■湯島でのゲーム“from ME”体験会報告)
林裕也さん主催のゲーム体験会は、日本ファンドレイジング協会のカードゲームfrom MEディレクターの小針丈幸さんのファシリテーションによって行われました。
湯島サロン9連続マラソンの一環に位置付けられていますが、今回は林さんの主催で、私は一参加者として参加させてもらいました。ですから報告する立場にはないのですが、サロンマラソン報告の関係上、簡単に報告しておきます。
参加者は何と10人を超えました。直前の申込者をお断りしたほどです。
みんなゲームが好きなようです。これはまさに近藤さんや遠山さんのサロンにつながるテーマでもあります。
このゲームのタイトル“from ME”には、まずは自分からというメッセージと共に、me(自分)からwe(私たち)という視野の拡大が含意されています。
かつてミーイズムが蔓延していたころ、私も、ミーイズムからウィイズムへという小論をある雑誌に寄稿したことがありますが(そこから「コモンズの共創」というテーマに向いたのですが)、まさにそれへの気づきが巧妙に仕組まれているゲームです。
ゲームの内容はfrom MEゲームの紹介サイトをぜひお読みください。
そのサイトにも冒頭に書かれていますが、「お金の使い方とウェルビーイングをゲームで体験」というのがこのゲームのポイントで、すでに学校や企業、あるいはNPOなどで活用されているそうです。
「お金」という言葉が出てくると私は生理的に拒否反応が起こってしまうのですが、「ウェルビーイング」という言葉には逆に生理的に惹かれてしまうため、正直、いささかの抵抗があったのですが、実際にやってみて、いろんな気づきを得ることができました。
このゲームでは、まず自分がどんな人間なのかということを指定されて、その人間の発想でロールプレイするのですが、私はたまたま「家庭を大事にする人」と指定されました。言葉では私の人生観と一致するのですが、たぶん一般的なとらえ方と私の捉え方は違っていると自覚しているので、今回は思い切り、たぶん一般の家庭中心主義の人はこうするだろうなという思いでロールプレイしました。
結果、ゲームで課せられた目標は達成できましたが、社会や環境への役立ちはできなかったことに気づいたのです。そのように仕組まれているこのゲームの思想に共感しました。
もう一つ気づいたのは、いわゆるゲーミフィケーションの効用です。
いつものサロンと違って、みんな生き生きと会話しているのが印象的でした。
ゲームを通したコミュニケーションは、心の開き方がまた違います。そこで気づいたのですが、コミュニティとお祭りの関係です。
と書きだすとまた長くなるので、やめますが、ともかくいろんな気づきをもらったゲーム体験会でした。
ちなみに、今回日程が合わずに参加できなかった人のために、小針さんにお願いして、2回目のゲーム体験サロンを2月11日に開催することにしました。
参加したい方がいたら、まだ1~2人なら枠がありますので私宛ご連絡ください。
定員に達してしまったら、すみませんが、閉め切りますので、ご希望の方は早くご連絡ください。
なお、この体験会を別途企画したい場合は、小針さんに連絡すれば、相談に乗ってくれると思います。たぶん、ですが。
サロンマラソンも6日が完了。
今日は「ことばと文化」をテキストにした「虚構と現実」を話し合う遠山サロンです。
よかったらご参加ください。2時からです。
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