■参政党期待への懸念
昨日は湯島のブックサロンでしたが、やはり参院選の話になりました。
今回の参院選は、やはりこれまでの参院選とはちょっと違って、動きを感じます。
投票率は上がると思いますが、その結果が心配です。
ある方向に向かっての動きが、いよいよ始まるようで恐ろしい。
1世紀前と同じように、動き出したら止められなくなるようで。
具体的な契機になるのが、参政党期待の広がりかもしれません。
先日のオープンサロンの議論の報告で、「参政党は全体主義者だと私には思えます。ですから全く私には響かずに、悪魔の誘いにさえ思えます」と書いたら、友人から「参政党が全体主義に見えるのはどのような点ですか?」とコメントされました。私が信頼する友人が、消去法でいくと参政党になってしまうと言ってきたのです。
まさに「ブルータス、お前もか!」です。
しかもそう思うのは、その友人だけではありません。
思った以上に、流れは急速に起こっているようです。
その友人へのコメントを、多くの人に読んでほしくて、再掲することにしました。
耳障りの良いキャッチコピーだけではなく、ぜひとも参政党の綱領を読んでほしいです。
歴史の流れは、閾値を超えると抗えなくなります。
私が、来世にまた戻ってきたときの日本が心配です。
以下、参政党に関する私の感想です。
参政党の理念は「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」です。
そして呼びかけのスローガンは「日本人ファースト」。
つまり、日本の国益のために生きる人を日本人として位置付けるということだと思います。外国人は排除されて当然です。
国益のために生きる日本人、私の表現では、「国のために死ねる人」です。
しかも、綱領には「その国は、天皇中心に一つにまとまる平和な国」とあります。さらに具体的に読んでいくと、男性中心の家族を基本にした国づくりを目指しているようです。女性の人権はなく、ましてや第三の性など認めようもない。
かつての北一輝や権藤成卿の『君民共治論』を装いながらも、その実、まさに明治政府が目指した「君官統治論」を感じさせる内容です。
私にはこれだけでもナチスの行動を思い出させます。
誰かがニーメラーを引き合いに出していましたが、私もそう感じています。
綱領に、「日本の精神と伝統を活かし」とありますが、その内容はむしろ日本が精神と伝統を壊そうとしていた時代のものではないかと私には思えます。個別の政策には私にはもっと恐ろしい内容が書かれています。
デモクラシーと民主主義に関しては、以前は年に1回ほどサロンを開催していましたが、最近はやっていません。恐ろしいほどに日本では民主主義理解が理念的です。戦後の民主主義教育の影響かもしれません。
一度、アナキズムも含めて、サロンをやりませんか。
アナキズムとファシズムでもいいです。
あるいは構想学会が問題にしている「無頭の共同体」のサロン、あるいは「協同社会論」でもいいです。
私にはみんなつながっています。
以上が友人のコメントに書いた私の返信コメントです。
友人は考え直してみると言ってくれました。
それでついでにまた蛇足のコメントをしました。
消去法で考えるのをそろそろやめませんか。
候補者の中には、信頼できる人もいます。
やはり、政治を動かすのは、「人」ではないでしょうか。
そのためには、常日頃からやはり政治への関心を持ち続けていくことが大切です。
湯島のサロンの形も少し変えていこうと思います。
消去法は「あきらめの姿勢」だと思っています。
あきらめてしまったら、何も始まらない。
微力であろうと、前を向いた一票を投じたいです。
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