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2025/01/11

■湯島サロン「日本の捕鯨の現状」のご案内

私の父親は新潟県柏崎市の鯨波というところの出身です。
日本海に面した小村ですが、昔は沖にクジラが見えたそうです。
そのためでもないのですが、クジラには昔から関心があります。

2020年の春に「くじらのことをもっと知ろう!」というサロンを企画していたのですが、コロナのために中止になってしまい、そのままになっていました。
ずっと気になっていたのですが、前回、「世界議会」の話をしてくださった原田雄一郎さん(OPRT・責任ある鮪漁業推進機構元専務)が、日本捕鯨協会理事長でクジラ食文化を守る会の理事長でもある谷川尚哉さんを紹介してくださいました。
そして、谷川さんから「日本の捕鯨の現状」を話してもいいといううれしい話が舞い込んできました。早速にサロンをお願いすることにしました。

国際的な反捕鯨運動の高まりのなかで、日本の捕鯨はNGOのグリーンピースやシーシェパードによって様々な妨害活動にあっていたことは一時期、マスコミでもよく話題になっていました。結局、日本は2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退することになり、200海里水域内で「商業捕鯨」を再開しました。その背景には、さまざまな問題が絡んでいますが、残念ながら最近ではもうクジラの問題はあまり話題にならなくなってしまってきています。

しかし、たとえばなぜ日本は国際捕鯨委員会から脱退しなければならなかったのか、反捕鯨運動とは何だったのか、など、こうした動きのなかには、とても大切なことが隠されているように思います。

昨年8月からは、捕獲対象にナガスクジラが加わり、鯨食文化の継承や拡大もまた少し話題になっています。しかし、日本の食文化の一旦を担ってきたクジラ食は、往時の面影なく、現在の消費も停滞、あるいは衰微の兆しさえ見えると原田さんは言っています。
これから食の自給率は国際政治上でも大きな課題になっていくでしょうが、食料としてのクジラの未来はあるのか? 食文化としてのクジラ食を維持、拡大するにはどうしたらいいのか? そんな問題も考えてみたいと思います。

さらにこの問題は、日本の水産業の未来、さらには日本人の食生活の問題にも深くつながっています。
農業の問題はサロンでもよく話題になるようになってきましたが、水産業の問題はまだあまり私たちの視野に入ってきていない気がします。そこで今年は少し水産業の方にも目を向けたいと思っています。
水産業は、私たちの食生活において農業と同じく大切です。ぜひ多くの人に参加していただきたいサロンです。

みなさんの参加をお待ちしています。

〇日時:2025年2月1日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「日本の捕鯨の現状」
〇話題提供者:谷川尚哉さん(日本捕鯨協会理事長/中央学院大学教授)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

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