■ダン・ブラウンの最新作『シークレット・オブ・シークレッツ』を読みました
昨日は台風のため、サロンを延期したので、まる1日、読書に充ててしまいました。
読んだのは、一昨日から読み出していたダン・ブラウンの最新作『シークレット・オブ・シークレッツ』です。
ご存じ、ラングドン・シリーズの6作目です。
今回の舞台はプラハ。節回しの主役は、なんとゴーレム。そして話題のテーマは「非局在型意識」。
ダン・ブラウンの作品の予見性は評判があります。2013年の『インフェルノ』ではパンデミックを、2017年の『オリジン』ではAIエージェントを話題にしていますが、いずれも数年後に現実化しています。
正直、今回の作品は物語としてはいささか退屈ですが、意識や死に関する記述、とりわけ「非局在型意識」に関してはとても共感できます。
もちろん今話題のASI(超知能)にもつながっていますが、もしこれまでと同じく、予見性を持っているとしたら、数年後はどうなっているのか。残念ながら私には社会は現実体験できそうもありませんが、個人体験はできるでしょう。
私の考えていることととてもつながっているので、とても共感が持てました。
物語は、私にはあまり面白くはありませんでした。やはり第1作の『ダ・ヴィンチ・コード』が面白すぎた。
この作品は、うまさは感じますが、ワクワクはしない。
ただ、最初に出てくる節回しの主役のゴーレムが誰なのかを解く謎解きはおもしろいです。
私の最初の予想は全くの的外れで、上巻を読み終えてやっと正体がわかったと思ったのもつかの間、下巻に入ってそれも見事に外れていました。
かなり最後になるまで正解に辿りつけませんでした。あとで考えれば、実に簡単な話なのですが。自分の頭の固さに気づかされました。
考えさせられる指摘もいろんなところにちりばめられています。
たとえば最後に近い当たりで、主役の一人の純粋知性科学者がこう言うのです。
「全人類の精神が互いにつながっているという証拠が明らかになれば、世界は恐怖と競争ではなく、共感と理解でつながることになる。その世界では、国家の安全保障という概念は過去の遺物と化しているだろう」。
全く同感で、いまでさえも、私はそうできるはずだと思っています。
ラングドン・シリーズは全作読んでいますが、本作品もやはりお薦めの作品です。
ゴーレムが誰か。上巻の半分まででわかった人はすごいです。いやそれがわからなかった私が、やはり脳の衰えが進んできているのかもしれません。



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