■第42回万葉集サロン「人麿が本当に歌いたかった歌」のご案内
前回に引き続き、今回もまた柿本人麿をとり上げます。
しかもタイトルは、「人麿が本当に歌いたかった歌」。
升田さんならではのタイトルです。
以下、升田さんからの案内です。
柿本人麿については、「宮廷歌人(詞人)」「挽歌・長歌歌人」「巡遊伶人」その他、性格に対する指摘は多方面にわたります。
作品論でも中国詩の影響、誄・祝詞・寿歌との関係その他、人麿研究には枚挙に暇がありません。
そんな中で、歌をおくる相手を明記している歌があります。この明確に示した対象「な」との対峙の上でなされた歌はどのような形になったか、「人麿が本当に歌いたかった」歌はどのようなものであったのか、見てみたいと思います。
(後に大伴家持が「幼い時に山柿の門に通わなかったので採歌の趣がわからない」と言った「採歌」の意味を探る事にも繋がるかな?その意図もあります)。
扱う歌は
「献泊瀬部皇女忍坂部皇子歌」(巻2-194~195)
「明日香皇女城上(この2文字原文と異なる)殯宮之時作歌」(巻2―196~198)
「妻死之後泣血哀慟作歌(二首)」(巻2―207~216 或本を含む)
以上です。
長いですが、この3首に共通して出てくる人麿独特の詞、「藻」表現と「うつそみと思ひし時」(人麿の3首にしか見えない)の2つから、人麿が誰のためにどんな手法でどんな思いを描こうとしたのかを考えてみたいと思っています。
以上ですが、今回もまた升田さんの世界を楽しめそうです。
初めての方も歓迎です。升田さんの万葉集の世界はとてもおもしろいです。
気楽なサロンですので、気楽にご参加ください。
みなさんの参加をお待ちしています。
〇テーマ:「人麿が本当に歌いたかった歌」
〇日時:2025年10月19日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:升田淑子さん(万葉集大好き研究者/元昭和女子大学教授)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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