■第31回万葉集サロン「万葉集で一番長くて壮大な歌」のご案内
今回は久しぶりに柿本人麿に戻ります。
採り上げるのは、万葉集で最も長いとされている、「高市皇子尊城上殯宮之時柿本朝臣人麿作歌一首併短歌」(巻二、199~201)。壬申の乱で大活躍した高市皇子の殯宮で柿本人麿が詠んだ挽歌です。
140句を超える長さ、壬申の乱の戦闘場面を歌った壮大さ。升田さんは万葉集最長で最大の歌だと言います。
叙事詩(長歌)と抒情詩(短歌)からなっていますので、人麿の人柄や生き方も見えてくる。しかも壬申の乱という波乱万丈の時代を生きた高市皇子に寄せて人麿が詠んだ挽歌をもとに、神の領域と人の領域が絡み合う世界を読み解いていこうというわけです。
升田さんご自身も、どんな方向に話が飛んでいくか、わからないそうですが、万葉集にこんな歌があるんだということを知るだけでも、きっと参加者はワクワクするだろうと言います。
どんな話になるのか、楽しみですが、いつも以上に、今回はじっくりと読み解いてくれそうです。
ただ時代が時代なだけに、壬申の乱を巡る人間ドラマに話が行ってしまうかもしれません。
どんな質問も許される気楽なサロンです。
万葉集など読んだこともない人もどうぞ気楽にご参加ください。
〇テーマ:「万葉集で一番長くて壮大な歌」
〇日時:2023年12月17日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:升田淑子さん(万葉集大好き研究者/元昭和女子大学教授)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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