■緊急サロン「参院選の結果をどう受け止めるか(第2回)」報告
7月26日、第2回の参院選結果を話し合うサロンを開催しました。
そのあと、ちょっと体調を崩してしまい、報告が遅くなってしまいました。
前回(7月21日)に続き、今回も10人を超す参加者がありました。
今回は、まず「参院選結果の何がよかったか」から話し合いを始めました。
3つほどがすぐにあがりました。
若い人の選挙参加が増えたこと。これまであまり議論されてこなかった論点が取り上げられたこと。そしてこれまでの政治体制が壊れたこと。
生活者に響く呼びかけや、いささか刺激的な呼びかけで、参政党や国民民主党が若い世代の支持を広げたと言います。その結果、立候補も含めて、選挙活動にも若い世代が多く参加したのが今回の特徴でした。投票率も上昇しました。
しかし、投票率が上がることを無条件に「よし」としていいでしょうか。昨今の「数字」で物事を判断する風潮に、いささかの疑念を持っている私としては、投票率が高いと言って、ただ喜んでいていいのかという問題をあえて提出させてもらいました。
たとえば、投票率を高める方策としたマーケティング手法の導入は手放しで喜んでいいのか。かつての「動員」とどう違うのか。
とはいえ、政治に関心を持っていなかった若い世代が選挙に参加しだしたということは事実であり、それを活かしていくことは大事です。
生活とつなげやすいわかりやすい論点が出されたのも選挙を盛り上げた理由の一つです。たとえば「減税」あるいは「外国人政策」。しかしこれも「扇情的な争点」になりがちな面も多く、注意しなと危険な面があります。とりわけ「外国人政策」はきちんとしたファクトチェックを踏まえない「扇動的なもの」も見られ、怖さを感じます。
しかし、「ワクチン問題」や「有機農業や食の安全性」が政治論点として大きく取り上げられてきたのは、大きく評価すべきだという意見が多かったです。
3つめの「これまでの政治体制が壊れたこと」を評価する場合、「壊れたもの」はいったい何のかを明らかにしないといけません。
「自民党主導の政治体制」が壊れたのか、立憲民主党なども含めた「政党政治体制」が壊れたのか。「米国依存の政治体制」が壊れたのか。あるいは、高齢男性主導の政治が壊れたのか。その捉え方によっては、これからの動きは大きく変わっていくでしょう。
これに関連して、AIエンジニアの30代の若者が立ち上げた「チームみらい」が比例区で1人当選させたことに注目する人もいました。チームみらいは、「テクノロジーで誰も取り残さない日本をつくる」というスローガンを掲げ、その運営や政治観も、これまでとは全く違います。
壊れた政治体制の中から、新しい政治体制が生まれだしているとも捉えられます。
実際に、既存政党は国民民主党を除けば、ほぼすべてが後退しています。私にとっての期待の「れいわ」も伸び悩みました。「れいわ」でさえ、もう既成政党になってしまったのかもしれません。
まだ「与野党」などと言った捉え方が続いていますが、そもそもそうした捉え方はもう有効ではないでしょう。
新しい政治が始まりだしたのかもしれません。
今回の選挙結果にはがっかりしたと素直に発言する人もいました。
とりわけ「賛成党の躍進」には危惧の念を持っている人が多かったように思います。
しかし、「参政党」をこれまでの「政党」の概念でとらえると間違うのではないかという意見も出ました。
理念や綱領、新憲法案などが発表されていますが、そこには大きな重点がないのかもしれません。党員が、学びながら理念や綱領をどんどん柔軟に変えていく。
そもそも参政党はすでに地方議員をかなり送り出しています。そうした「地に足つけた活動」をしている議員の政党が、まるで明治時代のような政策を打ち出してきていることが私には理解できないのですが、これから大きく変わっていくのかもしれません。
サロンからもうかなり日数が経ったので、話し合いの内容をあまり思い出せないのですが、他にもいろんな意見が出されました。選挙結果後の政界の動きも話題になりました。
わたし自身は前回のサロンでは、まだ「がっかり度」が大きかったのですが、その後の与野党の動きなどを見ていて、もう政党政治は終わったと確信でき、ちょっと元気が出てきました。
いずれにしろ大切なのはこれからです。
既存の政治に呪縛されていない若い世代がまた増えていきます。
いささかの不安はありますが、今回の結果を否定的に捉えるのではなく、肯定的に捉え、政治に対してできること見つけていければと思います。
そんなわけで、湯島ではこれから政治がらみのサロンに少し力を入れていこうと思います。
サロンに話に来てくれる政治家をお待ちしています。










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