■湯島サロン「オーガニック(有機農食)の社会実装、最新リポート」の案内
農と食の問題に取り組み、本サロンでも何回か話をしてもらっているんでいる吉田太郎さんが、また新著を出しました。
『社会実装するオーガニック 世界と日本の地域再生最前線リポート』(築地書館)です。
https://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1697-6.html
まだ書店には並んでいませんが、書店に並ぶ前に、湯島で紹介してくれることになりました。書籍も希望者には著者割引で販売してもらえる予定です。
「社会実装」とはいささか耳慣れない言葉ですが、研究開発によって得られた知識や技術を実社会で活用することというような意味で、10年ほど前から、「アカデミズムの世界と現実の社会」をつないでいこうという意図で、政府が政策立案に際して使いだした概念です。
吉田さんは、なぜ、有機農業が可能なのかのカラクリを「シン・オーガニック」で追求されましたが、各地の講演会で受けたのは「オーガニックはいいことはわかった。理屈はもういい。どうすれば、広めることができるのか。周りの人に言っても、とりわけ、お役人や農業の専門家ほど聞いてくれない」とのリアクションでした。
ですが、国内にはまだ事例がありません。吉田さんは、スイス、台湾、韓国、タイや国内での優良事例を歩く中で、その答えを見つけようとしました。そこで、吉田さん自身が発見できたのは「そうか、そうすればよかったのか」と行政マン時代にこうしたやり方をすればもっとうまくできたかもしれないという、まさに現場に根ざす知恵とアイデア群でした。
そして、現場では「農」も「食」も一緒なことも実感します。そして、それが連動するとき地域も元気になっていく。
ですから、本書は、農の人だけではなく、食の人にも、そしてさらに住みよい地域づくりに取り組む人にも参考になる本だと思います。
書店に並ぶ前に、ぜひ吉田さんの話を聞いてみたいと思います。
農の人も食の人も、そして安心な社会づくりに関心のある人もぜひご参加ください。
〇日時:2025年11月20日(木)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
東京都文京区湯島3-20-9ニューハイツ湯島603号室
〇テーマ:「オーガニック(有機農食)の社会実装、最新リポート」
〇話題提供者:吉田太郎さん(有機農業研究家)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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