■嘘を「正々堂々」と語る政治に慣れてきてしまってるのが恐ろしい
森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんをめぐり、関連文書の不開示決定を取り消した大阪高等裁判所の判決に対し、政府は上告しない方針を決めました。
財務省は、この関連文書の存在を認めたわけです。
これはどういう意味を持っているのでしょうか。
要するに、政府は嘘をついていたということです。
嘘をつくことに関して、以前から何回か書いているように、政府の姿勢が変わったのは私の印象では小泉政権からです。
嘘が堂々と政治答弁として活用されるようになると当時のホームページにも書きましたが、日本は嘘を「正々堂々」と語る政治という点では、トランプ政権よりも早かったのです。いまさらトランプのフェイク政治に驚く人たちの気持ちがわからない。
日本には小泉さんという偉大な先人がいたのです。
それにしても、どうしてこうも嘘だとわかっていても嘘にみんな従ってしまうのか。
そういう風潮と、オレオレ詐欺や闇バイトがなくならないのとはつながっています。
20年前に危惧していた社会にどんどん近づいている気がします。
嘘をつく人がみんな好きなのでしょうね。
そうとしか思えない。
もちろん私は嫌いです。
嘘だけはつきたくないということを信条にしていますから。
でも、いまのような状況では意図しない嘘を私も気づかないままについているのでしょうね。
いやな時代です。
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