« ■「経済」と「保守」の意味 | トップページ | ■第42回万葉集サロン「人麿が本当に歌いたかった歌」報告 »

2025/10/26

■湯島サロン「高山での生活報告その2」のお誘い

岐阜高山での生活も半年を超えた川端修平さんの2回目の「高山での生活報告」サロンを開催します。
前回はまだ高山での生活が始まったばかりでの報告でしたが、その後、川端さんの生活ぶりや意識はどう変わっているでしょうか。
http://cws-osamu.cocolog-nifty.com/cws_private/2025/05/post-9fa5d9.html

今回は1年の予定での高山生活ですが、川端さんが言うには、「高山での日々は、時に嫌になるほど濃密で、めっちゃ長いけど、でも長い目でみればあっという間」だそうです。
そう、人生は考えずに生きていると、「あっという間」に終わってしまう。
そこで川端さんに、10年後、30年後はどうしているのか、と訊いてみました。そうしたら、こんな返信がありました。日程などの案内に掲載しておきますので、ちょっと長いですが、読んでみてください。これだけでも、若者の気持ちに触れたような気がします。もっと触れたくなったら、ぜひサロンにご参加ください。

〇日時:2025年11月22日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇話題提供者:川端修平さん(20代の若者)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)

〔川端さんからのメッセージ〕
30年後は全然実感が湧かない時間だけど、10年後なら少し垣間見えるようになってきた。10年前は15歳。あの時から今までの時間、よりも多分あっという間に訪れる35歳。そう思うと、30年後というのも、全く想像がつかないわけじゃない気がする。

今は、目の前の本気で面白いものに身を投じようとする日々。その地続きが未来なら、先のことはどうにでもなる、と思いもする。
だけど、喫緊の目の前から少し退いて、眺めを広く持ってみたくもある。そして実は、そうすることに今怯えているところもある気がする。一体俺どうなっちゃうんだろうと、実は不安を覚えるときもある。だからこそ考えてみたいテーマではある。
日頃、10年後をなんとなくぼんやり考えてみたりはする。あるいはしばしば、周りの色んな世代の友人たちと自分との年齢や生き方を見比べてしまったりもしている。
だけど今のところ、それで何かがはっきりしてるわけでもない。
そこに届いた佐藤さんからの問いかけに、ちょっとドキッとした。

さあどうしようか。10年後と言わずとも、来年4月からの生活も。
今は整体の稽古に存分に身を投じている。まだまだもっと思い切りやってみたい。
でも、それをしつつも、なにか新機軸が欲しい気もしている。いや、そうなのかな。よくわからない。何にせよ、ずっと物足りなくはある。
高山は面白い。大変なこともあるけど。もうすぐ雪かきのシーズンでもあるし。
高山を深ぼってもいいかもしれない。ここ最近、高山でいろんなたのしい人脈がつながった。地元の情報誌にも、自分のことを紹介してもらう。金銭基盤も一旦安定を見せそうだ。
じゃあ次の4月からも住むのか?うーん。
じゃあ他のとこに行くのか?うーん。
ひとまず、そういう問題じゃないんじゃないかと思う。
いまのこの問題と、10年後/30年後のビジョンと、時間は違えど同じ要点の問題ではあると感じる。

いや、そんなみみっちい時間で考えてないで、いっそ100年後とか1000年後とかの方が、何かはっきりするんじゃないか。と思ったりもする。自分個人だけのために生きて悩んだってしょうがない。
しかし、それくらい先の時間は、未来への想像と雄弁が広がって、現実から浮遊しかねない。

遠い先を見据えながら、自分の手足が届くところで、具体的に考えたい。整体はその強力な足がかりではあるのだけど。足がかりを得て何をするのか。
整体を通じて追究している経験は、いずれある形をとるだろうと、今はお構いなく稽古生活をしているが、お構いないままでいいのだろうか。
ひとまずその問いが上がる時点で、今は考えるべき時だ。

この問い(いや、どの問いだ?)をぼんやり考えるだけじゃなくて、
そもそも「何が問いなのか」からかもしれないけれど、
はっきりさせるような会にできたらなと思っています。

実はすでにわかっているなにかを、見ないことにしている気もする。
「真実なんてもんはとっくのとうに知っていることを知らないだけでしょ」って、藤井風も言ってた。

そのことを明らかにしようと、サロンのみなさんを付き合わせてしまうわけですが、そういうのもまあ楽しいかな、暇だし行くか、くらいに思ってくれる方が来てくれたら嬉しいです。
どなたでも歓迎です。

以上が川端さんからのメッセージです。
どなたでも歓迎だそうです。
昨今の若者の生き方との一つに触れてもらえればと思います。

 

|

« ■「経済」と「保守」の意味 | トップページ | ■第42回万葉集サロン「人麿が本当に歌いたかった歌」報告 »

お誘い」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ■「経済」と「保守」の意味 | トップページ | ■第42回万葉集サロン「人麿が本当に歌いたかった歌」報告 »