カテゴリー「お誘い」の記事

2017/04/23

■リンカーンクラブサロン「税制改革と政治革命の可能性」報告

昨日のリンカーンクラブサロンは、異論が飛び交う大荒れの話し合いになりました。
しかしとても平和裏に進んだのでご心配なく。
異論をぶつけ合うことこそ、民主主義の原点なのです。

テーマは「税制改革と政治改革」でしたが、あまりに大きなテーマなうえに話が大きな話から入ったために、話題が広がりすぎてしまった感があります。
政治の問題には関心があるが、リンカーンクラブサロンはちょっと敷居が高いといっていた、自称「ただの主婦」の方も初めて参加してくださいましたが、議論が飛び交う雰囲気にちょっと戸惑ったかもしれません。
でも次の予定があるにもかかわらず、結局最後まで残ってくれました。
初参加のおふたりの女性は、話し手の武田さんが異論をすべて寛容に受け止めてくれることに感心していました。
あまりに話が広がったので、武田さんの「妙案」がしっかりと議論されなかったのが残念ですが、武田さんの「妙案」は、改めて雑誌に掲載されますので、ご関心のある方にはPDFを送ります。
リンカーンクラブのホームページにも掲載します。

ちなみに、参加者から「税制がらみでの企業の海外流出」や「ベーシックインカム」の問題も提起されましたが、深掘りまで至りませんでした。
私の責任です。
初参加の方が4人もいて、しかも3人は女性でしたので、もう少し柔らかな運営をできればよかったのですが、前半の話し合いは参加しにくかったかもしれません。
私にとっては大いに反省の残るサロンでしたが、終了後もみんなそれぞれに話していて、私はなかなか帰れませんでしたので、まあそれはそれでいいサロンだったということにさせてもらいましょう。
いろんな人が、ちょっと政治につながるような話し合いの場がもっともっと増えていけばいいなと思います。

今回も参加者のお一人が取り組んでいる「主権者教育」の話が出ましたが、
次回は、5月6日に「教育勅語」を読むサロンです。
これはまさに「主権者教育」にもつながるテーマです。
多くの人に参加していただきたいと思っています。

Lc20170422


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2017/04/17

■カフェサロン「教育勅語を読んでみよう」のご案内

「教育勅語」が時々話題になっていますが、みなさんは読んだことはあるでしょうか。
短いものですが、文体の古さもあって、きちんと読んだことのある人は少ないかもしれません。
そこで、一度、みんなで「教育勅語」を読んで、話し合うサロンを開催することにしました。
併せて、平成18年に改正された教育基本法も読んでみたいと思います。

私は、教育が社会のあり方を方向づけていく基本だと思っています。
平成18年は、日本の曲がり角だったのではないかと考えています。
しかし、ほとんどの人が「教育基本法」を読んでいないでしょう。
ましてや、「教育勅語」を読んでいる人はいるか。

ぜひいろんな立場の人と一緒に、教育勅語を読んでみたいと思っています。

どんな話し合いになるかわかりませんが、よかったらご参加ください。
周りに関心をお持ちの方がいたら、ぜひお誘いください。
「教育勅語」支持者の参加も、もちろん大歓迎です。
さまざまな意見が自由に語り合える。
それが湯島の方針ですから。

〇日時:2017年5月6日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「教育勅語と改正教育基本法を読む」
*参加申込者には、教育勅語と改正教育基本法の条文をPDFで送らせてもらいますので、できれば事前にざっとでもいいですので読んでおいてください。
〇参加費:500円
○参加申込み:qzy00757@nifty.com

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2017/04/14

■カフェサロン「沖縄が失ってしまったもの、失いつつあるもの」のご案内

沖縄をテーマにしたサロンは、これまでも何回かやりましたが、今回はちょっと違った視点からのサロンです。
話題提供してくださるのは、編集者として沖縄関係の本をたくさん出版してきた編集者の平井かおるさんです。
最初に手掛けた本が、「沖縄オバァ烈伝」(双葉社2000年)。
この本が、あの有名な朝ドラ「ちゅらさん」誕生のきっかけになったと、脚本家の岡田恵和さんは本書のあとがきに書いています。
以来、平井さんは20冊を超える沖縄関係本の出版に関わってきています。

沖縄の生活文化と長年付き合ってきた平井さんが、この10年の沖縄の変化を、たぶん「オバァたち」を切り口に話してくれると思います。
基地問題を切り口にしたサロンは何回かやりましたが、今回はもっと深層に関わる話です。
それはたぶん私たちの生き方にも、どこかでつながっていくはずです。
そして、私たちが「失いつつあるもの」にも気づかせてもらえるかもしれません。
面白いけれど、ちょっと苦味もあるサロンになりそうです。
オバァが切り口なので、内地のオバァ(予備軍)たちの参加も大歓迎です。
社会をつくっていくのは、オバァ、いや女性たちですから(これは私の偏見ですが)。

おまけとして、沖縄に伝わるクガニコトバ(黄金言葉=金言)も教えてくれるそうです。
平井さんによれば、クガニコトバも、その伝え手のオバァが壊滅状態になりつつある今、「失われつつあるもの」のひとつになっているということです。

さてどんなサロンになるか、とても楽しみです。
みなさんのご参加をお待ちします。

〇日時:2017年5月13日(土曜日)午後1時半~3時半
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「沖縄が失ってしまったもの、失いつつあるもの~一編集者がみた沖縄の10年」
〇話題提供者:平井かおるさん(沖縄オバァも友達のウーマク編集者)
〇参加費:500円
○参加申込み:qzy00757@nifty.com

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■まちづくりフォーラムで話をされませんか?

まちづくり編集会議準備会では、まちづくりフォーラムを開催していますが、事務局が企画するよりも、そういう場で話したいという人に話をしてもらった方が、「まちづくり編集会議」の主旨に合うことに気づきました。

20~30人ほどのフォーラムで、まちづくりに関心を持っている人たちが集まって、話し合うのが、私たちが考えている「まちづくりフォーラム」です。
まちづくりに取り組んでいる人や取り組もうとしている人に、そういう場で、問題提起や呼びかけをしてもらい、参加者がワークショップ風に話し合い、話した人も参加者も、そこから具体的なヒントを得たり、新しい活動につなげたりしていくことができないかと考えています。
事務局は、そうした場づくりをしていくというわけです。

ゲストによる講演会ではなく、参加者が一緒になって課題解決や新しいプロジェクトを起こしていくような、そんな共創型のフォーラムを育てていけないかと思います。
ぜひ何か話したい、呼びかけたい、問題解決のヒントを得たいという人がいたら、ご連絡ください。
一緒に、どういうフォーラムの場をつくったらいいかを相談しながら、共創型フォーラムを実現していきたいと思います。
ぜひ話したいという方がいたら、次にご連絡ください。
info@machiedit.com

よろしくお願いいたします。

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2017/04/13

■認知症予防ゲーム実践者交流会の報告


認知症予防ゲーム実践者交流会は10人を超す人が参加してくれました。
前回湯島でサロンをやったパズル療法士の細田さんなど、まだゲーム体験のない男性も3人参加してくれました。
実践している人たちは、ゲーム実践力はどんどん進化していきますが、それに伴い、目的が手段化していく傾向もあります。
大切なのはゲームを広げることではなく、ゲームを活かすことです。

これは認知症予防ゲームに限った話ではなく、さまざまな分野のNPO活動やボランティア活動に関わらせていただいていて、強く感ずることです。
私がさまざまなNPOに、余計なお世話的に関わらせてもらっているのは、そうした点で少しはお役にたてるかもしれないと考えているからです。

参加者のひとりが、「認知症予防」というと、何か「認知症」が悪いもので、避けなければいけないもののように聞こえるが、認知症は(生活習慣病のように)悪いものなのだろうかと発言されました。
私もずっと気になっていたことです。
これもNPOやボランティア活動でよく感ずることですが、言葉はとても微妙です。
以前、「自殺のない社会づくりネットワーク」を立ち上げた時に、自死遺族の人から「自殺した父が責められているように感ずる」といわれました。
言葉は、当事者の視点になって考えないといけないと教えられたのです。

考え方として「認知症予防ゲーム」は良いとして、しかしゲームに「認知症予防」という表現は再考する必要があるかもしれません。
それに、「みんなの認知症予防ゲーム」は、認知症予防だけに効果があるわけではありません。
もっと大きな効果があり、実際にもいろんな成果を上げてきています。
蛇足ですが、私は「認知症予防ゲーム」ではなく「認知症支援ゲーム」はどうだろうと提案してみました。
とても「受けました」が、冗談で終わりました。
でも、「認知症予防社会」よりは「認知症支援社会」のほうが、いつか認知症といわれるだろう私には、暮らしやすそうです。

参加者からそれぞれの活動の紹介がありましたが、やはり横から関わらせてもらっている立場から言えば、情報交換や一緒に何かを創りだしていこうという仕組みが相変わらずできていないような気がしました。
みんながバラバラにやっていては、大きなうねりにはなっていかないのではないかという指摘もありました。
またゲームの名称も、いつものように話題になりました。
「みんなの認知症予防ゲーム」では特徴が表現できず、伝播力がないというのです。

問題点はほぼみんなわかっているのですが、その解決がなかなか進まない。
やはりここは、ある意味での組織化が必要なのでしょうが、問題はだれがやるかです。
次回は何らかの形で動きだせればと思います。

話し合いが一段落したところで、細田さんにパズルセッションをやってもらいました。
細田さん開発のパズルを購入して、自分の活動にも取り入れたいという人やこれを広げる方法を考えたいという人など、そういう話になると一挙ににぎやかになります。

そして最後に、このゲームを体験したことのない3人の人が参加していましたので、ちょっとだけ体験してもらいました。

話し合いの内容はあまり報告できていませんが、みなさんの話を聞いていて、私が果たすべき役割が少し見えてきました。
今回で、この交流会も終わりにしようかと考えていましたが、むしろ発展させようかと思い出しました。
どなたか事務局的な役割を一緒にやってもいいという方がいたら、ご連絡ください。
よろしくお願いします。
また、夏か秋にでも、高林さんにも来てもらって、ゆるやかなネットワークのキックオフも考えたいと思います。

認知症支援社会の実現のために。

Ninchi201704


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2017/04/09

■「みんカフエ・新潟」のご案内

湯島の「みんなのゆるーいカフェ」(略称みんカフェ)は、最近、ちょっと開催していないのですが、新潟や千葉などでは継続して開催されています。
私は、なかなか参加できないのですが、4月の「みんカフエ・新潟」に1年ぶりに参加させてもらう予定です。
案内は、新潟のみんカフェネットワークでは流れていますが、そのネットワークに参加していない人で、もし参加してみようという方がいたらと思い、ここでもご案内させてもらうことにしました。

話し合いの場は、どうしても回数を重ねるとマンネリ化する恐れがありますし、メンバーも固定化していく恐れもあります。
「みんカフエ・新潟」も、1年を経過して、いろいろと問題点も見えてきたようです。
そうしたことを踏まえて、幹事役の金田さんは、だれでもがホッとできるような、みんなの「居場所」として、もっといろんな人に参加してもらうようにするにはどうしたらいいか、に関しても、今回は話し合いたいとお考えのようです。
その意味でも、新しいメンバーを歓迎したいと言っています。
とても気楽な会ですので、新潟在住でお時間が許す方がいたら、ぜひご参加ください。

私も会場でみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

〇日時:平成29年4月20日(木) 午後1時30分~3時30分
〇場所:新潟市中央公民館(中央区礎町通3ノ町)
https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/shisetsu/manabi/kouminkan/chuo.html
〇会費:500円
〇問合せ先:金田さん(025-224-2088)
*私の連絡くださってもいいです。

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■カフェサロン「二宮金次郎(尊徳)の実像から見えてくるもの」報告

昨日の二宮尊徳サロンは、実に刺激的でした。
15人が参加しました。

露木さんの思いは、レジメにこう書かれています。

戦前に置いて二宮金次郎は、刻苦勉励の金次郎少年のイメージのみを国家によって抽出された理想の国民増に祭り上げられた。 再び見直されつつある二宮金次郎に再び同じ役割を担わせてはならない。 いまこそ必要なことは二宮金次郎の実像を知り現代に活かせる手がかりを探ること。

そして、露木さんは、二宮金次郎の遺書の言葉から、二宮金次郎が後世に残したかったことを読み解いていきます。
この部分は、「謎解き」のような面白さがあり、露木さんの発見に思い切りひき込まれてしまいました。
露木さんは、荻生徂徠や丸山眞男の論考などを紹介しながら、「人道は作為である」という、尊徳の思想の根本を紹介し、単なる道徳家ではなく、社会を変革していく実践者だった二宮金次郎の姿を浮き彫りにしていきます。
そして、金次郎が後世に残したかったことは、「俺は厳しい時代にいろいろとやってきた、そのやってきたことをきちんと学んでほしい、大切なことはやったかどうかだ」という実践の勧めではないか、と言います。
そのためには、尊徳の弟子が書いた書物ではなく、金次郎が残した分度や仕法のメモを、きちんと学ぶことが大切だ。
そして、地方創生が叫ばれているいまこそ、二宮金次郎の実像から学び、それを応用していくべきではないか、と露木さんは呼びかけました。

露木さんの呼びかけに説得力があるのは、露木さん自身が開成町で町長として、それを実行してきたことがあるからです。
露木さんは、こう呼びかけました。
まずは市町村レベルで社会を変えていく。
それが各地に伝播して国が変わっていく。
草の根からの社会革命です。

二宮金次郎は、農村のリーダーたちにそうした実践を強く求め、そのために分度や仕法の考え方やノウハウを提供してきたわけです。
しかし、そうした報徳思想は広がったにもかかわらず、残念ながら実際に社会を変えるとこにまではなかなかたどりつきませんでした。
その理由は、社会の支配層が、それを妨げたからです。
こうした状況は、いまの日本社会にも当てはまるような気がします。
そうした状況を打破していくためにも、露木さんは改めて二宮金次郎から学べと呼びかけているわけです。

ささやかにこれまで各地の「まちそだて活動」にも関わらせてもらってきた私も、そう思います。
社会は現場から変わっていきます。
そして各地ではいつもさまざまな変革活動が取り組まれている。
しかし、それがどうもつながっていかず、また持続も難しい。
そこをどうしていくかが、課題かもしれません。

露木さんは、他にもたくさんの示唆を与えてくれました。
私が興味を持ったのは、沖縄にある二宮金次郎像の話です。
これはまた別の意味で、これからの日本を考えていく上での大きなヒントを与えてくれるように思います。
5月27日に、開成町でわらび座によるミュージカル「KINJIRO!本当は面白い二宮金次郎」の公演の紹介もありました。
サイトをご紹介します。
また開成町に最近開所した、あしがり郷瀬戸屋敷「みんなの我が家」でサロンをやったらというお誘いもありました。
湯島サロンも、時にはどこかに出かけてのサロンも面白いかもしれません。

話し合いで出た話題も紹介したいのですが、長くなってしまいましたので、それはまたこのシリーズのサロンで深めていければと思います。

道徳家としての二宮金次郎ではない、社会革命実践者としての二宮金次郎に触れて、それぞれいろいろと気づきのあったサロンになりました。
露木さん
ありがとうございました。


Tuyuki20160408


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2017/04/03

■コムケアサロン「生活の視点からの看取りを考える」のご案内

「看取りシリーズ」サロンの3回目は、「生活の視点からの看取りを考える」というテーマで、社会福祉士の小畑万里さんに話題提供してもらうことにしました。
「看取り」という言葉から、おそらく「自分とはあまり関係ないな」と思う人も多いと思いますが、「看取り」という視点から生活を考えていくといろんな話題が出てきます。
また、言うまでもないことですが、看取り(看取られ)は誰にとっても無縁のことではありません。
若い人も含めて、さまざまな人に参加していただきたいと思っています。

小畑万里さんは、NPO法人ハーモニー虹代表として実践活動に取り組みながら、大学でも実践教育に携わり、いのちと死に向き合う支援をテーマにした「地域・施設で死を看取る時」(明石書店)という著書も出されています。

今回は、そうした実践と教育を踏まえて、生活の中での看取りを効果的に活かしていくために、看取りを支える医療(訪問診療、訪問看護)との連携、家族の役割・立ち位置などを問題提供してくださる予定ですが、参加者のみなさんの関心に応じて、そこから、住まい方や家族のあり方、さらにはコミュニティのあり方などにも話題が広がるかもしれません。

ぜひ多くの人たちに参加していただきたいと思っています。
まわりの人たちにもご案内いただければうれしいです。
きっとたくさんの気づきをもらえるサロンになると思います。
高齢者に限らず、若い世代の参加も大歓迎です。

●日時:2017年4月29日(土曜日)午後1時半~4時
●場所:湯島コムケアセンター
http://cws.c.ooco.jp/cccentermap.pdf
●テーマ:「生活の視点からの看取りを考える」
●話題提供者:小畑万里さん(NPO法人ハーモニー虹代表)
●参加費:500円
○参加申込み:comcare@nifty.com

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2017/03/25

■まちづくりサロン「保育力を活かしたまちづくり」の報告

まちづくりサロンでは、いろいろな視点から「まちづくり」を考えることにしていますが、今回は「保育力研究所」の若い2人の保育士(酒井玲奈さん・片野奈保子さん)をゲストに、「保育」という視点で「まちづくり」を考えてみました。

「保育力研究所」の母体は、「キッチン図鑑」活動ですが、これは今回話してくれたおふたりが、保育所を飛び出して1年間、墨田区を中心に活動してきた「社会実験」から生まれた組織です。
活動の内容はホームページをご覧ください。
http://kitchenzukan.net/

「保育力」という言葉に違和感を持つ人がいるかもしれませんが、要は「子どもが豊かに育ちやすいまちにしていきたい」というのが、おふたりの思いです。
保育力は保育士だけのものではないのです。
昨日も話題になりましたが、そもそも、まち(地域社会)とは子どもたちを育てる場でもありました。
しかし、保育所ができたことで、なぜか保育は保育所の仕事になってしまい、地域社会の子育て機能は失われてきています。
子育てがなくなれば、親も育ちません。
さらに昨今は、「保育園落ちた!日本死ね」などという言葉も話題になるほどです。
こうした「専門家」にお任せする風潮への懸念は、保育に限らず、高齢者介護においても感じられます。
私が改めて、「まちづくり」を考え直していきたいと思う理由は、そこにあります。

サロンは、まずおふたりのライフストーリーから始まりました。
2人が、なぜこのテーマに行きついたのかが、とてもよく伝わってきました。
その生活体験の中から行きついたテーマなので、たぶんこれほど頑張れるのでしょう。
そして仲間も広がってきているのでしょう。
それがよくわかりました。

話は、いつものように拡散しながら、進みました。
たとえば、そもそも専門性を保証する「資格」とはいったい何なのか。
子育てに関して、個別問題ではなく、もっと長期的な視点で相談できる人がいなくなっている。
フードバンクや子ども食堂の問題点。
活動を始めるといろんな人がいろんなものを提供してくれる。
社会活動にとっての「場所」の効用と商店街の現実。
そういえば、図書館の話も出ました。

これだけだとなんのことかわかりにくいですが、いずれも社会のあり方や私たちの生き方につながる問題です。
社会における「善意」がうまくかみ合わさっていない実態も話題になりました。
たまたま宮城から東京に来ていた方が参加して、宮城でのお話も少ししてくださいました。

子育てのために会社を辞めた経験のある男性は、子育ての幸せと子どもからの学びに関しても語ってくれました。
保育とは、子どもが育つだけではなく親も育って、社会が豊かになっていくことなのでしょう。
「子どもが豊かに育ちやすいまち」は、高齢者も含めて、みんなが暮らしやすいまちなのではないかと、改めて思いました。
「子はかすがい」と言われますが、子どもは夫婦をつなぐだけではなく、地域の人をつなげる存在でもあるのです。

東京新聞の記者の方も参加されたほか、サロンには初参加の方とサロンの常連の方も参加されました。
参加者が少なかったおかげで、話がいつも以上に拡散しましたが、またいろんな視点に気づかされたサロンでした。

保育力研究所は今年から本格的に活動を始めます。
いま活動拠点を探していますが、もし墨田区で場所を提供してくれる人がいたら応援してください。
子どもたちが豊かに育つまちが広がっていけば、保育園騒動もなくなるでしょう。
1年後にまたサロンをやってもらいたいなと思っています。

20190325


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2017/03/23

■カフェサロン「コスタリカのマイクロミル革命から学ぶこと」報告

昨日もまた刺激的なサロンでした。
コスタリカを訪問してきた熊本の宮田喜代志さん(熊本地域協働システム研究所所長)に、コスタリカではじまっている「マイクロミル革命」を切り口に、さまざまな話を聞かせてもらいました。
コスタリカのコーヒーのファンの方も参加してくれました。

コスタリカといえば、軍隊のない国として有名ですが、治安のいい観光立国の国です。
コーヒーはコスタリカの基幹産業の一つですが、宮田さんがとてもおいしいコーヒーだというように、高品質で人気の高いコーヒーです。
今回も、宮田さんからいただいたコスタリカのコーヒーを愉しませてもらいました。

コスタリカのコーヒーは200年の歴史がありますが、大量生産型の産業化の中に飲み込まれ、生産者の多くはコーヒーの実(コーヒーチェリー)のまま大量処理する農協や企業に販売しているため、実際に汗している生産者の手にはあまり利益は残らない構造(これが最近の経済システムの実態です)になってきています。
そうした経済システムのなかでは、収穫後そのまま天日で乾燥させる手間暇かかるナチュラルコーヒーや標高の高い小規模の農園の生産者は、さらに不利な状況に置かれていました。
そうした状況のなかから、生産者自身(家族やグループ)で、小規模なミルを作り、栽培から乾燥まで一貫して、高品質なコーヒーを高い価格で売ろうという「マイクロミル」という動きが今世紀に入って広がりだしたのだそうです。
そうした動きを可能にしたのは、市場の変化もありますが、IT技術によって、消費者と生産者を直接結びつける仕組みが生まれたことが大きな要因でしょう。
実際に、日本でも最近はコスタリカ・コーヒーの愛好者は増えているようですし、函館でコスタリカのコーヒーを輸入販売している田中さんはコスタリカに農園をお持ちだそうです。
今回、宮田さんは、その田中さんの農園も訪ねて来られました。
消費者の好みに対応できるような、ブランディング化も進んでいるように思いました。
そういえば、宮田さんは、コスタリカではありませんが、ブラジルの「すずきさんちのコーヒー」をブランド化して輸入販売していますが、これもまたとてもおいしいので、ファンは多いでしょう。
「すずきさんちのコーヒー」がブランド化されるほどに、今や世界中の小さな需要を束ねる、いわゆる「ロングテイル戦略」が可能になってきているのです。

私の好みで長々と書いてしまいましたが、私はこうした動きに、世界の経済の大きな流れが反転する兆しを感じています。
経済は、これから大きく変わっていくでしょうが、多くの日本の大企業は私にはそうした動きとは真逆な方向に向かっていますから、ますます低迷していくでしょう。

ところで、昨日のサロンですが、珈琲の話からコスタリカの話はもちろんですが、フェアトレードや食料自給率の話、さらには「働き方」や「障がい者の生きづらさ」の話にまで広がり、とても刺激的なサロンになりました。
もっと聞きたいことがたくさんあったのですが、気がついたら予定の時間を大幅に過ぎてしまっていました。

宮田さんは参加者へのお土産に、熊本復興珈琲ドリップパック(コスタリカ・コーヒー)と熊本産の有機の柚子胡椒をお土産にくれました。
http://www.natural.coffee/items/3250909
湯島のサロンは、話に来てくれた人まで会費を払い、お土産までくれる不思議なサロンです。

宮田さん、
新たに参加してくださった4人のみなさん、ありがとうございました。

Miyata20170322


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