■「わからないことをわかっていないと、わからないことはわからない」
最近、気にいっているテレビドラマは、NHKの『テミスの不確かな法廷』です。
https://www.nhk.jp/g/ts/32VWPKM6NX/
ともかく主演の松山ケンイチの演技が素晴らしい。
筋書きは私には正直、そう面白くはないのですが、松山ケンイチの演技と役としての言動にひかれて毎回観ています。ともかく学ぶことが多い。
松山ケンイチは安堂裁判官役なのですが、安堂裁判官がよく発言する言葉の一つに、
「わからないことをわかっていないと、わからないことはわからない」
というのがあります。
この言葉は、私の思いとぴったり重なります。まさにその通りだと思います。
でも多くの人は、「わからないこと」はあまり気にせずに、「わかってること」をベースに生きている気がします。
そんなことは当然だと言われそうですが、
「わからないことをわかっていないと、わかっていることもわからない」
のではないかと思うのです。
この話は、私も湯島のサロンでは時々させてもらっているつもりですが、明確に言ったことがないので、果たしてみんなに伝わっているかどうかは確信がありません。
それに、私自身、正直、「わかっていること」に頼って、「わからないこと」を無視してしまうこともあります。なにしろ「わからない世界」は無尽であり、わかっていることなど本当に微小なのですが、「わからない世界」を生きることは常に判断しながら進まないといけないので疲れるのです。そもそも質問はしはじめると底がありませんし。
安堂裁判官は、自分の心身で体感したものしか信じません。
だから、いわゆる「常識」や、時には人間が作った「規範」に制約されません。
それらは「絶対」ではないからです。
天動説から地動説へと「常識」が変わったように、いつまた、「地動説」から「天動説」に変わるかもしれません。
「言葉の知識」は、事実を見る目を養ってくれますが、同時に見えない世界も生み出します。つまり、世界を狭めてしまいかねません。
私が、「土の知識」にこだわっているのは、それを避けたいからです。
「わからないことをわかっていないと、わからないことはわからない」
もっと「わからないこと」をしっかりと受け止めていきたいと思います。
異論に耳を傾けることは、まさに「わからない世界」を生きる一つです。
「わからない世界」で生きるのは、疲れますが、ワクワクする楽しさも体験できます。
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