カテゴリー「政治時評」の記事

2024/05/20

■女性候補者を応援せずして何が女性か

上川外相が、静岡県知事選挙の応援演説で「うまずして何が女性か」と発言したことが話題になっています。
https://www3.nhk.or.jp/.../20240518/k10014453911000.html

 上川さんは、自分の意図が誤解されたと弁明していますが、言葉は発した人のものではありません。そんなこともわからない人が外務大臣とは信じがたいことです。外国との外交交渉などできるはずもありません。

 それはともかく、私が一番、腹立たしいのは、もし上川さんが、女性に政治を変えてほしいのであれば、知事選に立候補している女性の「はまなかさとみ」さんをこそ応援すべきでしょう。そもそも女性が男性に頼んで政治をしてもらうような発想のおかしさに気づいてほしいです。

 静岡県知事選に立候補している唯一の女性の「はまなか」さんに私は頑張ってほしいと心より思っています。

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2024/05/14

■静岡県からの奇跡に期待

静岡県知事選がいま展開中です。

静岡県の県民以外には投票権がありませんし、あくまでも静岡県ローカルな問題だと思われている方がほとんどでしょうが、私はまったく違ったイメージを持っています。
私の友人の「はまなかさとみ」さんが立候補しているからでもありますが、そればかりではありません。

はまなかさとみさんは、これまでも請願権拡充に取り組んできています。
しかも具体的な「事件」に基づいての取り組みであり、それがたまたま静岡県を舞台にしていたので、今回、思い切っての立候補になったのです。
立候補を決めたのは、公示日1週間前です。供託金の準備でいささか危ぶまれたのですが、何とか間に合い立候補できました。

はまなかさんが目指しているのは、「県民一人ひとりの要望に応える県政へ」です。それはさらには「国民一人ひとりの要望に応える国政へ」へと通じるプロローグです。
同時に、浜中さんが目指すのは、利権がらみの男性中心の政治から、生活視点に立った女性中心の政治ではないかと私は勝手に考えています。
そろそろ政治は、女性の手に委ねる時期ではないかとずっと思っています。
その意味でも今回の6人の立候補者のうち、女性は一人だけというのも実に象徴的です。
その一人だけのはまなかさんに、静岡県の女性たちが応援してくれれば、奇跡は起こる。私はそう思っているのです。

はまなかさんの知事選選挙公式サイトをぜひ見てやってください。
https://hamanakasatomi.com/
できれば選挙ドットコムの濱中さんのサイトも。
https://go2senkyo.com/seijika/193871

静岡県から奇跡の風が起こってほしいと願っています。

 

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2024/05/03

■杉並の奇跡から静岡の奇跡へ

2年前に起こった「杉並の奇跡」(無所属新人の岸本聡子さんが区長に当選)で、私は日本の政治への希望を取り戻しました。
いささか諦めていた地殻変動は、深いところでやはりしっかりと進んでいたと思えたのです。
期待してから40年近く過ぎてしまいましたが、地殻変動にとって40年などというのは短い時間です。

ところで、今度、また無謀な試みに挑戦する人が現れました。

数年前から「請願権」に取り組んでいて、最近、「請願権を実現する会」を立ち上げたはまなかさとみ(濵中都己)さんが、失言問題で辞職した静岡県知事の選挙に立候補することにしたのです。
濵中さんは、湯島のサロン仲間で、これまでも何回か湯島でもサロンをやっています。

自宅を売却して供託金を用意するとの決断は、あまりに急だったこともあり(県知事選挙も急な展開でしたが)、私はその思いを止めさせたいと思っていました。しかし、先日お会いして、その決意の固さと思いの深さに共感しました。

杉並がそうであったように、変化は突然、降ってわくのでしょう。熟考していては変化は起きません。
濵中(はまなか)さんに荷担することにしました。

と言っても大切なのは濵中(はまなか)さんの目的です。
濵中(はまなか)さんは、請願権活動などを通して取り組んでいる政治観を実現したいのです。それは生活者の視点にたっての政治です。それも実際に生活者の声が動かす政治です。とりわけ無視されがちな、いわゆる社会的弱者の声を大切にしなければいけません。

それは私がずっと考えてきた「コモンズの回復」にも通じます。コモンズの政治と言ってもいいでしょう。となれば、ますます応援しなければなりません。思いは行動につなげなければ「嘘つき」になりますから。

濵中(はまなか)さんは、静岡県知事選挙への立候補を通して、「令和の世直し・ええじゃないか運動」を引き起こしたいと考えているようです。
政治を動かすのは、生活者のエネルギーです。
私に何ができるかを考えなければいけません。
まずはみなさんに、濵中(はまなか)さんの決意を知ってもらおうと思い、長々と書いてしまいました。応援してくれる人、ぜひご連絡ください。

投票日まで23日しかありませんが、できることは必ずあるはずです。
世界を変えるのは、いつもはじめは一人からです。
みんなが信ずれば奇跡は起こります。

 

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2024/02/10

■「ドキュメント石垣島」の上映会で15年前医手紙を出した人に会いました

湯島で「ドキュメント石垣島」の上映会がありました。
主催したのは、湯島へいわサロンですが、私も参加させてもらいました。
上映してくださったのは、「上映屋」仕かけ人のビデオジャーナリストの湯本雅典さんです。
上映会の報告は主催者のnikoさんが報告してくれると思いますが、昨年3月の石垣島基地開設の瞬間からの記録を見せてもらい、改めて憤りを感じました。

日本の政府は、いまやまさに「暴君」としか言えませんね。
特に石垣島の住民投票訴訟の顛末は、法治国家とは言えない話のように思います。
https://www.qab.co.jp/news/20230523175279.html
やはり沖縄には、日本政府の無法ぶりが象徴的に露呈されているようです。
しばらく沖縄関係のサロンはやっていませんが、また企画したいと思います。

それはそれとして、実は思ってもみなかったことが起こったのです。
上映屋と自称されている湯本さんとサロンのはじまる前に雑談していて、15年以上前に、私が湯本さんに手紙を出していたことに気づいたのです。
湯本さんが、最初の作品は『学校を辞めます』でしたというので、思い出したのです。
映画のほかに、本も出版していませんか、と訊いたら、そうだと言います。
そこで、「あの湯本さんか!」と気づいたのです。

その本『学校を辞めます』のことを新聞で知り、私はすぐに購入して読ませてもらいました。当時、学校教育に関心があったのです。とても共感して、著書に手紙を出しました。たぶん反響が多かったのでしょう。返事はもらえませんでした。
でも、その本のことと著者の「湯本さん」は、ずっと記憶に残っていました。
まさか、こんな形で、その湯本さんにお会いできるとは思っていませんでした。
しかも、いま改めて学校教育に関心を持ち出したときに、です。

たぶん、その本はわが家の書庫に埋もれていることでしょう。
探し出して読みなおそうと思います。

こんなことが起こるのですね。

 

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2024/02/02

■政治とお金の問題の立て方

パーティー裏金問題に端を発して、また「政治とお金」が話題になっています。

それに関して、政治にどうして巨額なお金がかかるのかが問題ではないかという問い方がよくされています。
その問い方にこそ、問題があると私は思っています。
問題の立て方を間違えてしまえば、実態の本質は全く見えなくなってしまいます。
そういう問い方は、問題の本質を覆い隠すために仕組まれた問いでしかありません。
政治に金がかかるのではなく、政治に金がかかるようにしたのですから。

資本主義は、汎金銭市場化を進めています。
芸術もスポーツも、教育も福祉も環境も、次々と市場化され、資本の増殖目的に取り込まれてしまいました。
「政治」や「選挙」もまた、その流れに沿っているだけの話です。
お金がかかるようにすることこそが、選挙や政治の本質になってきているのです。

アメリカの大統領選挙を見ればわかることですが、アメリカでは選挙そのものが「収益事業」化されています。強大な収益イベント事業と言ってもいいでしょう。オリンピックや万博の比ではありません。

アメリカでも1970年代には選挙につぎこむお金が多額すぎるとの議論もありましたが、その後、アメリカ最高裁判所は、政治に対するお金の自由な流入は何人によってもさまたげられてはならない、との判決を出したのです。
つまり選挙も政治も、今や「お金稼ぎの仕組み」なのです。
ですから、お金がかかるのではなく、お金をかけることによってお金がもうかる仕組み、あるいは多くの貧しい人たちからお金を広く刈り取る仕組みになっているのです。

同じことは税金にも言える話です。つまり消費税は、本来の税金とは全く違った発想での制度なのです。「税金」という文字に惑わされてはいけません。

こうした風潮にどう抗うか。
それは難問です。
何しろ今やほとんどの人が、お金に依存するしか価値を見出せなくなってきているからです。
こういう理由で、私は、大谷選手にもあまり好感が持てないのです。

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2024/01/06

■平和や政治を考えるサロンを今年は開催していく予定です

今年は年明けから能登大地震で頭が混乱しています。
輪島の知人の安否が気遣われますが、まだ確認できずにいます。
被災された方々に、毎朝、手を合わせるばかりです。

能登や羽田の事件にどうしても目が奪われますが、街中での殺傷事件もいろいろと報道されています。みんな怒りの矛先をどこに向けていいのかわからないのかもしれません。
怒りを社会改革の方向に向けていく野党も思想も見えてこない。
まるでイソップの王様を欲しがるカエルのように、自らを食い物にする存在に、みんなしがみつこうとしている。私にはとても不思議に見えています。

今年こそ、政治改革への一歩が踏み出されそうな気がしていましたが、状況は一変してしまいました。
しかし、忘れてはいけないのは、こうした大事件に関しても、政治は全く無縁ではないということです。いや、こうした自然災害が起こった時にこそ、政治の実態が顕在化されるはずです。政治は私たちの生活の基層を支えている存在ですので。

能登大地震の報道は、ネットのやり取りも含めて、読んでいますが、ネットでのいささか行き過ぎた陰謀論説には、政治の劣化状況を見る思いです。政治への信頼感が、大きく失われているような気がしてなりません。

湯島のサロンでは、今年は改めて「平和」や「政治」の問題を話し合うサロンを増やそうと思います。
どなたか問題提起したい人がいたらご連絡ください。
平和も政治も、話し合いから始まりますので。

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2023/10/05

■尽きることのない市場、尽きることのない争点

沖縄知事の玉城さんは、辺野古にまつわる政府の繰り返しの難題に、判断保留を打ち出しました。昨今、あまりにも安直に使われているご都合主義の「苦渋の決断」と違って、玉城さんの誠実さを感じます。
https://www.asahi.com/articles/ASRB4552RRB4TPOB002.html

それにしても、マスコミは、ジャニーズ問題よりも、こうした問題にもっと時間を割いて報道してほしいものです。そして関心を高め、世論を盛り上げていってほしいものです。賛否は問いませんが。

もちろんジャニーズ問題が小さな問題などとは思っていませんが、いまの取り組み方はあまりに瑣末なところしか取り上げられていない気がします。
2回にわたる記者会見も、まさに茶番でしかありません。いまのような報道ならばやらない方がましではないかと私は思います。
そもそもまともに考えたら、ことはもっと簡単に運べるはずであり、いまのようなやり方なら、この数十年と何も変わっていない気さえします。

辺野古問題は、資本主義の本質を象徴しています。
一部の識者が言っているように、地盤問題もふくめて、たぶん辺野古は決して実現することはないでしょう。だからこそ、いまの経済や政治を仕切っている人たちには、最高の材料です。

尽きることのない市場、尽きることのない争点。
近代西欧は、「未完のプロジェクト」を生み出すことで、経済を成長させ、政治を権力化してきています。
ドラッカーの「顧客の創造」が経営の基本などと言っている、経営学者もいますが、そういう発想の人にとっては、辺野古は永遠に続く顧客創造装置とも言えます。
そろそろ「顧客の創造」が経営だなどという成長主義、金銭主義から抜け出せないものか。
未完を求める経済成長主義は、未来永劫続けられるわけでもありません。

最近、玉城知事に毎朝、エールを送っています。
沖縄がどうなっていくのかで、日本の未来が決まるような気がします。
岸田さんに、玉城さんの半分でも国民(住民)の声を聞く力、いや気持ちがあればいいのですが。

 

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2023/08/24

■戦争はなぜ起こるのか

最近、さすがにウクライナ戦争に関する報道も静かになり、好戦的な状況づくりの報道も鎮まったようで安堵しています。
まあ日本の国家予算の防衛費の激増も認められたし、原発再稼働の国民合意も取れたので、政府にとっても利用価値が低下したのかもしれません。

私自身は、ウクライナ戦争当初から、その報道姿勢に違和感がありました。
それに、なんでみんなこんなにウクライナを支援するのかも理解できませんでした。
日本の近くにはもっと悲惨な「戦争状況」はあるでしょう。沖縄だって、もっと報道されていい。そこに目を向けずに、何がウクライナだ、とさえ思っていました。

それに、ウクライナで戦い、殺し合っているのは、プーチンでもゼレンスキーでもありません。ロシア人とウクラナイ人です。問題の捉え方になじめなかったのです。

半世紀ほど昔に書かれたアーサー・ケストラーの「ホロン革命」という本があります。
ケストラーは、いろいろな歴史を検討して、「人類の苦悩はその過剰な〈攻撃性〉にあるのではなく、そのなみはずれた狂信的〈献身〉にある」という結論にたどり着く。
そしてこう書いています。

歴史にざっと目を通せばわかることだが、人間の悲劇のなかでも動機が利己的な個人規模の犯罪など、部族、国家、王朝、教派、政治的イデオロギーヘの没我的忠誠心のなかで虐殺された人びとに比べれば、きわめてささいだ。問題は〈没我的〉だ。ごく少数の金目当ての傭兵やサディストを除けば、戦争は個人の利益からではなく、王、国家、大義への忠誠心と献身からおきている。

戦争は憎しみや対立からではなく、愛や共感から起こる。
私には意外な結論でしたが、考えてみると納得できます。

ウクライナの人たちもロシアの人たちも、相手の人たちへの憎悪や敵対心から殺し合いを始めたわけではない。
殺し合いを始めたために、憎悪や敵対心が生まれてしまったのです。
そこを見誤ってはいけません。

ではなぜ殺し合いにまでつながる戦いを始めたのか。
それは国に対する忠誠心や一体感からでしょう。あるいは隷属意識。
しかしそこには大きな勘違いがあります。
政府は国ではないのです。
いやそもそも国とは何か、です。
そんな基本的なことさえ考えようとしなくなっている国民の行く末は見えています。

戦争を回避したいのであれば、向かうべき敵が間違っている。
ウクライナの人たちは、そしてロシアの人たちも、さらには日本の人たちも、戦うべき相手は、自国の政府なのです。銃の向け先が間違っている。

もし戦争を避けたいのであれば、政治のパラダイムを変えなければいけません。

 

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2023/06/02

■「歴史の逆流」(朝日新書)をお勧めします

最近ちょっと心身ともに疲れています。
そこから抜けるために先週は京都や奈良を歩いてきたのですが、いささか中途半端だったようです。今頃サンチャゴを歩いている鈴木さんのようにせめて1か月くらいは、世俗から抜け出ないといけないのかもしれません。

まあそれはそれとして、今日は雨だし、ゆっくりしようと思っていたのですが、また本を読みだしてしまいました。
これがまた面白い、というか、刺激的で、読んだだけではなく、何かをしなければという気が起こってきてしまいました。困ったものです。

読んだ本は、朝日新書の「歴史の逆転」です。
長谷部恭男さんと杉田敦さんと加藤陽子さんの鼎談です。
あとがきで、加藤さんが書いていますが、3人が「歴史の逆流」という書名に込めた思いは、「たがが外れた時代の潮流、侵略・暴力の時代の流れに抗ってゆくための学知を詰め込んだ包括的パッケージ」だそうです。
憲法学、政治学、歴史学からの 3人の話し合いは、私情もこもった発言もあって、とても人間的で共感が持てます。

ぜひ多くの人に読んでほしいと思いますが、湯島でもこれをテキストに、毎月、いまの政治を話し合うサロンを開催しようかと思います。残念ながら3人とも私は面識もないので、来てもらうわけにはいきませんが、本書には3人の思いがこもったメッセージがいろいろと読み取れます。

もしこの本を読んで、そういうサロンを一緒にやりたいという方が2人出てきたら、実行しようと思います。
というわけで、ともかく本書を読んでみてください。
そして、一緒にやろうという方がいたら、ぜひご連絡ください。
茶色の朝シリーズのサロンも、できれば並行させたい気もします。
このまま歴史が進んでいくと、私の来世もあまり楽しいものにはなりそうもありませんので。

でも本当は、こうした話し合いの場づくりは疲れますので、気持ちの半分はやろうという人が出なければいいなと思っているのが正直のところ
です。さてさてどうなりますか。

 

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2023/05/03

■日本国憲法は誰が誰のためにつくったのか

今日は憲法記念日です。

毎年、憲法記念日には、日本国憲法の前文を読むようにしています。
いつもはほとんど忘れている憲法ですが、この時期は毎年、前文を読み、3日前後に湯島で憲法関係のサロンを開催しています。

今年は明日54日に「統治行為論」をテーマに憲法サロンを開催します。
切り口は「統治行為論」ですが、話し合いたいテーマは「日本国憲法は誰が誰のためにつくったのか」ということです。
日本国憲法の制定者と宛先を考えることで、「日本国憲法の意味」を考えたいと思っています。
もう一つは、「憲法と法律と条約(と私の生活)」の関係を整理してみたいと思っています。そしてそもそも「法治国家」とはなにかも考えられればと思っています。

まあこう書くと何やら難しそうですが、湯島のサロンですから、こうしたことを気楽に生活レベルで考えてみようと思っています。
もしお時間があれば、ぜひご参加ください。

気楽な集まりですので、どなたでも歓迎です。

案内は下記にあります。
https://www.facebook.com/events/246904891037474?acontext=%7B%22event_action_history%22%3A[%7B%22mechanism%22%3A%22group_featured_unit%22%2C%22surface%22%3A%22group%22%7D]%2C%22ref_notif_type%22%3Anull%7D

 

 

 

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