■湯島サロン「私が今の社会になじめないわけ」へのお誘い
湯島のサロンで最近、「生きづらさ」がよく話題になります。
といっても、「生きづらさ」って何だと訊かれると答えるのは結構難しい。
人によってその意味は違うでしょうし、生きづらさをどう評価するのも難しい。
生きづらさに悩んでいる人もいれば、生きづらさをむしろ楽しんでいる人もいる。
この問題はいろんな視点で取り組んでいきたいと思いますが、問いを少し変えて、今の社会になじめますかと聞かれたらどうでしょうか。
少なくとも私はなじめません。
でもここでも、なじめないからどうするかということになると人さまざまです。
私は、なじめないからこそ、社会に抗う形で関わっていきたいと思いますが、なじめないので関わりたくないという人もいる。そして「引きこもる生き方」を選ぶ人もいる。
しかし、私の思いでは引きこもっている人ほど、実は社会に出たがっているのではないかと思います。それを邪魔しているのはいったい何なのか。
湯島のサロンに時々参加しているSさんは自称「引きこもり体験者」です。
社会に対しても強い拒否感を持っているのを感じます。
最初、私も彼からかなり批判されました。私のように"事実上、社会の諸々に乗れてきた層"(Sさんの表現です)の人には自分の考えはわかるはずがない、と言うのです。私も決して社会に乗れたり、なじんだりなどしていないのですが。
いずれも社会になじめないにもかかわらず私とSさんとでは生き方が違います。なぜそうなるのか。もしかしたら「生きづらさ」と同じで、私とSさんとでは「なじめない」という内容が違うのかもしれません。
そこで私とSさんとで、いまの社会のどこがなじめないのか、そもそも今の社会をどう見ているのかを話し合いながら、参加者のみなさんと一緒に、いまの社会の問題点や良いところを考えていければと思います。
最初にいまの社会を私たちふたりがどう見ているかを簡単に話し、どこが「なじみにくい」のかから話し合いを始め、徐々に参加者のみなさんにも話し合いに参加してもらおうと思います。
初めての試みなので、どんなサロンになるかわかりませんが、多くの人に参加してほしいサロンです。
〇日時:2025年6月20日(金曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「私が今の社会になじめないわけ」
〇話題提供者:Sさん(“ひきこもり”体験者)+佐藤修(CWSコモンズ村村長)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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