖畔に民藝の柳宗悦や白樺派の文人が集まったのか。さらには、なぜ「大正の法然」と言われる山崎弁栄上人が生まれたのかの謎が解けるかもしれません。
ちなみに杉野さんは山崎弁栄上人の縁者です。

参加される方は、整理の関係で事務局までご連絡ください。
qzy00757@nifty.com (事務局佐藤)

 

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2025/01/02

■節子への挽歌6216:やはりどうも体調が戻らない

節子

2日目もなかなか動き出せません。
午前中は箱根駅伝をぼーっと見ていて、午後はさらに何もせずにボーっと過ごしています。
何かをやる気が出てこない。困ったものです。

きちんと食事をしていないことも一因かもしれません。
ともかく食欲がない。
食べる気が起きてこない。

18日に我孫子で講演会を予定していますが、その準備が進んでいないのが不安ですが、どうも動けない。体調が戻ったらすぐにやろうと決めていたのですが、いざ戻ってもどうもやる気がしない。
準備といっても、ただすでにある案内を投稿したり、呼びかけたりしたらいいだけなのですが、なぜかそれができない。
早くしないと間に合わないのですが、私の場合、その気が出ないとどうも動けない。困ったものです。

気のせいか、今年は年賀メールも少ないですし、ともかく外部からの刺激も少ない。
新年になってかかってきた電話は1本だけ。

年賀状も激減してしまいました。
なんだか刺激の少ない年始です。
お正月気分もどうも出てこない。

やはりおせち料理やみんなでの会食というけじめをつけなかったのがよくなかったのでしょうか。
いや、いつもなら、年の初めに考えたことなどを投稿するのですが、それもやっていないからでしょうか。
なんだかいつもとは全く違う新年気分です。
いやそもそも「新年」という気分がしない。
いったいどうなっているのでしょうか。

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■節子への挽歌6215:感謝の念

節子

元日は何もなかったけれどゆっくりと過ごせました。
もう2人とも大丈夫でしょう。
でもまだ油断は許せません。
2人も食欲が出てこない。食欲がないと元気も出てこない。

フェイスブックに、無事、年を越せたと報告したら、よかったよかったとコメントが届きました。
まあそういう歳なのです。意識を変えないといけません。

いつもなら、新年の思いや近況報告をブログやFBに書き込むのですが、今年はどうもそんな気分ではありません。
なかには5月30日の筑波山登山をお忘れなく、と書いてきた人もいますが、どうも自信がない。
気弱な年の始まりです。こんなことは初めてかもしれない。

ところで、ユカともどもの風邪のおかげで改めて気づいたことも多い。
私がいかに恵まれて生きてきたかです。
私が回復に向かい、逆にユカが高熱に向かった時には、私が食事のことを考えないといけなくなった。
お昼はどうしようか、夕食はどうしようか、ついつい、高熱のユカに訊いてしまう。
ユカがそういう問いかけをするたびに、そんなつまらないことを口にするなといつも言っていたことを、ユカに冷やかされてしまいました。

毎回の食事を考えることは確かに簡単なことではありません。
まあ料理の腕があり、食材があるのであれば、違うかもしれませんが、そのいずれも十分でない場合、これは確かに難事です。

とまあ、何をいまさらと言われるようなことですが、いろいろと気づかされました。
気づけば感謝の気持ちが生まれてくる。
そういう意味では、年末の1週間はいい経験でもありました。

新年2日目。
そろそろ前に向かおうと思います。

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2025/01/01

■節子への挽歌6214:いつもと違ったお正月

節子

昨年末は大変でした。でもまあ何とか乗り越えました。
41度超えの熱を出したユカも大みそかには何とか熱は下がりました。
私はほぼ正常でしょうか。
でも3日間、寝続けた風邪の影響はまだ残っていて、食欲もありません。
ユカも昨晩は入浴して少しさっぱりしたようです。

朝は例年通り起きて、初日のご来迎を受けました。
私は屋上で、ジュン家族と一緒に、ユカは大事をとって2階の部屋から。
それから私の人生初めての雑煮で質素な初膳。
10時からジュンたちが初詣に行くので、私だけそれに同行して子の神様にお参りに行きました。

例年はそれからみんなでおせちなどの初膳ですが、今年は万一の感染も考えてなしにしました。
お正月の祝い膳の文化が今年で途切れてしまった。

それからだらだらしています。
ユカの熱も収まったようでこれは一安心。
私の方ももう熱もなく咳もほとんどおさまったのですが、でもどうもすきっりしない。
気になることは多いのですが、今日はともかくだらっと過ごしました。

でもまあともかく新年が動き出した。
明日からもう少しシャキッとしようと思います。

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