■第44回万葉集サロン「藤原宮の役民の作れる歌」のご案内
今回は「藤原宮役民作歌」を読みます。
藤原宮は、平城宮や平安宮に比べるとなじみがないかもしれませんが、後の平城京より規模が大きかったようで、最初の本格的「国」の始まりだったとも言われています。
「藤原宮役民作歌」(巻1ー50)は、藤原宮を造営するときに駆り出された労役の民が作った歌とされています。役民の働く姿を通して、宮廷歌人の詠った世界とは違った当時の状況に触れたいと思います。
〇テーマ:「藤原宮の役民の作れる歌」
〇日時:2026年2月15日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:升田淑子さん(万葉集大好き研究者/元昭和女子大学教授)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
升田さんからのメッセージです。
「藤原宮の役民の作れる歌」は題詞に、持統天皇の5年〜8年(西暦691〜694年)に藤原宮を造営、その時に夫役(民が朝廷に課せられて働くこと)として徴用された役民の作った歌だとありますが、官人か専門の歌人が役民のつもりになって作ったものと思われます。
かつては柿本人麿を作者と見る説もあったけれど、今ではそう見る人はいないでしょう。でも、それが故に却ってたくさんの問題を投げかけてくることになりました。
今で言えば「労働者」の歌と言うところでしょうか。逞しく働く役民たちの描写。でもそこにイデオロギーを見ることは正しくありません。
しかし「国」(近代的国家ではありません)の概念を初めて見せる歌として(もちろん〈大和の国〉と言ったような〈国〉はたくさん出てきます)、役民の働く姿を想像するとわくわくします。
こんなことを考えながら読んでいこうと考えています。
ちなみに、升田さんは、この歌はその後の大伴家持の防人歌収集につながっていくと考えています。そのあたりの話も出てくるかもしれません。
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