■映画『ひろしま』を観る会報告
広島市民が中心になって制作した映画『ひろしま』を観て、話し合うサロンは、満員の盛況でした。
やはりこの映画を観た人は少なかったようです。
案内でも書きましたが、この映画は、広島で被爆した子供たちの手記集『原爆の子〜広島の少年少女のうったえ』を原作として、昭和28年に日本教職員組合(日教組)が中心になって制作・公開された映画で、広島市民約8万8,000人がエキストラとして参加して作られました。
当時の状況を考えれば、この映画が制作されたこと自体が驚きですが、アメリカの圧力もあったのだと思いますが、一般の公開は行われずに、核兵器反対運動にもあまりつながっていかなかったのが残念です。
今回はあえてみんなで一緒に観るというスタイルをとりましたが、この映画はyou tubeで自由(無料)に見られますので、もしまだ観ていない方は、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=O66BcBeoSj8
映画をみんなで観た後、話し合いました。
いろんな話題が出ました。
そうした話し合の内容をきちんと報告したいと思っていたのですが、どうもうまく書けません。参加したほかの人にも感想を聞いたりして、何とか書こうと思ったのですが、やはり書けません。書こうと思うと、どうしても心が波立ってくるのです。
原発を再稼働させ、核兵器保有まで受け入れようとしている最近の世論には心穏やかにはいられません。それとこの映画とどう関係あるのかといわれそうですが、今の世情を見ると、こうした先人の努力は何の役にも立っていないのではないかとむなしくなるのです。
そして、映画を観ての思いの話し合いも、結局は無駄になるのかという思いから抜けられません。文字にしてしまうと、それで終わってしまうような気がするのです。
しかし、報告を書けないままにずるずる伸ばすのはよくないので、報告が書けないことを報告することで許してください。
しかし、我田引水ですが、うれしいこともありました。
初めて参加してくださった方が、こういう、思ったこと感じたことを何でも自由に話せる場所があることは大切なことだと言ってくれたことです。
また、別の人は、湯島に来ると「知る」ことでわかってくることがあるので、ここは貴重な場所だ、と言ってくれました。
サロンを続ける支えになります。
報告は書けませんでしたが、もしお時間が許せば、ぜひ映画『ひろしま』を観てください。そして話したくなったら湯島に来てください。
さらに、もしできれば、この春出版された古関彰一さんの『虚構の日米安保』(筑摩選書)を読んでください。
おかしな報告ですみません。
この夏は疲れました。暑さのせいだけではありません。
次回からまた元に戻します。
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