■節子への挽歌5791:兄への報告
節子
前立腺がんへの対応をどうするのか、兄がうるさいので、一応、これまでの経過とこれからの考えをきちんと話そうと思い、一緒に食事をすることにします。
またけんかになると悪いので、ユカにも同席を頼みました。
兄は早く手術をしろとうるさいのです。
自分はいろんな癌体験があるので、何もしない私が気になるのでしょう。
兄は近代西洋医学をほぼ信頼していて、コロナワクチンもきちんと打っています。
私よりも高齢ですが、いまもまだ健康で、ボランティア活動も熱心です。
だから私よりもたぶん経験も知識も、実績もあるという思いが強いのでしょう。
今回は一応、これまでの経緯をきちんと話し、これからの考えも伝え、w他紙の思うようにやるので心配は不要と言いました。
まあ幸いに異議申し立てはなく、話は平穏に終わりました。
でも価値観や何晏が得方の違いを、改めて感じました。
兄弟なのに、どうしてこうも考えは違うものなのでしょうか。
前立腺癌になったおかげで、友人知人の考えもいろいろと伝わってきます。
それが実に面白いのですが、それへの対処の仕方は、実にまた悩ましい。
まあしかし、いずれにしろ兄が理解してくれたので、ちょっと安心です。
でも本当に理解してくれたかどうかはわかりませんが。
兄弟ほど、理解し合うのが難しい関係はありませんから。
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